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リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第13話

1 :名無し募集中。。。:2008/08/01(金) 19:56:00.60 0
<一体、何処に行くって言うんだ
   _, ,_
川*’ー’)<<胸の高鳴る方へ

前スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第12話
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1216453335/

まとめサイト
 PC:http://resonant.pockydiary.net/index.html
携帯:http://resonant.pockydiary.net/index.cgi

掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/

テンプレ>>2-16ぐらいまで

779 :名無し募集中。。。:2008/08/15(金) 21:18:22.42 0
ジュンジュンは小指一本で曲げるよ

780 :名無し募集中。。。:2008/08/15(金) 22:04:21.29 0
道路標識とかも曲げそう

781 :名無し募集中。。。:2008/08/15(金) 22:24:28.87 0
深夜にでも保全作あげたいなホゼナント

782 :名無し募集中。。。:2008/08/15(金) 23:00:57.42 0
    (  (  (  )
     . -‐ ) ‐- .
    .´,.::::;;:... . . _  `.
    i ヾ:;_川*’ー’)|
    l    ̄ ̄...:;:彡|
    }  . . ...::::;:;;;;;彡{  リゾナン茶に入ったよー
    i   . . ...:::;;;;;彡|
    }   . .....:::;::;:;;;;彡{
    !,    . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::.......
    ト ,  . ....,:;:;:=:彳:::::::::::::::::::::::::::..
     ヽ、.. .......::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::

783 :名無し募集中。。。:2008/08/15(金) 23:04:31.30 0
このスレ初めて来たんだがとりあえず過去スレ1から見ようと思うんだが
janeでどうやって見ればいいのか教えてくれ

784 :名無し募集中。。。:2008/08/15(金) 23:06:44.01 0
>>783
9スレ以降はジェーンでも見れるぞwww
何故か8スレ以前は見れないけどw

785 :名無し募集中。。。 :2008/08/15(金) 23:06:50.45 0
まとめサイトにログあるぞ

786 :名無し募集中。。。:2008/08/15(金) 23:07:31.79 0
>>783
とりあえずまとめサイトに行く
そこにあるdatファイルをlogフォルダへ保存

janeで見るならそんな感じではないでしょうか

787 :名無し募集中。。。:2008/08/15(金) 23:42:52.42 O
ホゼナント

788 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 00:12:50.08 0
>>781ことないやいです今晩1時くらいに1本話を投下したいと思います
まとめサイトにあるhttp://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=113及びその後編を読むと分かりやすいです
注意事項は下記の通り

・標準的な長さ
・こんなのこはみつじゃないやい
・キャラの気持ちにシンクロすると泣ける系

以上になります1時までしばしお待ち下さい

789 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 00:17:39.90 0
>>788に追記
もう一つhttp://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=235 『スカート穿いた王子様』も見ておいて貰えると助かります

790 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 00:34:28.58 0
>>786
logフォルダへ保存ってどうやるの?

791 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 00:53:52.63 0
>>790
datファイルを右クリック保存→保存先を「Janeをインストールしたフォルダ\Logs\2ch\雑談系2\モ娘(狼)」

792 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:00:50.66 0
「お疲れ様でしたー。」


時刻は午後11時過ぎ、ようやく撮影の仕事を終えた小春は帰途につく。
労働基準法?何それ食べれるのと言いたくなるくらい、朝からみっちりと撮影づくしだった小春。
今日はまだ楽な方だったとは言え、高校生活に加えて不定期にダークネスとの戦闘もある状態。
疲労が溜まってきているのは自覚してるものの、そう簡単に休みが貰えるなら苦労はなかった。

幸い、今日で撮影の方は一段落ついた。
明日からは一週間、普通の女子高校生としての生活。
少しは睡眠時間が増やせそうだなと、スケジュール帳を片手に小春は苦笑いする。
リゾナントへ数日ぶりに顔を出すこともこれなら可能だ。

小春の脳裏に過ぎる、皆の笑顔。
前だったら、こうして疲れた時に誰かの笑顔を思い出すなんてことはなかった。
睡眠時間が増えることだけが嬉しくて、誰かのことを考える余裕なんてなかった日々。

あの時、拾ってきた子猫…ミーの存在がなかったら、今頃は皆とやはり上手くやれていなかったんだろうか。
たらればの仮定に意味はないと分かっていても、ふとそんなことを考えてしまう。

少しは変わってきたつもりだけど、一人で居るとネガティブな面が出てくるのは。
やはり、皆に会えないと寂しいと思うようになったからだと自嘲する。
それはけして悪いことでも何でもないと分かっていても、何だか自分が弱くなったような気がして。


「待たせてごめん、助けにきたよ、お姫様…か」


先日、愛佳が戦いに巻き込まれた時のことを思い出し、ため息をつく小春。
王子様気取りで格好つけたこと言っても、自分は結局王子様でも何でもない。
強くて格好いい自分でいたいと思うから、格好つけたことを言って強がってみても。
結局、こうして一人になると弱い自分が顔を出す。

793 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:01:58.27 0
今日の撮影は、何とかこの時間に終えることが出来たということだけが唯一の救いだった。
日頃の疲れが解消しきれていないせいか、アクションシーンでミスを連発し。
何とかアクションシーンを切り抜けても、台詞が抜けてしまって結局NGを連発で出してしまった。

必死に気持ちを立て直して、ようやく最後のカットを撮り終えた時。
監督や他のスタッフのお疲れ様という言葉が、やっと終わりかよいい加減にしろよって言っているように思えて。
泣き出したいのを堪えて、必死にお疲れ様ですと言い返した。

仕事場で泣くのだけは嫌だった。
ましてや、それは誰かのせいじゃなくて不甲斐ない自分が悪いのだから絶対にここでは涙を見せたくない。
そんなことこれっぽっちも思っていないのに、泣けば許して貰えると思ってると思われるのが嫌だから。

マネージャーの話なんて殆ど聞こえていなかった。
話しかけてくる声に、スケジュール通りでいいんですよねと言葉を返して。
送っていくという声を無視して、タクシーに身を滑り込ませた。


(あー、メール送っておこう)


携帯を取り出して、素早くマネージャーに謝りのメールを入れる。
さすがに、今電話で直接話は出来そうもなかったから。
明日にでも、改めて電話で謝ろう。
そうやって、無理矢理にでも気分を切り替えていないと崩れ落ちていきそうだった。

やがて、タクシーは小春のマンションに程近い路地に差し掛かり。
ここでいいですと言って、タクシーのクーポン券を渡して小春はお釣りを受け取ることなく降りた。
時刻はもう午前0時を過ぎた、明日から高校へ行くとなるとグズグズはしていられない。

エントランスを抜け、住民専用の出入り口を解錠し。
小春はエレベーターで最上階を目指す。

794 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:03:05.10 0
事務所があてがってくれた、アクセスの便利な立地にある高級賃貸マンション。
そこの最上階の角部屋、そこがまだ15歳という年齢の小春には不相応のお城だった。
1人で住むには広すぎて、使っていない部屋もある。

部屋に入り、電気を点けて。
その場に倒れ込んでしまいたい衝動を堪え、小春は明日の準備に取りかかる。
友達と呼べるかは分からないが、級友の1人に明日の時間割を問うメールを送り。
その間にお風呂のお湯を貯めにお風呂場に行ったり、まだ両手の数程しか着ていない制服を準備し。

そうこうしているうちに返ってきたメールを見て、教科書やノートを鞄に詰め。
高校へ行く準備が出来たのと同時に、小春は着替えを持ってお風呂場へと向かう。

シャワーを浴び、体を洗い。
湯船に身を浸してようやく小春の口から漏れたのは、安堵のため息ではなく、嗚咽。
疲れが溜まっていたとか、言い訳にはならない。
今日の自分は明らかに最低だった。

思うように動かせない体。
完璧に覚えたはずの台詞が思い出せない。
自分1人で番組を作っているわけではない、だからこそ、迷惑をかけないように頑張らなければならなかったのに。
頑張ろうとすればするほど空回って、余計にミスを連発した。

芸能人としての活動と、ダークネスと戦うリゾナンターの一員であることの両立を許してくれた愛。
前こそ戦闘系能力が使えなかったが、今の小春は戦闘系能力も使えるようになり、立派な戦力の一つである。
全員が戦闘能力を持つわけではないリゾナンター。
いつ戦いが起きるか分からない現状で、戦える人間がこうして自分勝手には動き回れない仕事に就いていていいはずがないのに。

自分の我が儘を聞いてもらっているのに、肝心の仕事で人に迷惑をかけてばかりと知れたら。
内心複雑な想いを抱えながらもいいよと言ってくれた愛や、他の皆にも面目が立たない。
しっかりしないとと想う心とは裏腹に、涙が止まる気配はなかった。

795 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:04:14.99 0
気配が無くとも、この涙を止めないと。
幾ら仕事が入っていないとは言え、泣きはらした目を人に見られるのは辛い。
余計な詮索をされてイライラしたくもないし、ただでさえ芸能人ということで嫌でも人より目立つのだ。
たちまち何で泣きはらした目をして登校したのかと噂になるだろうし、そのことで変な噂が一人歩きでもしたら困る。

お風呂からあがり、腫れてきたまぶたを冷やそうとした小春の耳に届く着信音。
聞いただけで、誰から電話がかかってきたのかが分かって、小春は携帯を取ろうか迷う。
その着信音が途切れて、一瞬ホッとしたものの…また携帯は軽やかに着信音を部屋に響かせる。

―――自分の一番好きな歌を着信音に設定した相手。


ため息をつきながら、小春は携帯を手に取って通話ボタンを押す。


「もしもし?」

『久住さん、こんばんわ…ごめんなさい、夜分遅くに』

「ん、起きてたから別にいいよ」


嘘だった。
本当は、心が乱れている時にこそ一番声を聴きたくない相手。
彼女の前では、強くて格好いい王子様のように振る舞っていたかった。
そうすることを彼女に望まれたわけじゃなくとも。

796 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:05:08.60 0
『…久住さん、回りくどいのは好きじゃないから単刀直入に聞きますわ。
今日、何か嫌なことありましたやろ』

「直球だね、みっつぃーは。
なかったとは言わないけど、それはみっつぃーには直接関係のないことだよ」

『関係ないことなんてない…久住さんだって分かるやろ?
共鳴という絆に結ばれた愛佳達は、嫌でも何を考えてるのか分かる。
特に、愛佳と久住さんは共鳴の相性がええもん同士。
どんなに久住さんが隠したって、愛佳には伝わってくる』

「…ごめん、でも、話したってみっつぃーには分かんないことだし」


早くこの電話を切りたかった。
明日から高校に行かないといけないし、早く眠りたい。
そう言っている心の声が聞こえているはずなのに。
愛佳が折れる気配はなかった。
黙り込んだ不意をつくように、愛佳の声が携帯ごしに聞こえる。


『久住さん、愛佳には久住さんの抱えてるもんがどんだけのものかなんて全然分からん。
でも、これだけは言える。
久住さん、泣かない子供はけして大人なんかじゃないんです。
辛い時には泣いたってええ、だって愛佳達はまだまだ大人になる途中なんやから』

「みっ…つぃー…」

797 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:06:18.33 0
一瞬にして涙は溢れ、小春の白い頬を伝う。
愛佳の言葉は、強がる自分をいとも簡単に撃ち抜いて素の自分の心までも撃ち抜いた。
芸能界という特殊な世界で、嫌でも大人のように振る舞わなければと想ううちに忘れていたこと。
大人ばかりの世界で必死に大人ぶっても、結局自分はまだまだ子供なのだ。

必死に強がって大人のように振る舞ってた小春の心に、素直にその言葉は響いた。
涙なんか見せずにクールに振る舞う必要なんかない。
少なくとも撮影現場を離れた今は、子供らしく涙を流したっていいのだ。

明日人に見られたら面倒だなとか、そんなことを考えて無理矢理自分の中の衝動に蓋をして。
いつの間にか、気の済むまで大声を上げて泣くなんてことは忘れていた。


『そうそう、人間素直が一番。
大人になったら、どんなに泣きたくても我慢せんとあかん場面だって一杯あるんやし。
今のうちだけやで、泣いても誰も何も文句言わんと許してくれるのは』

「…ありがと、みっつぃー」

『ていうか、こっちが敵いませんもん。
ずっと暗い気持ちに蓋をして無理矢理笑われても、愛佳はちっとも嬉しくない。
むしろ気持ちが共鳴して、こっちも辛くなるし。
泣く時は思い切り泣いて…それで気持ちが切り替わるなら安いもんですって。
だから、今日は…明日学校があるとかそんなこと考えんで、泣けばええ。
目が腫れてても、ウサギみたいに真っ赤な目でも久住さんは可愛いんやから』

「うっさい、もう切る!
おやすみ…愛佳」

『え、ちょ、くす』

798 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:07:29.38 0
電源ボタンを押して通話を終了した小春は、してやったりという顔で微笑む。
泣かされてばかりじゃ、癪だから。

しかし、言ったはいいけれど。
こみ上げてくる恥ずかしさに、涙は何処かへ引っ込んでしまった。
それと同時に、暗い気持ちも。

名前を呼んだのはこれが初めてだった。
もう、親友と言ってもいいくらい仲がよくなったと思うのに。
何故か名前を呼ぶことは躊躇われて、いつも呼べずじまいだったから。

多分、まだまだ、先輩達のように信頼関係を築き上げたとは言い難い関係だからかもしれない。
彼女達は当たり前のようにお互いのことを名前で呼び合う。
いつかは、自分もそれが当然であるかのように愛佳のことを名前で呼ぶのだろうか。

それがいつになるかは分からないけれど、その時はきっと。
こんな言い逃げみたいな形じゃなくて、心を込めてその名を呼びたい。

小さく微笑む小春の携帯に届くメール。


『久住さんが元気になってくれてよかった。おやすみなさい。
あ、いつかは愛佳も久住さんのこと小春って言うつもりやから。
その時はちゃんと、返事してや…小春。』


中途半端に敬語の抜けた、関西弁混じりのメール。
そして、メールの語尾に付け足すように書かれた自分の名前に。
まだまだ自分達に名前で呼び合うという行為は早いなと照れ笑いしながら。

799 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:08:34.15 0



「…愛佳のバーカ」


そう呟いて、小春は携帯を畳んでベッドへと向かう。
暗い気分は跡形もなく消え、心に残ったのは温かな気持ち。
心の中で小さく、ありがとうと呟いて。

―――今夜はよく眠れそうだなと思いながら、小春の意識はゆっくりと微睡みへと沈んでいった。

800 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:10:07.65 0
>>792-799
更新は以上になります
いずれはhttp://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=281 の作品に繋がるような繋がらないような
いつかは現実でも名前を呼び合って欲しいなと思いつつ
またもこはみつかよというツッコミは華麗にスルーする上反省はしない

801 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:13:09.74 0
このパソコンをダムに沈めるのは言わば儀式のようなものだ。
実際にはどう処分しても良かった。
重要な部分だけ物理的に破壊されてさえいれば良かったのだから、だからわざわざここに来る必要はなかった。
このパソコンの捨て場所にここを選んだのにも特に理由は無い。
強いて理由を挙げるなら何年か前にれいなと一緒にここにロケに訪れて少し土地勘があったという程度だ。
本当に理由はその程度のことだった。

802 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:32:31.04 0
>>801
続きがあるのかな
それともどこかの誤爆?

803 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 01:33:30.59 0
パソコンをダム湖の湖面に投げ入れた瞬間、この場面を小さい頃に夢で見たような気がした。
月明かりに照らされたダムの周囲は独特な濃い翠色の薄暗さがあった。まるで深い河の底にいるような。
あたりは恐ろしいほどに静まり返っているのに、投げ入れたパソコンが湖面に大きな波紋を作った音もひどく静かな響きだった。
まるで何里も先から聞こえたきたようなその静かな波音はまわりの山々に染み込み消えていった。
「結局何もかわらなっかた。」
わかりきっていたことだったが、波紋の立った湖面を見つめ私はそう小さく呟いた。
この濁った湖の底にいままでの事は全部沈めたのだ。今度は口に出さずにそう頭の中で何度も繰り返し自分に言い聞かせた。
事件が明るみになろうがならまいが私はもうここで全てを捨てたのだ。
どんな罰を受けようとも構わない、ただもうこの事を他人に話すことはない。
すべてこの湖の底に捨ててしまったのだから。
最後にもう一度自分自身に言い聞かせた。

804 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 02:04:55.20 0
老婆心からですがワードで作ってコピペするといいですよ

805 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 02:32:41.07 0
>>800
メールでダメ押しをする光井がウザ可愛いw
目の付け所が変だとは思うけど携帯というツールを使ってマネージャーや
級友に連絡を取るシーンが妙にリズミカルだった
彼らとは単に意志の疎通を図ってただけだけど、光井とのそれは心をやりとり
してるんだろうな
小春の心情がまたPVや曲の歌詞とクロスオーバーして、読んでる側にせまってきた

806 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 02:39:01.95 0
しかしまあパソコンを捨てる話を投下した人は、新しい形の保全戦士なのかねえ
投下しづらい空気を打破するために、明日の出勤前に保全作品を投下するかも
しないかも
まあ一応言っとくけど、ベタであざといから



807 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 04:41:51.27 0
一応、ホゼナント

808 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 06:27:56.94 0
海外からのホゼナント。
そして、今回のこはみつもよかったですよないやいさん、ありがとうございました。

809 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 06:30:12.58 0
海外からとはスゲー!

上の方でdatの話になってたけど
Janeなら狼をタブで開いて、スレタイがいっぱい並んでるとこにdatファイルをD&Dすれば
そのdatを狼フォルダに勝手に入れてくれるはずだよ

810 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 07:21:05.01 0
フォルダ開かなくてもよかったのか

811 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 08:31:50.59 0
>>800
いい話だけどいい話だけに光井さんのおかしな関西弁が気になってしまいますw
方言は難しいですよね

812 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 08:56:47.13 0
え?関西人だけど全然気にならなかったよ

813 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 10:35:43.42 0
気にならなかったですか
まあたいした問題じゃないですしねどっちにしろ

814 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 11:46:17.10 0
>>800
心は通じ合ってるのに名前で呼ぶのはためらっちゃう関係って初々しくてなんかいいですね
近い将来、ふたりが名前で呼び合えるくらい信頼関係を築いてくれたらいいな…
リゾナンターの世界においても、現実の世界においても

815 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 11:50:44.40 0
ないやいさん更新乙です
読んでるとそういや小春はまだ高校生なんだよな…と
そして光井のこと名前で呼んだのはいいけど恥ずかしくなって顔を赤らめる小春を想像してしまいましたw
光井もいいキャラしてますね

816 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 11:55:35.92 0
ないやいです感想ありがとうございました
今回の作品のキーワードは「名前」ということでこういう展開になりました

方言キャラを書くのが苦手なんですよね…愛さんとれいなはまだ福井弁や博多弁と
いうよりは愛さん弁れいな弁て感じですけどみっつぃーのはどこまでなまらせていいのかいつも悩みます
なので気になる人はとことん気になることでしょうないやいのみっつぃー台詞はorz

最後の締めレスでちょこっと触れましたがあのくらい先の未来の話ではきっと
小春も愛佳も互いを名前で呼んで信頼関係もそれこそ今より遙かに
しっかりしたものを築けてるんじゃないかなと漠然と思ったのが一つ

もう一つは>>179さんのレスを見て小春にみっつぃーのこと愛佳って
呼ばせる話を書いたら憂鬱な気持ちが晴れるかなーと思ったので(本編で悲しい展開を書いていた最中に思いついた

お二方に感謝しつつバトル成分皆無なこういう日常話を受け入れてくれるリゾスレ住人に感謝します
共鳴者さんのようにいつかは全ての人に感謝の気持ちを込めた作品をと思いつつ今後もよろしくお願いします

817 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 12:01:51.58 0
>>816に補足
現実ではシンデレラのおかげですっかりイケメン2号と化している小春
ないやいも小春をそういう系のキャラとして書いてきましたが…小春も女の子なんだよな
辛い時には泣いたりするだろうし落ち込んだりもするだろうなと思ったので
あえて彼女の弱い部分を想像させてもらいました

イケメン属性ありの女の子な小春を好きと言ってもらえたら幸いです

818 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 12:12:10.52 0
>>791
datファイルってまとめサイトからどうやってダウンロードするの?
↓これじゃないの?
http://resonant.pockydiary.net/file/dat/1208090669.dat

819 :テラサボリンヽ( ゚∀。)ノ:2008/08/16(土) 12:20:04.23 0
あんましむやみやたらにリンク先を直リンされるのはご勘弁願いたい
datのダウンロードはまとめサイトのdat一覧で該当するもの選んで右クリック→ダウンロード(名前を付けて保存 とか

そこまでアドレスがわかっているのであれば行けるんじゃないかなと思うんですが


820 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 12:36:09.22 0
    (  (  (  )
     . -‐ ) ‐- .
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    i ヾ:;_从*´ ヮ`) |
    l    ̄ ̄...:;:彡|
    }  . . ...::::;:;;;;;彡{  リゾナン茶に入ったけん
    i   . . ...:::;;;;;彡|
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    ト ,  . ....,:;:;:=:彳:::::::::::::::::::::::::::..
     ヽ、.. .......::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::

821 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 13:06:03.85 O
でわ お毒味を・・・
殿!このお茶は飲んではなりませぬ!!

822 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 14:01:28.85 0
蒸し暑い昼下がりホゼナント

823 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 15:24:52.34 O
雨が降りそうなホゼナント

824 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 16:55:34.58 0
雨はすべてを洗い流す
涙も 悲しみも
でも ときに忘れてはいけない過去も

825 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 18:07:16.43 O
出先からホゼナント

826 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 18:40:05.25 0
寝る前にホ!

827 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 19:05:14.26 0
オヤスミ!

828 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 20:08:06.40 O
シンデレラよかった

829 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 20:08:22.42 0
早いな!

830 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 20:25:06.33 O
雨で単発を書こうとしたのですが、帰宅が遅くなるもようorz

831 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 21:15:34.75 0
フィナーレではザ☆ピースの最後でいつもじゃれるれなえりですが
カコイイし
これってリゾナンターのポーズ!と思ったらDAIGOのポーズだったようですOTL

832 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 22:03:35.75 O
保全しとこ

833 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 22:23:40.58 0
妄想を書き連ねながら、ホゼナント
     

834 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 22:41:42.48 0
名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 19:48:33
規制中につきこちらに上げさせて頂きます。
どなたかお気付きになりましたら、本スレに上げてやって下さい。

リゾナンター予告編・i914Ver.というのを作りました。
お時間に余裕があれば見てやって下さい。

****注意事項*****

決してホラーチックではないのですが
血液等の映像が含まれますので
苦手な方はスルーして下さい。

*************

リゾナンター予告編・i914Ver.
http://jp.youtube.com/watch?v=TEsl4BjQ8sA

重くて見づらい場合は低画質の“軽量版”でどうぞ。
http://jp.youtube.com/watch?v=okjGQ60Ysfc


835 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 22:43:30.82 0
と言うことで上げといたっす これでいいのかな?
自分もこれから見させていただきます

836 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 22:43:50.13 0
アク禁スレより転載

101 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 19:48:33
規制中につきこちらに上げさせて頂きます。
どなたかお気付きになりましたら、本スレに上げてやって下さい。

リゾナンター予告編・i914Ver.というのを作りました。
お時間に余裕があれば見てやって下さい。

****注意事項*****

決してホラーチックではないのですが
血液等の映像が含まれますので
苦手な方はスルーして下さい。

*************

リゾナンター予告編・i914Ver.
http://jp.youtube.com/watch?v=TEsl4BjQ8sA

重くて見づらい場合は低画質の“軽量版”でどうぞ。
http://jp.youtube.com/watch?v=okjGQ60Ysfc


超かっけー
超おもしれえwww
瞬間移動が見れるとはwwwww


837 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 22:49:15.01 0
見てきたホントカッコいい こうゆうの作れるのがうらまやしい!

838 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 23:10:56.70 0
愛ちゃんの笑顔が素敵・・・!
ああいう使い方すると全然印象が違いますねえ
相変わらずのセンスにクラクラきました

839 :名無し募集中。。。:2008/08/16(土) 23:27:15.14 0
すごい!!曲のつなぎ方とか選び方とか
愛ちゃんの笑顔ってこういう風に作ると色々な受け取り方が出来るんですねえ
興奮して発汗しました…暑い…

840 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 00:14:10.93 0
ユラユラ歩く愛ちゃんがかっこいい!

841 :名無し募集中。。。 :2008/08/17(日) 00:50:51.10 0
やべぇ!!かっけー!!
ほんと此処は色んなことが出来る人がいるな

842 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 01:27:57.52 0
ホゼナント

843 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 02:10:48.30 0
>>836
すげーw
超怖くてゾクゾクしたwww

844 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 02:11:13.77 0
真夜中のホゼナント

845 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 02:11:55.69 0
映像編集できる技術のある奴ってうらやましいよな
俺もこんなのしてみたいわ

846 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 02:46:39.85 0
おはようのホッ!
>>834>>836の予告凄すぎてドキドキしました、ありがとうございます。

847 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 03:28:37.26 0
元ネタがせくしー↑↑なんて曲とは思えないww
アナウンスはうp主の声かな どっからか持ってきたんかな?
とにかく良作ありがとー!!

848 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 04:48:35.58 0
このスレ全然飽きねーw
良質な小説だけじゃなくイラストや動画まで見れるとか楽しすぎ

849 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 07:01:57.08 0
朝日のホゼナント(全力w)

850 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 08:32:47.20 0
素人には一体どんな風にして作っているのか皆目見当もつかないです
それ以前に画像のチョイスや編集のセンスが見事ですねえ
前半の不気味さ 後半のカッコよさ そして全体を通じてみると何か物悲しさが漂っていて・・・
是非とも全員分見たいですね
・・・作るのにどれくらいかかるものなのか分かりませんがw

851 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:24:12.03 0
ホゼンナン隊〜

852 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:35:48.53 0
夢を見てたんよ

夢の中で、あーしはシンデレラ
性悪の継母と意地悪な二人の義姉に虐められて、灰色の青春を送っとった
でもある日運命が変わったんよ
王子様のお妃候補を見つけるために、お城で舞踏会が開かれたんよ
継母と義姉は着飾って出かけていった
でもあーしは着ていくドレスも、身につける宝石も、履いてく靴も無くて行けんのが
悲しくて、しくしく泣いとった
したら、魔法使いのばっちゃんが現われて、あーしに色んなものを出してくれよった
あーしは喜び勇んで城に出かけて、その後色々あってめでたく王子様のお妃になること

が決まった
え、はしょりすぎやって、しょうがないもん
あーし、話すのは苦手やし

で、継母と義姉は当然縛り首の刑、じゃなく一緒に城で暮らす事になった
まあなんだかんだ言っても家族やしのう
それに死なれてはこれまでの仕返しが出来んからのう、ふふふ

でまあついに婚礼の日を迎えることになったんよ
教会からは偉い司祭様が来てくれて、二人の門出を祝ってくれる事になった
こんなに幸せでええのかのう、と思っとったら案の定不幸がやってきた

「恐れながら、この婚礼の儀に異議があります」
黒い服を着た素敵な男の人がそう言った、ってお前はダークネスの吉澤ひとみやないか
一体こんなとこで何しとんのん

「無礼であろう、折角の二人の門出にケチをつけるとは
たとえ大臣でも許さんぞ」
いやあ、やっぱりあーしの王子様はカッコいいのう

853 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:37:10.78 0
「無礼の儀お許しを、 しかしながら、王子様の横にいるその女
シンデレラと名乗る女性に、看過できぬ証言があり
あえて異を唱えさせていただきました
ことの詮議が終わった後で、私はいかなる処分も受ける覚悟
まずはこちらの女性の言葉に耳を傾けてください」

「大臣たるお主がそこまで申すとは
そちらの女、なんという名だ」

今度は黒いベールを被ったきれいなおねーさんが出てきよった、げ、あんたはミティ

「ご無礼の段は平にご容赦を
私は北の辺境で占いを生業としているヘケートと申します
このたびは王子様の結婚を祝い、お二人の前途を占わせて頂いたところ、 恐ろしい事 が判ったのです
そのシンデレラと申す女は、世にも恐ろしい化け物、その手はこれまでに殺めた人の
血で血塗られております」

「馬鹿な、何を証拠にそんなことを」

「私は真実の鏡という魔法の道具をさる方より預かっております
 その鏡に姿を映せば、どんなに偽ろうともその者の真実の姿が判るという
 その鏡にその女を映せばたちどころに真実が判明するはず」

「司祭様、どう思われます」

「そのようなマジックアイテムが存在する事は教会の記録にもあります
 ただ、そのヘケートと申す女性が持っているのが、本当に真実の鏡なのかは
わかりませんが」 

854 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:38:49.52 0
「うーむ、そうだシンデレラ
 その鏡にあなたのの姿を映してみよう
そうすれば大臣の言ってることが間違いである事がわかるだろう
 お前ほど美しくて、優しい女性はこの世にいないこともな」

あーしはなんか嫌やった
嫌で嫌で仕方なくて、断ったけど王子様に無理やり鏡の前に立たされた
鏡を見たあーしは悲鳴を上げて、気を失ってしまった
なんでって、そこには化け物が映っとったからや


あーしは化け物
あーしは人の心も読めるし、何千哩の道のりも一瞬で跳べる
それに何よりあーしは光を飛ばすと、人が消えるんや
悲鳴を上げるまもなく、逝ってしまうんや
せやからか、あーしはある研究施設に入れられとった
そこで何十人、何百人もの人を消さされた
最初はちっちゃな動物
そのうちにあーしと同じように研究所に預けられとる子供
最後は催眠術をかけられた兵隊さん達

あーしがその力を使うんが上手くいくたびに研究所の人たちは喜んでた
でもあーしを見る目は冷たかった
まるで化け物を見るような目やった
あーしは悲しかった
しゃーけど悪い事ばかりでもなかったこんなあーしにも友達みたいなもんが
できたんや
眉毛の凛々しいガキさんと、ほっぺがぷにゅぷにゅしとるあさ美ちゃん
でも何といっても一番最初にあーしに声をかけてくれたあの子、そう…

855 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:40:22.87 0
水をかけられて目が覚めたらそこは牢獄やった
あーしはドレスも、ティアラも、ガラスの靴もみんなひっぺがされて
肌着一枚にされとった
いや、別にモノは要らんのよ、モノは
ただ王子様の私を見る目が冷たくて、凍えそうで

「シンデレラ、お前は私を騙し、この国を乗っ取ろうとした
 その罪は万死に値する
よって、明朝領民の前で処刑にする 
大臣、後は任せたぞ」
と言って出て行った
待ってや、王子様、これで終わりなんか

「心得ました 
さて、シンデレラ
お前のような化け物の魔力をそのまま放置して処刑しては、死後もこの国に
災いなす事は必定
よってお前の魔力を封印する儀式を執り行う事となった、おいへケート」

何言うとんや、この吉澤ひとみが
あーしから全てを奪っておいて、その上何をする気や
美貴ちゃん、お願いやから助けてーや、後生やから

「名前をつけるということは、その者を支配するということ
だから、あんたからシンデレラという名前を奪って、新しい名前をつけてあげる
入っておいで」

856 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:41:49.06 0
へケートはそう言うと、牢獄の中に皮の覆面をつけた処刑人を呼び込んだ
処刑人の手にはジュージューと焼け焦げた焼きごてがあった
処刑人はそれをあーしの顔に押し当てた、何のためらいもなく
熱い筈やのに、熱くてたまらん筈やのに、涙が出なかったのは、もー
あーしの心が死んでたからやろね

「アハハハ、ご覧これがお前の新しい名前
一夜限りの名前
i914っていうのは化け物には勿体ない名前だねえ」

あーしは火傷の手当てもされずに、手足を縛られたまま牢獄にほっておかれた
あー、あーしは死ぬんやなあ
でもしょうがないわ、あーしは化け物やから
そー思っとったら足音が近づいて来たんよ
あー誰かがあーしのことを痛ぶりにきたんや、そー思ってたら牢獄の扉が開いたんや

「大丈夫ですか、シンデレラ
貴女を助けに来ました」

何か逞しそうな男の人が入って来よった
誰やのん
あーしは化け物やで
近づいたらあんたを消してしまうで

「そんなことは無い
貴女ほど心の優しい女性はいない
私はそのことを知っています」

あーしの目から涙がこぼれたんは、この人があーしの心を生き返らせてくれたからやね

857 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:43:28.53 0
「私の名はナイロン
貴女を貶めた大臣に仕える身です」

あーしの身体が固まったのを感じたのか、そのナイロンっていう人はこう言った

「怖がらないで、貴女を助けようという気持ちは真実です」

あんたの気持ちはありがたいけど、あーしは何もかも失くしてしまった
その上顔にはこんな醜い烙印まで
もうこのまま死なせて

ナイロンさんは柔らかい物腰の人やったけど、このときばかりは怒ったで

「何を言ってるんですか、シンデレラ
貴女にはたくさんの仲間と、帰るべき場所があるじゃないですか」

仲間って、そんな人たち、あーしにおったかのう
考え込むあーしをナイロンさんは抱きかかえるようにしてて、牢獄から連れ出した
道々、少し話をした

「大臣の事、許してくださいとは言いません
ただあの方も、本当は心の優しい人なのです」

あーしはかーっとなった
優しい人がこんなひどい事をするの

ナイロンさんは本当に済まなそうに俯いた
「あの方は優しさゆえに、部下を戦争で死なせたくなくて
それゆえに、もっと力が欲しいと思い、その心の隙を闇に魅入られてしまったのです」

858 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:44:41.02 0
あーしは難しい事はようわからん
ただんナイロンさんがここまで言うなら大臣も最初から悪い人では
無かったのかもしれん
でも、許せんよ

やがてうっすらと光が見えてきた

「あれが出口です
 あそこを抜け出れば、貴女は自由の身」

したら城の中が騒がしくなった
あーしが逃げ出したんがバレたんや
がたがた震えだしたあーしの手をナイロンさんは強く引っ張って、出口の近くまで
連れて行ってくれた
ん、この手は前にも握った事があったような気がするで

「さあ早く、シンデレラ
私はここでお別れです、貴女は貴女のいるべき場所へ」

待ってナイロンさん、一緒に行こう
残ったりしたら、何されるかわからんで
一緒に行こう

「それは覚悟の上です
たとえ闇に魅入られたとしても、あの方が私の主人であることは揺るぎなき真実
最後まで従うつもりです」

859 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:45:58.61 0
そんなんいやや、あーしはやっぱり一人ぼっちなんやし
お願いやから一緒に来てぇや

泣きながらナイロンさんにすがりついたら、ナイロンさんが目深にかぶってた帽子が脱げてもうた
その時はいめてナイロンさんの顔が見えたんや
あーしははっとした

麻琴、麻琴やないの
どうしたん、あんたなんでそんな格好してんの
一緒に帰ろうよ
久しぶりにあんたの顔マネも見てみたいし、なあなあ麻琴

「愛ちゃん、それは出来ないよ
私はもう愛ちゃんとは住む世界が違うんだ」

そんなことないし、麻琴

「聞いてよ、愛ちゃん
愛ちゃんは一人ぼっちじゃないよ
 あんなに愛ちゃんのことを心配してくれる仲間がいるし
 それに愛ちゃんは、化け物でもない
 私が知ってる人間の中で、愛ちゃんが一番心が綺麗だよ
 だから、さあ、みんなのところへ戻ってあげてよ、愛ちゃん」

知らん間に麻琴の姿は消えてしもうていた
あーしは悲しかった
悲しかったけど、でも光の方へ進んだんや
そーせんかったら、麻琴が悲しむような気がしたからや
闇を抜け、光の中へ出た時、そこには

860 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:47:13.27 0
「愛ちゃん、良かった、心配したよ」

あーしはガキさんの腕に抱えられとった
何やあーしの顔が濡れとるけど、ガキさんまさかよだれでも垂らしたんか
あーし達はダークネスの軍団と戦って、見事に追い払ったけど、敵のボスが最後っ屁で

しかけてきた強烈な催眠術に、あーしがまんまとかかってしもうたらしい

「最後っ屁なんて言わないの」

「リーダーたるものが恥ずかしいのう」

「しょうがないよ、皆を助けようとあんだけ頑張ってたんだから、本当に凄かったから」
ガキさんの目元が光っているのは、涙なんかのう

「高橋さん、すんません
 あたしがもっと正確に予知していれば」

「愛佳は頑張ったよ、 敵の出現ポイントを予測してくれたし
 あれがあったから、勝てたんや」

「小春は、小春はどうっだった」

「小春も頑張ったんやないかな、多分」

「ひどいーっ」

頬をふくらませた小春を笑いながら見てると、ガキさんが言った

「ところで目が覚めたんなら、手を離してくれないかな、愛ちゃん」

861 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 09:48:34.69 0
あーしは知らん間にガキさんの手をきつく握っとったみたいや
あーしは少し恥ずかしかったけど、それでも手は放さんかった
「こうしてると、ガキさん王子さまみたいやのう」

「王子様にしてはちょっと背が低いけどね」

「うへへへガキさん顔が赤くなってますよ」

「コラー、カメッ、そういうこと言わない」

「二人とも不純だっちゃ」

「なんだかエロスなの、ジェラシーなの」

「新垣照れてルのか」

「二人ともバッチリです」

みんなの声があーしの中で心地良く響くのを感じながら、あーしは麻琴の最後の言葉を

噛み締めていた

そーやのー、麻琴
あーしは一人じゃなかった
こんなに大事な仲間がおったんやな、麻琴
けどな、麻琴
あーしは自分のこと化け物で良い
そー思っとるよ
こんなに大切なみんなを守る為なら、あーしは化け物にだってなるよ
そやから麻琴
あーしの心が挫けそうになった時は、また会いに来てや
夢の中へ

862 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 10:00:51.47 0
>>852-861
お粗末さまでした 最後に言っておくと、私は「シンデレラ」を観に行ってません、観に行けません
そんな私の妄想を書き連ねてみました
作品の中で高橋さんに対して化け物という表現を多用しましたが、決して彼女の事を 貶める意図は
無い事を断っておきます でももし不快に思われた方がいたら、それは私の筆力不足です すまんかった
_________________________________________

863 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 10:26:39.26 0
泣きそうです・・・
i914の予告の後というのも相俟って 愛ちゃんの悲しい宿命に涙が出そうです
それと同時に支えてくれる仲間の存在にも

あと 牢獄の中肌着一枚で緊縛される愛ちゃんに萌(ry

864 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 11:28:53.32 O
お昼休みにゆっくり読みたいから保

865 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 11:52:25.44 O
これ以上ないくらいの悪夢にも関わらず淡々と受け入れる愛ちゃんが哀しいです
誰よりも深い闇を抱えているのは愛ちゃんなんだと改めて感じさせられました
それでも踏み止まることができるのは……
色々想像(妄想)の予知があって楽しませてもらいました

866 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 13:12:06.25 0
ホゼナント

867 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 14:18:07.73 0
>>862
1人称で語られるからこそその悲しみがより深く届く気がします
彼女の背負う闇はいかばかりか想像することさえおこがましいですね

868 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:05:00.39 0
保全代わりにお邪魔します。

>>654-661 の続き
『Wingspan』第一章・後編をうpさせてください。


869 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:07:05.31 0
安倍なつみの名を出すことは、女にとって武器でもあり同時に急所でもあった。

今にも切れてしまいそうな触手1本で女の意識を司り操るべく深層心理へ潜り、情報を引き出す。

(早く)

女の深層心理。
四角く薄暗い部屋の中。
辺りに舞い散る白い羽。
但しそれは、空中で浮かび上がったまま。……刻が止まったまま。

(どこ)

女がいた。
どこか虚ろな視線を彼方へ投げかけ―――
瞬時に蜘蛛の糸に更なる意思を込め、女を拘束するべく巻きつける。

(支配、する!)

素早く、女の全身に絡みつく糸。
女の表情は―――  笑っている!?

(やった、の?)


870 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:08:59.79 0
刹那。

―――トンッ

「小細工も上達したようね」

首筋に起こる打撃による衝撃。
里沙には見えなかった―――女の太刀筋。
同時に里沙の身体は気絶前と同じ様に地に伏せられ、腕を捻り上げられる痛みに泣いた。

「発想は良かった。だけどあんな細っそい術じゃ、破ってくれといっているような物」

視界がぶれる。脳がぐらんぐらん揺れ、後頭部から発する女の声色が凍て付くような響きを持つ事が
再び抗い洗脳を試みようとする心を萎えさせる。

里沙が女を拘束するその数瞬前。
女は侵入された他者の意識にとっさに時間停止を行使した。
強制的に停止される里沙の全て。
そして首筋―――延髄への手刀。
延髄は脳に直結している。洗脳とも呼ばれるマインドコントローラーは当然、脳を介し行使する能力。
そこを攻撃されると―――

もちろん普段通りの操りなれた意識の触手で女の本体を拘束できていたならば結果は真逆になっていたことだろう。


871 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:11:18.30 0

「……殺すのですか、私を」

つい口にしてしまったがそれは愚問にすぎない。
一度ならず、二度までも抗命した者だ。
此処は反逆者を始末するには適性がありすぎる。

「あら、死にたいの?」
「はっ。この状況、選択肢はあってないようなものでは?」
「可愛くない娘ね。……出された選択肢を勘違いされては困る。
 再度問おう。……いや、上層部としての命令だ。
 戻って来なさい。こちらへ」


一瞬、保身――― も考えた。
今、組織に戻ると言えばこの場では命が繋がるかもしれない。
だが、このやり場のない程苦しい、胸の内から発する悲しみが鳴りやむ事はない。

里沙は思い出す。

未だ幼かった己を拾い、庇護し、指導してくれたあの人。
たった今、やはり己の中には彼女の教えが脈々と流れているのを実感させられた事。
舞うように戦う、美しい姿は瞼を閉じれば思い出せる。
彼女を想い、涙が止まらない夜もあった。


872 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:13:07.31 0
正しくかけがえの無い、過去の思い出。
ある時まで、安倍なつみの存在は確かに里沙の全てだった。

だが―――それもセピアに色褪せた、古いキネマのフィルムの様で。

リゾナンターとして過ごした日々。
皆と語り合った未来。
同じ目線で語り合える存在。
なつみとはまた違う優しさと温かさ。
その全てがきらきらと煌き、ただただ眩しく、里沙の闇を照らす。

そう、全て前から知っていた。
ただ、認めたくなかった。
認めると全てが壊れてしまうのなんて判りきっていたから。

いつからか……ですら定かではないが決めていたのだ。
共に生きるべき仲間たちの事を。

例え、ここで命が燃え尽きようとも。
嘘はつきたくなかった。
それは、女に対してでもあり、自分自身に対しても。


873 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:14:52.12 0
あの時信じてくれた仲間を、今度は自分が信じる。信じ抜く。
絶対にもう間違えない!


ドクン。
心臓が、一際大きく震える。




   「私は ダークネスには戻らない!」





ぴくり、女の眉が里沙の宣言を受けて反応を示した。だがそれも一瞬。

「私は、リゾナンター!仲間を信じ、共に生きる者だ!」


874 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:16:54.46 0

そんな里沙の啖呵をただ冷ややかな視線を崩すことなく眺める女。
ぎり、と里沙の細腕をさらにきつく捩り上げる。

「……くだらない。信じる、なんてまやかしに過ぎない。真理を知りなさい」
「そんな事はない!信じることで理解しあってきたんだ!」
「……人は決して解り合うことなんてできないわ」
「やってみないとわからない!私たちなら出来る!
 リゾナンターは悲しみを乗り越える!」

絶望の暗闇の中を恐怖に打ち勝ち、前に踏み出すための決意。
    ―――――――誰だって何かを変える時は怖い

仲間を守りたいという意思。
    ―――――――今だってほら、竦みそうになる心を必死に堪えているんだ

災厄の元凶となってしまったことへの責任。
    ―――――――でも、この手で決着をつけなければならない

存在意義を全うするための意地。
    ―――――――私が、私であるために


今、支えてくれているのは……『安倍さん』じゃない。
生きているのは『過去』じゃない。
全て、『現在』なんだ。


875 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:18:55.54 0

「随分言うようになったじゃない」
「あなたは、信じていないのですか?―――仲間を」
「……さぁ。どうだったかしらね……」

ここに来て始めて、女の弱々しい声色を耳にした気がする。
同時に、腕を放され背から女の重さが失せる感覚。

「残念ね。あなたはもう少し利口だと思っていたけれど……見込み違いだったかしら」

何故、そんな行動を取るのか。
自由になった腕を擦りながら分析する女への印象は相変わらず意図の読めない女だ。

その台詞を最後にドアノブに手が掛けられ退出しようとする女。
ノブに触れた手はなかなか動こうとはしなかったが、覚悟を決めたようにがちゃりと金属の擦れる音だけが世界の全てとなる。

けれどそうして扉を開くよりも前に、不意にぽつりと声が届いた。
それは哀しいくらい小さな吐息で。

ただ、一度振り向き。

「さよなら、新垣里沙。次に会う時はその考えも改まっているでしょう」


876 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:20:56.86 0
鍵が掛けられる音が重く、響き渡った。

ふぅー と大きな溜息。
腕や足を拘束されてはいない。
それどころか、長袖で隠されている「武器」もこの手にある。

落ち着け。
戻らなきゃ。
皆の処へ。
そして、笑って、迷惑掛けてごめん、って――――

そう決心したのと、里沙の身体に異変が起き始めたのはほぼ同時だった。

「あ・あ、あああっっ……!!」

(いた、痛……目が、肺が、皮膚が……全身が……痛い……!)

吐く息が、ひゅうひゅうと空気音を立てる。
気道がひりつく痛みを訴え、一秒単位でその痛みは全身を駆け抜け増殖していく。

「あ・あ―――」

僅かな空気音が室内に反響するが、里沙の耳には届かない。


877 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:22:59.38 0
里沙は暴れる身体とは裏腹な心中にて、静かに覚悟を決めた。
それは覚悟、と言ってしまうか、諦め、と言ってしまうか迷うが。
先ほどまではあんなに強気だった心が一気に折れる。

最後の記憶を手繰り寄せると己が置かれた状況を察するのは容易い。
……逃がすつもりは無いのだろう。

記憶の最後に残る、仲間たちの顔。
裏切り者を受け入れてくれた、必要だと言ってくれた、最高の仲間。

(今度こそ、さようならかもね)

じわり、痛みからではない涙が滲む。

(みんな 大好きだったよ……)

もう既に過去形になってしまっていることに胸が痛む。
だが今までと、これから。
彼女たちが負うであろう傷が少しでも減るのなら、この身に受ける傷はどれだけでも引き受けよう。

「馬鹿」も「最悪」も何度だって言ってきたのに
たった一回の「大好き」が言えなかった。


878 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:27:22.88 O
死神に挨拶されることは今までにも幾度となくあったはずなの
に。
今回はしっかりとその手には鎌を携えているようだ。

一度犯した過ち、それは消えることなどない。
過去もまた、覆ることはない。
例え時間を止めても、何も問題が解決したりするわけではない


愛の笑顔が脳裏を横切る。

あなたに出会わなければ、こんな悲しみは知らなかった。
でも、あなたに出会わなければ……こんな愛しさは知らなかっ
た。


溢れる涙は床に零れ、声にならない叫びの痕跡となった。




   *    *    *


879 :名無し募集中。。。:2008/08/17(日) 15:29:44.91 O
<同時刻:喫茶リゾナント>

屋外の闇が侵食したかのように静まりかえる店内。
一階同様、二階・地下にも人の気配はない。

―――カタン

所有者のお気に入りであったカフェモカを最後に淹れたのはいつであったろうか。

かつて、愛が里沙の為に用意したマグが音もなく割れ、
破片が重力に身を委ねる事で発生した音はことさら静寂に響く


これから起こる何かを予兆するかのように。




   *    *    *
                   『Wingspan 第一章
 箱庭の鳥は翼をもがれ』
           


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