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リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第12話

1 :名無し募集中。。。:2008/07/19(土) 16:42:15.91 0
<一体、何処に行くって言うんだ
   _, ,_
川*’ー’)<<胸の高鳴る方へ

前スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第11話
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1215432711/

まとめサイト
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携帯:http://resonant.pockydiary.net/index.cgi

掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/

テンプレ>>2-16ぐらいまで

719 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 01:41:30.53 0
愛美貴ありがとうございます

720 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 01:42:17.45 0
愛美貴きた〜


721 :07012310786764_vr:2008/07/28(月) 02:19:21.16 O
規制か

722 :名無し携帯屋。。。:2008/07/28(月) 02:20:20.41 O
>>710-717
>>718で失敗したのに規制されてしまったorz
でもちゃんと出来てるかな…

723 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 06:38:08.96 0
人は何故、何かを犠牲にしなければ生きられないのか。
その問いは人の世の終わりまで永久に繰り返されるだろう。
願望や欲望を持つ人間は、それが例え自分自身であっても惜しむ事はない。

願望とは動機だ。
そして、「生」と「死」の狭間に存在する真理だ。

願いはやがて形と成り、一代限りで終わる偶発的な発現者が生まれる。
後にそれは異能力者と呼ばれ、先天的な自然干渉法の能力を使用することが出来た。

  ―――だが中には、人の手によって後天的に覚醒された者も居る。


724 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 06:39:34.47 0
 共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)。

その名の通り、異能力者のを増幅させる力ではあるものの、つまりそれは人間型の増設タンクだ。
他人の思想、信条に共感するとされる「共鳴」は、お互いの波長が合わなければ成り立たない。
その為、能力を増幅する為には、れいな自身に『受け入れられた』対象者だけに制限される。

能力によっては、その能力によって本来発揮できなかったチカラさえも実現は可能。
だが、その元となるものは「田中れいな」という固体から生み出される為
無理な使い方をすれば、れいな自身も共鳴している相手にも負担が掛かる。

そして、この働きは常人には当然備わっていない。
ここからの事実は、以前、あさ美に両親の事を告げられた一件で、れいな自身が調べた情報の一部である。


725 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 06:40:54.26 0

ダークネスの配下に複数存在する研究機関の中に、『黒血』と呼ばれるものが開発されていた。
その正体は、分子レベルで特殊な回路を組み込まれた原型細胞の集合体。

僅か数名の研究員によって作業は全て極秘裏に進み、その具体的な内容は最高幹部級の
人間にしか知らされる事はなかった。
何故ならそれは、『生物学的操作』という、人間の肉体そのものに影響を来たす、つまり
異能力者の根源と言えるほどの代物だった。

肉体を、自身を殺人兵器と呼ばれるべき存在とさえ可能にするその計画は当然外部に漏れる事は許されない。

だがそれは、あまりにも無謀な賭けだった。
原型細胞の集合体。
人は全て細胞の構成によって成り立っている。
『黒血』の埋め込みは無事に成功したが、問題はその後にあった。


726 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 06:41:25.82 0

 ―――拒絶反応。

本来の人間部分が異物として拒絶する現象。

無論、研究者も予測はしていた事であり、極限までその現象を押さえ込む為に
披験体には可能な限りの処置も既に施されていた。
だが、どんな手段を用いたとしても、反応を完璧に消滅させることは不可能に近い。

『人間部分』の抵抗は『黒血』による攻撃とみなされて対抗進化を始める。
体組織の内部に独自の回路を形成し、拒絶反応を抑えようとするが、進化した
『黒血』に人体はさらに過激に反応し、その反応がまたさらなる進化を誘発。

その連鎖反応の末路は、全身が『黒血』に支配され、脳を浸食される。

 ―――それが、『暴走』という殺戮兵器への覚醒。


727 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 06:42:12.29 0

つまりれいなの持つ共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)とは、元々
その『黒血』の補佐的役割の為に開発された一種の原型細胞だったのかもしれない。

今はまだ、その予兆さえもないが、今後無いとも限らない。
もしかしたら開発にあたった両親が何か細工したのかもしれないが、今それを知る術は無い。
二人がどんな思いでそのチカラを娘に与えたのかも。

だがこの"チカラ"のおかげで、れいなはたった一人でこの世界で生きてきたのも事実だった。
自分の身体そのものが増設タンク、つまり増幅器だとするなら身体能力の促進にも繋がる。
物心ついた時から小さい体つきと華奢な姿であった為に、小学校や中学校でも
からかう同級生、上級生はたくさん居た。

その上、孤児というレッテルが貼られることで、それはどんどん膨張していく。
生意気だと暴言も投げ掛けられたし、陰湿ないじめもあった。

全ては"チカラ"だと思っていた。
自分の中に在る"何か"にも気付いていたものの、それを手放す事は出来なかった。
例え闇の中でも、これさえあれば生きて行けると腹を括っていたのかもしれない。


728 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 06:43:07.96 0

 「―――こんな時間に出歩いてたら、通り魔とかに襲われるよ?」
 「似たような人が言う言葉でもないと思いますけど?」
 「あはっ、言うようになったねぇ」

そしてここに、もう一つの事実がある。
その『黒血』の拒絶反応という欠陥を修正する為に、すぐに次のプロジェクトが立ち上がった。
普通の人間に『黒血』を繋げるのではなく、初めから『人間』と『黒血』の混合体を
作り上げ、成長段階で二つの部分をすり合わせるのはどうか、と。

内部で育成される被験体には偽造された記憶を植え付け、外部への脱出
や、自動的に機能を停止させる"制限"さえも組み込まれた。

そして、ようやく成功した異能力者はたったの二人。
だが、その一人は『殺害』され、事実上成功例はたったの一人。

 ―――後にこれが、愛の主力である瞬間移動(エレポーテーション)や
  光使い(フォトン・マニピュレート)能力開発のきっかけとなる。


729 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 06:44:08.98 0

 「…後藤さんのその翼は、『黒血』の産物なんですね」
 「そ、『黒血』と人体の齟齬を修正するためだけに作られた人造人間。
 今はあそこの組織が作った薬で『暴走』なんてものは無いけどね」
 「その『暴走』で自分の同胞を殺したのに、随分余裕ですね」
 「あんなの、あたしがまだ生まれたすぐだからカウントしないよ」

 それに、今じゃそれ以上の人数を殺してるんだからさ。

背中から剥き出された翼はまるで蝙蝠のソレと似ている。
すでに制御方法はほぼ熟知しているのだろう。
無機質に輝くそれは微弱ながらも個々の生命を持っているように見えた。

能天気なまでのその口調は、どこか懐かしさまで覚えさせられる。
れいながまだ野良猫だった頃に出会ってからダークネスの一員であることを知るまで
間接的ながらも何度か連絡を取っていたのだから。

だが絶対に屈したりはしない。
あちら側に立ってしまった人間に情はあまりにも危険すぎるからだ。


730 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 06:45:20.23 0

 「紺野から全部聞いてるみたいだけど、話にのるの?」
 「…能力の消去…ですか?」
 「その事実を知ってるのはあたし達とれいなと…高橋も知ってるね」
 「………」

i914。
ダークネスで生まれた異能力者。
だがその詳細を、愛は何も教えてはくれなかった。

だから自分で真実を調べた。
時には違法的手段を使ったし、裏世界と繋がりを持つ人間にも交渉した。
メンバーを信頼していない訳じゃない。
でも、どうしても一人で調べたかったのだ。

自身の両親が関係している出来事。
人の手で創られた異能力者と呼ばれる人間の正体を。
そして、何故そんな研究に携わっていたのか。
あんなにも優しかった二人。
あんなにも子供想いだった二人。

そんな二人が、残酷な人体実験を行っていた。
れいなと同じ年の子供達で、殺人兵器を作っていた。


731 :i60-35-156-37.s02.a018.ap.plala.or.jp:2008/07/28(月) 06:45:59.13 0

それはあまりにも哀しくて、哀し過ぎて。
そこにある『幸福』だけでは飽き足らなかった両親が、憐れだった。

もしかしたら、自分も本当は実験体なのかもしれない。
それを何かの理由で両親だと偽り、育てたのかもしれない。
自分たちでその実験体を育成するのは、どんな気分だっただろう。
愛情さえも、優しい言葉さえも全部偽って接して信頼させて―――!!!

そして、れいなの"光"さえも奪おうとしている。
それを取り返すためには、あさ美の言うとおり―――。

 ―――"れいな、あんたはここに必要や"
 
 「…後藤さんは、何でここに来たんですか?」
 「まぁ、一緒に来るかどうかの確認をしにね」
 「無理やりにでも連れて行けばいいでしょう?じゃないと後藤さんの
 命だっていつまでもつか…っ」
 「人間だって、いつ死ぬか分からない。もしかしたらそれは一秒後かもしれないし
 十年後かもしれない」


732 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 06:49:04.70 0

 ―――"こんな力なんて要らんって。ずっと思ってきたし、
   これからもその気持ちが無いって言えばそれは全部ウソになるわ"

 「だからあたしはそんな事に興味は無いよ。ただ、見てみたくてね。
 その事実を知って困惑する野良猫はどんな行動を取るのか」

 ―――"何かの違いを認め合えん限り、 あーしらはいつまでたっても孤独や"

 「紺野は能力の無い世界を求めてダークネスに入った。
 対して、リゾナンターのリーダーや自分が爆弾を抱えると知った今、何を求める?」

 ―――"積極的に受け取ることなんて難しいけど
   この力を持ってしまったことさえ、意味があるって信じたい"

 「自分を裏切っていたかもしれない両親の復讐の念でも込めて
 能力消去の実験体になる道でも歩む?」

 ―――"れいなは、やらんよ。あーしら、仲間やろ"


733 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 07:17:39.46 0

 「ま、れいなが決めることだから良いけど、それじゃああまりにもつまらない」
 「ぇ…?」
 「製造番号"g923"、人間も兵器も能力者も同じだよ。ただ在り方の違いってだけ。
 その中でれいなは、今どこに居るのかな?」

言って、真希は闇の中へと消えた。
不意に、今自分が繁華街のど真ん中にいる事に気付く。
まるで時間が停止していたかのような錯覚を感じたが、あの人ならそんな不思議な
事もやってのけるのだろう、と思う事にした。

 「自分の…在り方…」

何故自分がここに居るのか。
何故、愛達と出会ってしまったのか。
それが全て『共鳴』の"チカラ"であれば、れいなもまた、何かの在り方を持っているのだろうか。
この道で無ければいけない理由があるのだろうか。

 分からない、だけど確かな事は、れいなは何かを選ばなくてはいけないという事。

れいなは静かに振り返り、道を歩んでいく。
闇夜に浮かぶ世界で、誰かの願いが小さく木霊していた。


734 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 07:19:00.06 0
>>723-733

最後の1レスのみ代理で投稿しました

735 :名無し募集中。。。 :2008/07/28(月) 09:05:05.07 0
おっと

736 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 10:10:24.29 O
ととと

737 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 10:20:24.42 0
>>703
したらばに感想を書かせていただきました
文才がないのでたいした感想ではないのですが、ここに載せるには中途半端に長くなってしまったもので…

>>718
携帯からお疲れさまでした
静かな月夜の空気感が伝わってくるような邂逅ですね
敵味方に分かれた今なおかつての仲間を思いやるミティ、素敵です

>>723-733
[Ai-Rena](08)505 『覆る偶然と繋がりゆく必然』や[MM。](08)913の一連の作品にリゾナントした作品でしょうか?
i914誕生の謎やれいなの出生話、アンプリファイアの意義はこのスレ最大の魅力ですね

738 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 10:47:46.67 0
>>668-676の後半かとも思ったけど違うような

739 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 12:14:57.34 O
お昼のホゼナント

740 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 13:11:26.17 O
頑張りますよのホゼナント

741 :名無し携帯屋。。。:2008/07/28(月) 14:10:17.55 O
扇風機の前でホゼナント

742 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 15:02:17.88 0
おやつの時間だリゾナント

743 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 15:36:31.48 0
>>723-733
の人です。
今回は初めて規制されてしまいまして
734さんに代理投稿をお願いしました、本当に有難うございました(平伏)

今回のは373さんの言うとおり、いろんな方とリゾナントさせて頂きましたが
>>423-432
の続編でもあります。
当初は単発として投下したのですが、最後まで書いてみたいと思いました。
至らない点があるかもしれませんが、よろしくお願いします。


744 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 15:37:35.15 0
737さんでしたorz 何から何まで申し訳ないです(滝汗)

745 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 16:10:39.06 0
突然ですが>>737の最後の行を受けてれいなについて
実はアンプリファイア以外にも隠れた能力(しかもかなり強い)があって
でも本人は高橋他のメンバーは気付いてないが敵の一部は知っているかも

みたいなのを書きかけたけど、それやっちゃうと何かが根底から違うような気がして筆が止まってます
能力を持たないからこそ、みたいなれいなの頑張りを否定してしまうような


746 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 16:11:33.42 0
>>745
3行目
本人はもちろん高橋他のメンバーは

です

747 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 16:38:27.85 0
あるけど気付いてなくて使えないなら同じなんじゃない?
何かのきっかけで偶然出現するだけでどうやっても自分の意思で使う事は出来ないとか

748 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 17:28:41.57 0
>>745
スレ内設定として悩んでおられるなら気にすることはないと思います
設定は人それぞれですのでここで新たな能力を出したからといって他の作者さんがそれに従う必要はないわけですし
ご自身の作品の中での悩みという意味なら・・・ご本人次第と言うしかw

749 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 17:53:56.96 0
凄まじき 稲妻さえも いとおかし
 小春が発せし 力と思えば(ホゼナント


750 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 18:03:49.79 0
>>745
私の中の脳内設定では、ダークネスサイドの能力者同士では
起きる事の無い共鳴を増幅するれいなの能力こそ、戦いの重
要なファクターなんだけどね
でも自分で書いてみたいという設定があれば、書いてみれば
亀の風使いとかも後発の能力だったし
さゆのうさちゃんホールドはあまり根付かなかったかな


751 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 18:06:24.98 O
垂れ込めし 暗色の雲 霧散して
  あとに残るは 蒼き明日なり

752 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 19:31:32.26 O
ほぜりんちゃん

753 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 20:35:25.13 O
ほぜキュン

754 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 21:52:37.25 0
ホゼ何

755 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 22:24:57.56 0
YOU キラキラの この 煌きは
YOU 永遠の ダイヤモンド 

756 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 23:10:38.49 0
今夜はどんな夜ですか?

757 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 23:20:16.72 0
>>751
メチャクチャかっこいいネ!

758 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 23:24:29.93 0
>>745
僕の中の勝手なイメージランキングなんですけど
強い順にリゾナンターを並べると
1位:ジュンジュン
2位:小春
3位:れいな
4位:愛ちゃん
てな感じになってます
ただ単に格闘が強いイメージの順番ですけどね

759 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 23:38:34.48 0
自分の場合はこんなイメージかな

腕力(純粋なパワー)
1位:れいな
2位:ジュンジュン
3位:愛ちゃん・小春

気力(幽白で言う霊気量みたいなヤツ)
1位:愛ちゃん
2位:ガキさん
3位:さゆ・みっつぃー

スピード
1位:れいな
2位:リンリン
3位:小春・愛ちゃん

あくまで自分だけの勝手なイメージだけど

760 :名無し募集中。。。:2008/07/28(月) 23:50:27.54 0
>>756
もちろん・・・
あっつい あつい 夜だよね〜!!

761 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 00:04:35.20 0
寝る前のホゼナント

762 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 00:22:27.23 0
マルシェ・・・のつもりが似なかったorz
http://eshiyousei.s4.x-beat.com/upload/data/up0800.jpg

saiが楽しすぎる件w

763 :名無し募集中。。。 :2008/07/29(火) 00:34:38.84 0
マルシェかわいい!

764 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 00:41:46.35 0
ホゼしときます

765 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 00:50:36.39 0
かわえー!と一人絶叫しました
これはいいマッドサイエンティストですね

766 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 01:01:41.61 0
ホゼナンター

767 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 01:58:20.46 O
おやすみリゾナンター
よろしくホゼナンター

768 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 02:17:07.34 0
ほです

769 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 02:25:18.40 0
ドコモの規制ってホゼナンターになんか影響あったのかな?

770 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 05:08:11.06 0
起きてホゼナント

771 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 07:45:49.78 O
コーヒー片手にホ

772 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 08:27:50.52 0
>>758
おもしろそうでしたので自分の中でもイメージ

体術(生身での強さ)

1位:れいな(生まれつき)
2位:リンリン(特務機関の訓練)
3位:ジュンジュン(必要に駆られて鍛えてた)
4位:愛(本気出したら多分1番)
5位:里沙(一応組織で基礎訓練は受けている)
6位:小春(若さと勢い)
7位:愛佳(未知数)
8位:絵里(心臓にハンデあり)
9位:さゆみ(でもそれ以下)

773 :名無し募集中。。。 :2008/07/29(火) 09:11:56.99 0
>>772
ちょw9位ww

774 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 09:46:23.54 0
>>772
さゆwww

775 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 11:24:16.12 O
ほぜリンリン

776 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 12:34:54.17 O
マッドサイエンティストこんこんイラストめっちゃかっこいい…
今更だけどこのタイトルもいいよね
ポピュラーなパロディだけどそれがよく合ってて

777 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 13:28:26.83 0
>>762
バックに浮かぶ構造式がまたセンスいいですねえ

778 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 14:14:25.79 0
構造式?

779 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 14:22:19.40 0
>>762
この人絵のスキルがどんどん上がって行っている!
かっこいいですね!


780 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 14:31:04.14 0
>>778
構造式・・・じゃありませんでしたっけ・・・?
有機化学で出てきた原子の結合を表した絵みたいなやつ
離れて久しいから忘れてしまいました・・・

781 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 14:48:27.15 0
>>780
化学式もしくは構造式とも言うよ
自分も化学は苦手なほうだったんで断定は出来ませんがw

782 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 15:53:03.63 0
ほんの少し祭りになりそうな雰囲気なので保全のチカラをお持ちの皆様はよろしくです

783 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 16:27:08.62 0
DVD見ながらほぜなんと

784 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 16:27:42.16 0
なんかあったの?ほ

785 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 16:38:55.42 0
ガキさんかっけえな

786 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 16:50:14.94 0
今DVD見始めて1分17秒しか経過してないのに
登場からリゾブルまでの流れがカッコ良すぎて進まないw

787 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 16:51:12.42 O
>>784
普通に狼みたら分かるよホゼナント

788 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 17:01:51.13 0
>>784
なるほど面白い展開ですねほ


789 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 17:23:46.93 O
やっぱリゾブル良いわぁ…

790 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 17:41:27.18 0
DVD見るとまた創作意欲が増すね

791 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 18:22:57.50 0
シャッフルして聴いてるときに不意にリゾブルの前奏がかかると無意味に心が沸き立ちます

792 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 18:27:17.42 0
わかるわかる
このスレで小説読んでる最中だと特にw

793 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 19:14:47.41 0
http://eshiyousei.s4.x-beat.com/upload/data/up0801.jpg

794 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 19:34:26.21 O
>>793
おぉ雰囲気似てる!

795 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 19:38:17.82 0
>>793
みっつぃー!
かわいいね!

796 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 19:54:11.25 0
>>793
未来を見ているような目ですね
素敵

797 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 19:56:36.14 0
本日2回に分けて投下しようかと思うんだけど
投下するつもりの人いるかな?


798 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:07:03.48 0
>>797ことないやいですが人がいない間に前半投下しちゃいます
注意事項は下記の通り

・こんなのみつジュンじゃないやい
・何の起伏もない淡々とした話
・時系列的にないやい本編の中盤くらいな感じ

以上ですそれではドゾー

799 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:07:57.39 0
喫茶リゾナントは本日定休日である。
定休日ではあるが、店内には数人の人影があった。


「えーとな、ジュンジュン。この字は書ける?」

「うー、チョと、難しイけど、書いてミる」


幼稚園生が使う、平仮名の書き取り練習帳。
もっとも、それを使う人間は20歳だったりする。
ジュンジュンは一生懸命、示された文字をその通りに再現しようとしていた。

その隣では、リンリンが黙々とノートを広げて文字を綴っている。
平仮名と簡単な漢字を交えて、文章を書いているようだ。
ジュンジュンと比べると進みが早いのは、リンリンは家でも勉強をしっかりしているから。

ジュンジュンも家で勉強しないわけではないのだが、1時間もすると飽きてしまう。
そんな調子だからか、会話の方はそれなりに出来るようになってきたものの文字の読み書きはなかなか上達しない。
日本に住む以上、会話だけじゃなくて読み書きも出来た方がいい。
そう勧めたのは愛なのだが、今ジュンジュンとリンリンの目の前にいるのは愛佳であった。

愛はリゾナントの店長としての仕事があるので定休日くらいしか教える暇がないが、その点、
愛佳は毎日のようにリゾナントに来れる。
しかも、それなりの進学校に通う身となれば―――愛佳が教える方が適任と言えた。

愛佳は自分の宿題を黙々と片付けながら、同時にジュンジュンとリンリンに日本語を教える。
前に、何故か小春が妙に自慢げに話してくれた。
みっつぃーはすごい賢いんだよ、一杯一杯勉強しないと合格できない学校に通ってるんだよ、と。

視線を少しずらして、愛佳の広げている教科書に視点を合わせる。
5秒もしないうちに目眩を感じる文字の羅列に、ジュンジュンは大人しく自分の目の前にある練習帳と格闘することにした。

800 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:09:08.20 0
「ジュンジュン、綺麗に書けたね。じゃ、次は…高橋さんのフルネームに挑戦や。
リンリンは、そやねぇ…自己紹介の文とか書いてみよかー」


自分の勉強をしながらも、2人のことに目を配っていた愛佳。
愛佳のその言葉に2人ともはーいと返事して、それぞれ与えられた課題に取り組み始めた。
愛佳もまた、宿題の続きを片付けていく。
店内には、シャープペンシルを走らせる音しかしない。


* * *


今日は自分でも上出来かもしれないと、ジュンジュンはニコニコしていた。
愛佳に言われたことをバッチリ片付けることが出来たし、平仮名でリゾナンター全員の名前を書くことも出来た。
平仮名はもうバッチリ書けるようになったみたいやし、次からは漢字も少しずつやっていこかという愛佳の言葉に、
ジュンジュンは飛び上がって喜んだ。

日本語の読み書きという点では、リンリンに遅れていたものの。
ようやく先を行くリンリンの姿が見えてきたということが素直に嬉しかった。
リンリンもまた、ジュンジュンが追いついてきたことを素直に喜ぶ。
ジュンジュンが自分より遅れていることを密かに気にしていたのを、リンリンは気付いていたから。

皆それぞれの課題が終わって一息つく頃、辺りはすっかり暗くなっていた。
愛が作ってくれた晩ご飯を3人仲良く食べて、少しくつろぐ。
さゆみや絵里と一緒に外でご飯を食べてきたれいなも戻ってきて、店は一気に騒がしくなった。
若干たどたどしさは残るものの、皆と日本語でコミュニケーションをとれるのが楽しくて。
気がついたら、もうすぐ夜の11時といったところだった。

801 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:10:16.42 0
「今日は午前様コース確定やなぁ。
愛佳、そろそろ帰ります」

「愛佳、大丈夫?結構遅い時間だし、1人で帰らせるのは心配っちゃ」

「大丈夫ですよ、何かあったら呼びますし。んじゃ、おやすみなさーい」


そう言ってリゾナントを後にする愛佳。
大丈夫かなぁと言ってそわそわと落ち着かないれいなを、愛が宥めている。
戦闘能力がない愛佳を1人で帰らせるのが心配になるのは、皆同じ。
ジュンジュンは手に持っていたバナナをリンリンに手渡し、バッグを手に取った。
突然のことに、リンリンはポカーンと口を開けてジュンジュンを見返す。


「高橋サン、田中サン、ジュンジュン、光井サンを送ってくルだ」

「え、でもジュンジュン帰りどうするとー?
愛佳の最寄り駅着いたら、下りの最終間に合わんっちゃ」

「ジュンジュン、20歳だかラ平気。
マンガ喫茶、泊まッテ、明日の朝帰れバ大丈夫」


ジュンジュンはそう言うと、愛佳を追いかけて走り出す。
残された愛、れいな、リンリンは顔を見合わせて首をかしげた。
仲が悪いということはないが、特別仲がいいというわけでもない愛佳をジュンジュンが送りに行く。
珍しいこともあるものだといった表情の2人に、リンリンは笑ってこう言った。

802 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:11:24.68 0
「いつも私達の勉強見てくれル光井サンに、ジュンジュン、感謝ノ気持ち一杯デす。
だから、ジュンジュン、光井サンを送りに行っタんだと思いまス」

「なるほどね。しかし、ジュンジュンがバナナを人にあげるとは思わなかった」

「それよりも、れーなのこと田中さんって言えたことにれーなは驚いたけんね」


散々な物言いだが、愛もれいなも優しい目をしていた。
そして、リンリンは―――渡されたバナナを食べていいのか迷っていた。


* * *


駅が見えてきた。
それと同時に、小さな背中も。
どこか寂しそうな空気を背負っている背中に向かって、ジュンジュンは走りながら声をかける。


「光井サン、ちょっと待つダ!ジュンジュンも一緒、付いていク!」

「ちょ、ジュンジュン。声大きい」

「あ、ごめんなさイ」


愛佳の言葉に、ジュンジュンはシュンとなる。
その姿が大型犬が耳をたれているように見えて、愛佳は苦笑した。
自分より5つも年上なのに、どこか幼いジュンジュン。
愛佳はジッと、ジュンジュンを見つめ返した。

803 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:12:43.62 0
付いていくと言っていたが、ここから愛佳の最寄り駅までは2時間強。
着く頃には、下りの最終がなくなっていることだろう。
それなのに付いていくとジュンジュンは言う。

愛佳は苦笑いしたまま、ジュンジュンに声をかける。


「付いていくって、付いてきたらうちに帰るの明日の朝になるで?
泊まるところもないのに付いてきたらあかん」

「大丈夫、ジュンジュン、マンガ喫茶、泊まル。
んデ、明日の朝一で電車乗っテ帰ル、そう決めタ。
だかラ、ジュンジュン、光井サンに付いていク」

「マンガ喫茶も最近はあんまり治安よくないんやで。
一般人相手やから何かあっても能力使えへんし…うちは1人でも大丈夫やから
ジュンジュンはきちんとうちに帰りぃ」

「やだ、ジュンジュン、光井サン送るノ。
光井サン1人の時に何かあったら、大変だかラ」


ジュンジュンの意思の強い瞳に、愛佳は小さく笑う。
一度こうと決めたら、覆さない。
そういう意思の強さを持っている、ジュンジュンは。
その眼差しの強さに愛佳は根負けした。

804 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:13:57.05 0
「分かった。でも、マンガ喫茶やと何かあったら大変やし、
今日は愛佳の家にお泊まりしてや」

「光井サンの家、泊まっテもいいでスか!
ジュンジュン、とても嬉しイ、ありがとウございマす」


小さな子供みたい、と愛佳は思った。
そのくらい幼い笑顔ではしゃぐジュンジュンを見て、泊めるくらいでそんな喜ばなくてもと苦笑いする愛佳。
愛佳はそのまま、ジュンジュンの手を取って歩き出す。
不思議そうな顔をしたジュンジュンに、愛佳は聞き取れるかどうかくらいの声で呟いた。


「手繋いどかんと、迷子になられても困るし」

「?」


改札を抜けて、自分の乗る路線のホームへと人波をかき分けるように歩いていく。
愛佳に置いて行かれないよう、愛佳の手をしっかりと握ってジュンジュンも後を付いていく。
リゾナントから徒歩15分程度のところに住んでいるジュンジュンからしたら、
愛佳を送るのは軽い小旅行みたいなものだ。
しかも、初めてリンリン以外のリゾナンターの家に泊まる。
ワクワクする気持ちが抑えられなくて、ついつい微笑んでしまうジュンジュン。

ホームについて程なく、電車がやってきた。
ぎゅうぎゅうに人が乗っている電車を見て、愛佳は低い声で今日どっか事故でもあったんかなぁと呟く。

805 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:15:20.89 0
「事故があルと、電車が混むンでスか?」

「全部が全部そうなるとは限らんけど、大概は混むなぁ。
ジュンジュン、悪いけど今日はずっと立ちっぱなしやで」


そう言いながら、愛佳はたまたま空いた乗降ドアの隅っこを陣取ってジュンジュンを抱き寄せる。
訳が分からず、とりあえず愛佳にくっつくジュンジュン。
ジュンジュンが乗った後もどんどん人が乗り込んで、ぎゅうぎゅう詰めになったところで電車のドアが閉まる。
程なく動き出す電車。

電車が揺れる度に、ジュンジュンや愛佳の方に人の重みがのしかかってくる。
愛佳は何も言わなかったが、ジュンジュンは愛佳が押しつぶされないようにとドアの手すりの部分と
椅子の手すりの部分に手を伸ばしてつっかえ棒のようにした。
自分が押しつぶされないようにそうしてくれてると気付いた愛佳は、小声でジュンジュンに話しかける。


「ジュンジュン、別にそんなことしなくてもええよ。
こういうぎゅうぎゅう詰めは慣れっこやから」

「光井サン、ジュンジュンよりも小サくて、か弱イ。
だからジュンジュンは光井サンを守ル、光井サンは何モ気にしナくてモいい」


そうすることが当たり前と言わんばかりのジュンジュンに、愛佳は小さくありがと、と言う。
普段、愛佳はれいなや小春と一緒にしゃべっていることが多く、ジュンジュンやリンリンとは
日本語を教えるということ以外で話すことが少ない。
こういう形で一緒に行動することがなければ気付かなかったであろう、ジュンジュンの優しさ。

806 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:16:22.52 0
駅で声をかけられた時は、少しびっくりしたけれど。
ジュンジュンに付いてきてもらってよかったなと、愛佳は小さく微笑んだ。
1人で帰るのが寂しいと思うくらい、今日ははしゃいだから。

―――電車は2人を乗せて、終着駅を目指して走り続ける。


* * *


ようやく、2人は終着駅―――愛佳の家の最寄り駅へと到着した。
都心のベッドタウンなだけあって、ここで降りる人間は多い。
二時間程立ちっぱなしで、さすがに足が棒みたいになった2人。
足の痛さに顔をしかめながら、2人はホームに降り立った。

少し前を歩く愛佳を見ながら、ジュンジュンは愛佳をすごい人なんだなと改めて思う。
こんなに長い時間電車に揺られて学校に行って、沢山の宿題をやりながら自分とリンリンに日本語を教えて、
家に帰宅する頃には日付が変わっている、かなりのハードスケジュール。
自分とリンリンに日本語を教えるのは毎日というわけではないにしても、正直きついと思う。
それなのに、愛佳は顔色変えることなくきびきびと歩いていた。

その姿に、ジュンジュンは小春のことを思い返した。
彼女もまた、ハードな環境に身を置いている。
性格的には似ているところなどないように思える2人だけど、
置かれている環境のハードさは似ているのだなとジュンジュンは小さく笑った。

改札を抜けて、2人は無言で夜の歩道を歩いていく。
何か話さなくちゃと思う反面、話さなくてもどこか心地よい空気に2人は身を浸していた。
共鳴という得体の知れない感覚が、会話することなくとも2人を繋ぐ。

807 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:17:31.04 0
>>799-806
前半はこの辺で
後半は23時くらいに投下しますよろしくお願いします

808 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 20:38:24.88 0
トテモトテモヨカタ!感動シタ!
いやジュンジュン これはまだ前半やって言うてはりますやん
オー!ジャアマダ読メルノカ!ソレハ嬉シイナ!
・・・そやね それは確かにそうやわ

みつジュン最高です!
続き楽しみにしてます!

809 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 21:29:38.45 0
小春が雷落としまくりのホゼナント

810 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 22:17:25.10 0
こっちは静かなホゼナント

811 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 22:28:34.02 0
>>807
今、読みました
オイ!こりゃ23時が楽しみだぞ!
待ってます!

812 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 23:00:25.54 0
やがて、愛佳の住むマンションが見えてきた。
自分の住むマンションと比べると随分立派なことにジュンジュンはびっくりする。
1人暮らしだと小春が言っていたが、1人で住むには広過ぎるだろうとジュンジュンは思った。
ここで1人で暮らす愛佳の孤独を思うと、悲しい気持ちになる。

その気持ちが伝わったのか、愛佳はそっとジュンジュンの手を握る。
触れた手から伝わるのは、けして孤独ではないのだという愛佳の気持ち。
伝わってきた気持ちに、ジュンジュンは安堵した。

鍵を開け、部屋に入る。
いつもと変わらない部屋だけど、今日はいつもと違う。
ジュンジュンに鍵をかけてから入ってきてなと言って、愛佳は部屋の照明をつけて回る。


「お茶菓子の1つくらい出せたらええんやけど、人呼ぶことがないから何もあらへん。
ごめんなぁ、ジュンジュン」

「大丈夫、ジュンジュン、いつもバナナ持ってルかラ」

「…今の時季はええけど、夏場はやめとき。腹壊すで」


人の家でも普通に持参したバナナを食べ始めるジュンジュンに苦笑いしながら、
愛佳は冷蔵庫からペットボトルのお茶を取り出す。
コップを二つ準備しそれぞれにお茶を注いで、冷蔵庫に再びペットボトルを戻した。
お盆にコップをのせて、リビングに戻ると。
ジュンジュンは既に二本目のバナナを食べ終わっていた。

日本人なら、こういう時は家主が戻るまで遠慮しているものだが。
その辺は文化の違いなのか、ジュンジュンは何も気にすることなくバナナを食べている。
改めて、国の違う人間と一緒にいるのだなと思いながら、愛佳はジュンジュンにお茶の入ったコップを差し出した。

813 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 23:01:23.04 0
「ありがトございまス」

「いえいえ。しかし、付いてきてもらっといてあれやけど。
愛佳、明日も学校やねん…だから、もうお風呂入って寝るだけなんよ」

「ひょっとしテ、ジュンジュン、付いてこなイ方が良かっタ?」

「あんなぁ、ジュンジュンには愛佳が大人しそうに見えてるのかもしれんけど。
愛佳、本気で嫌やったら意地でもジュンジュン振り切って帰るで」

「迷惑、ではないってことでスか?」

「…そうや、だからそんな顔で愛佳のこと見んといて」


愛佳は苦笑いしながら、ジュンジュンの額に手を伸ばして前髪をかき回す。
本当、この人は本当に成人してるんだろうかと思ってしまうのは許して欲しかった。
真っ直ぐでキラキラとした光を湛える瞳で見つめられては、照れくさい。

年下の自分でも可愛らしいと思ってしまう程の幼い顔なのに、一度戦いの場に出れば。
念動力と獣化能力を駆使して敵を倒す、戦闘系能力者の顔を見せる。
人は見た目では量れない、改めてそう思わせてくれるジュンジュンはというと。
愛佳が何故苦笑いしたのか分からないと言った顔で、バナナに口を付けていた。

温かい、人がいると言うだけでこの部屋にはこんなにも温もりが溢れるというのか。
胸をじんわりと浸していく温もりに、愛佳はふわりと微笑む。
ジュンジュンもまた、その笑顔を見てにっこりと笑う。

心と心が繋がって、重なって、響き合う。
共鳴という絆によって2人もまた、確かに結ばれているのだ。
言葉を交わさなくとも通じ合う気持ち。

814 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 23:02:47.98 0
だが、名残惜しくてもこの温かな時間を終わらせなければならない。
温もりに気が緩んだせいか、睡魔がこんなにいい場面で出しゃばってきた。


「それ食べたら、お風呂入って寝るで。
ていうか、もう、愛佳まぶたが重すぎて辛いわ…」


日頃の疲れもあるのだろう、眠そうに目をこする愛佳。
それを見たジュンジュンは立ち上がり、愛佳が何か言葉を発するより早く愛佳を立ち上がらせる。


「お風呂は明日の朝、ちょっト早起きしテ入ればいイ。
眠い時にハ、眠る。
その方がずっと、体に優しイ」

「え、でも何か嫌や、そんなん。
男の人じゃないんやから、お風呂入らないで寝るとかちょっとあかんやろー」

「光井サン、お姉ちゃンの言うことは聞クの」

「しゃあないなぁ、今日だけ言うこと聞いたるわ。
…まさか、ジュンジュンは愛佳のこと差し置いて風呂に入るとか言わへんよね?
家主を差し置いて1人身綺麗にして寝ようとか、愛佳は許さへんで」

「でモ、ジュンジュン、バナナ臭いヨ?」

「バナナ臭いって自分で言うか、普通…。
っていうか、ジュンジュン、分かっててそういうこと聞くとかないわ」

815 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 23:04:01.28 0
顔を赤くしてそっぽを向いた愛佳の言葉に、ジュンジュンはニヤリと笑う。
せっかく一緒にいるのに1人で先に寝るのは寂しいという愛佳の心の声が、ジュンジュンにはしっかり聞こえていたのだ。
聞こえていたくせに、わざと意地悪を言ってきたジュンジュン。
だが、その意地悪はけして愛佳を傷つけたくて言っているのではないと、愛佳には分かっている。

大きくて、それなのに子供みたいで。
優しいのに、意地悪なことを言ってみたり。
だけど、ジュンジュンなりに考えて愛佳に接しているのだ。
それが分かるから、愛佳は何も言わずに寝室に連れて行き。

小さいけど勘弁してなと言いながら洗い立てのパジャマ一式をジュンジュンに渡して、パジャマへと着替える愛佳。
ジュンジュンが着替えている気配を感じながら、愛佳はささっと制服を脱ぎ、スカートをハンガーに掛ける。
糊のきいたシャツも同じハンガーへとかけて、肩の所にネクタイも掛けて明日着る制服の準備を終え。
脱いだシャツを洗濯機に放り込んで帰ってきた時には、ジュンジュンは既に布団の中で寝息を立てていた。

お姉ちゃんの言うことは聞くのとか言って、これじゃどっちがお姉ちゃんか分からへんやん、と呟いて。
愛佳は苦笑いしながら、目覚まし時計の針をいつもより大分早い時間に設定する。
お風呂に入るだけじゃなく、この大きなお姉ちゃんに朝ご飯を食べさせてあげないと。


「…ジュンジュン、まさか朝ご飯からバナナ一房とか言わへんよな。
この家にバナナなんてないで」


そう言いながら、愛佳はジュンジュンを壁の方へと少し押してその身を布団へと滑り込ませる。
自分の熱で温めたのではない、柔らかな温もりが既に宿る布団。
もう随分と長い間、そんな温もりには触れていなかった。
自然と目尻から伝ってくる涙に戸惑ったのと同時に、愛佳を包み込む優しい腕。

816 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 23:05:29.51 0
普通にもう、眠っているはずなのに。
愛佳が泣いていることなんて、分からないはずなのに。
その腕は確かに、愛佳を包み込んで離そうとしない。

寝ぼけて抱きついているわけではないと分かるのは、触れている場所から伝わってくる愛佳への気遣いの気持ち。
既に眠っていたであろうジュンジュンを起こしてしまったのかと、愛佳は申し訳ない気持ちになる。
それすら包み込むように、ジュンジュンの腕に込められる力。

とろとろとした温もりと、自分でもよく分からない感情を包み込んでくれる優しさに。
愛佳の意識はゆっくりと、眠りの淵へと沈んでいく。

まさに眠りに落ちるその瞬間に、愛佳が発した心の声に。
目を伏せたまま、ジュンジュンは小さく微笑んだ。
頑張り屋で、真面目で、年上の人間から見てもしっかりしている愛佳。
だからこそ、たまにはこうして小さかった子供の頃のように甘えればいい。

未来を視て、不測の事態からリゾナンター達を守る愛佳。
ならば、自分はその繊細な心を守る者になろう。


―――ジュンジュンの心の声に、遠く離れた場所で眠っているはずのリンリンの声が応えた気がした。

817 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 23:07:00.29 0
>>812-816
後半は以上になります
たまにはこうして何もない日常生活を書くのもありということで

818 :名無し募集中。。。:2008/07/29(火) 23:11:15.15 0
よかったです!
みっつみつにされてジュンってなりました
これだけ読めばただのカップリングモノっぽいですが いつもの辛い流れがあるからこそ心に来ましたねえ

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