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リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第12話

1 :名無し募集中。。。:2008/07/19(土) 16:42:15.91 0
<一体、何処に行くって言うんだ
   _, ,_
川*’ー’)<<胸の高鳴る方へ

前スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第11話
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1215432711/

まとめサイト
 PC:http://resonant.pockydiary.net/index.html
携帯:http://resonant.pockydiary.net/index.cgi

掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/

テンプレ>>2-16ぐらいまで

396 :名無し募集中。。。:2008/07/23(水) 23:17:50.82 0
>>395
やや夏枯れ気味のスレを潤す恵みの雨到来
待ってます


397 :名無し募集中。。。:2008/07/23(水) 23:33:21.50 0
0時の投下前に注意書きを投下しておきます(規制対策)

・それなりの長さ(内容は8レス分です)
・こんなのガキさんじゃないやい
・真綿で首を絞めるようにじわじわじわじわと書かれる鬱

以上になります
最後の更新は以上になります云々のアンカー付きレスは規制対策を兼ねて後で打ちます
では0時までしばしお待ちください

398 :名無し募集中。。。:2008/07/23(水) 23:51:11.90 O
連投に効果あるかなホゼナント

399 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:00:34.66 0
「ここは…」

「ここは…じゃないよ、里沙ちゃん。
何やってんの本当」


目を開けた先には、怒りを露わにした愛と。
そして、里沙を取り囲むように立つ7人のリゾナンター。

ジュンジュンとリンリンの病室から出て、医師を呼びに行こうとしたその後の記憶がない。
おそらく自分は倒れてしまったのだろうと、他人事のように想う。

夕方から翌日の朝まで一睡もしないで付き添うなんてことを数日も続けて、それで倒れない方がおかしいのかもしれない。
朝になって病院を後にしても、その後殆ど一睡も出来ない状態で夕方を迎えていたのだから。
脳裏を過ぎる、ダークネス幹部の一人である吉澤ひとみの言葉。


『やり過ぎってお前は言うけど、お前、自分が何者か分かって言ってるのか?
お前は、ダークネスのスパイなんだよ。』

『次の調査はあたし一人で行うから、まぁ、この間のようにはならないように努力はするよ。
でもな、新垣、忘れるなよ。
お前はリゾナンターじゃない、ダークネスのスパイの新垣里沙だ。
お前がダークネスを裏切りリゾナンターに付くのなら…分かってるよな』


情けをかけてもらっている、それが分からない程愚かではない。
他の幹部がこの任務に就いていたら、とっくに里沙をスパイ任務から切り上げさせて『処理』に回し。
里沙が裏切らぬようにと人質に取っている安倍なつみを処刑する、そのくらいのことはされているだろう。

400 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:02:07.13 0
吉澤には『M』時代から世話になっていて、なつみとはまた違った意味で師弟のようなもの。
お互い洗脳系能力の持ち主ということもあり、あらゆる洗脳系能力に関する知識を教えてもらう日々を過ごした。
自分の弟子みたいなものだという感覚があるからこそ、吉澤は里沙にああ言うのだろう。
弟子に『処理』を施す真似はしたくない、だから、里沙に忘れるなと言い聞かせるのだ。

人質を取られていることを忘れ、リゾナンターに与することがあるならば。
その時は問答無用で里沙を『処理』し、なつみを抹殺にかかるぞ、と。


「ガキさん、何でそんな無茶するんですか?
一人で背負い込まなくても、絵里もさゆも夜間の付き添いくらい出来たのに」

「うん、それは分かってた。
でも、2人のこと心配だったから」

「心配なのは皆同じです、ガキさん何も分かってない。
ガキさん1人が無茶して倒れる必要なんて何処にもないじゃないですか。
さゆみ達、そんなに頼りにならないですか?」


さゆみの言葉に、そういう訳じゃないと言って里沙は口を閉ざす。
頼りになるならない、そういう観点で言うなら。
今のさゆみも絵里も充分すぎると言ってもいいくらい、頼れるメンバーとして成長した。

夜間の2人の付き添いを、絵里とさゆみにも協力するように言わなかったのは。
2人のことを自分自身への戒めとしたかったから。
ダークネス幹部の中でも比較的温厚な吉澤がいながら、2人があそこまで手ひどく傷つく事態になったのは。

吉澤は最近の里沙との会話で気付いてしまったのだ。
里沙が徐々にリゾナンターの方に引き寄せられている、と。
それを確認する為にわざと2人を手ひどく傷つけ、里沙の反応を見たのだろう。

401 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:04:03.57 0
里沙がほんの少しでもリゾナンターの皆に対する好意的な感情を見せることがあれば、
吉澤は容赦なく、またあの2人のように手ひどく…場合によっては死に至るレベルで皆を傷つけるに違いない。
一度目は確認の為だっただろう、だが次は、里沙に対する警告の1つとして。

それを避ける為には、吉澤に対して余計な感情を見せないこと。
2人のことを自分自身への戒めとすることが、間接的に皆を守ることになる。
意識の戻らない2人に付き添いを続けることで、里沙は自分自身を厳しく律していた。
忘れるな、吉澤に対して余計な感情を見せてしまえばまたこのような事態になるのだ、と。

何も言わずに黙り込む里沙に、皆が一様に不思議そうな表情を見せる中。
愛が大きく1つ、ため息をつく。


「あー、もう、この頑固もんが。
…皆は戻ってええよ、後はあーしが言っておくから。
ジュンジュンとリンリンの退院準備頼むわ、皆」


愛の一言に、皆渋々といった表情で部屋を出て行く。
皆を遠ざけてくれたのはありがたいが、愛と2人というのもそれはそれで気まずかった。
仲は悪いどころかリゾナンターで最も仲のいい仲間、だが今最も隣に居てほしくない相手は間違いなく愛である。

精神感応の能力を使うことなくとも、愛は人の心の機微に敏感な人間だ。
そして、今の自分は体調の崩れから精神的にも大分隙がある状態。

普段の里沙なら、皆に自分の本当の心の声が聞こえないようにしっかりガード出来るのだが。
今は、しっかり気をつけていないと本当の心の声をあげてしまいそうなくらい、自分の心が弱っている。
気をつけないと、愛に余計なことを知られてしまうかもしれない。

警戒する里沙の心が伝わっているのか、愛は静かに口を閉ざしたままベッドの横の椅子に腰掛ける。
―――その横顔は、最初に出会った頃と比べると随分頼もしく見えた。

402 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:06:08.16 0
初めて出会った時、愛はダークネスの下級兵を相手に必死で戦っていた。
超能力組織と聞かされていたのに、彼女はたった1人で戦っている。
事前に与えられていた情報と実際の彼女との差に、これは一体どういう事だろうと首をかしげる里沙。

組織というからには、何らかの戦闘訓練を受けているのが普通だろう。
だが、里沙の視界に映る彼女はお世辞にも戦闘訓練を受けてきた人間とは言えないくらい、素人丸出しの動き。
そして何より、彼女を援護する仲間は辺りを何度見渡してもいない。

超能力者組織と言っていたが、まさか1人、しかもダークネスの下級兵相手に手こずるレベル。
こんなくだらないことの為に、なつみを人質に取って里沙をスパイとして潜り込ませようとするなんて。
ふつふつと湧き上がる怒りを堪えることは難しかった。

足を傷つけられ、焦りを全面に出す彼女。
冷たいようだが、見殺しにしていいだろうと里沙はこの時思っていた。
この程度の能力者、倒されるならそこまでの能力者ということである。
わざわざ、スパイ活動をするまでもない、そう思っていたその時。

里沙の心を揺るがす、大きな声が聞こえた。

誰か助けて、その声が聞こえた瞬間、里沙は思わず自分の能力を解き放つ。
精神干渉の応用、意思を持たぬ無機物に自らの意識を半分乗せて操る技。

本来ならば精神干渉を使用する際、里沙の意識は肉体から完全に離れる状態になる。
それは相手の意識をのっとる為に、自らの意識をその意識に覆い被せて包み込むようにする必要があるからだ。
だが、この技はその必要がない。
戦闘系能力を持たぬ里沙が戦いで生き抜く為に身につけた、戦闘術の1つ。

一瞬で仲間である下級兵の動きを封じきった里沙は、愛に声をかける。
この技は本来の能力の使い方に反する能力の使い方をしているため、著しく精神力を消耗するのだ。
長引かれるようなことがあっては、彼女共々、共倒れしかねない。

403 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:08:09.30 0
光使いの能力を使い、一瞬で下級兵の存在を消し去った彼女。
幼い笑顔で、ありがとうと言ってきた彼女に里沙は冷たい言葉を投げかける。


「あの程度の相手に手こずって、それでダークネスと戦っていくつもり?」


本心から出た言葉だった。
彼女が戦っていた相手は、ダークネスの中でも最弱の層に位置する。
そんな相手に手こずっているようではダークネスという巨大能力者組織と戦っていくなんて、
無茶という次元を超えてありえない、あり得なさすぎて失笑すら出来ない。

黙り込む彼女に声をかけたのは、スパイ活動をする為だけではなかった。
無謀を通り越して絶望的ですらある戦いに挑む彼女が、余りにも哀れで仕方なかったから。

そうして、スパイ活動をする意味があるのか分からないような状態から、里沙のスパイ活動は始まった。
どうしたらええんやざと困った顔で言う彼女に、半分呆れながら仲間を探すように言い。
徐々に集まっていく仲間達が起こす、下らなさすぎる喧嘩に真剣に悩む愛を叱咤し。

今や、そんな日々を笑い話に出来るくらい。
愛は立派に成長し、すっかり組織のリーダーらしくなった。

―――もう、自分が側に居て支えなくても大丈夫なくらいに。


沈黙に耐えきれなくなって、里沙は愛に声をかける。

404 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:10:08.12 0
「リゾナントはいいの、愛ちゃん?」

「あぁ、臨時休業にしたし。それよか、里沙ちゃん。
何があったん?」

「何が、って?」

「ここのところ、調子よくなさそうにしとったけど。
眠れない理由でもあった?」


里沙の目を覗き込むように聞いてくる愛に、里沙は無言を貫く。
愛は自分に対して甘い。
だから、こうすれば愛は何も言えずに引き下がる。

長年の付き合いの中で、愛は里沙のことに関してはリゾナンター1分かっているだろうが。
その逆もまた然りで、里沙は愛のこと、特に扱い方に関してはリゾナンター1分かっていると言い切れる。

卑怯だなと自分でも思う、だが、愛に何を思っているか知られるわけにはいかなかった。
ほんの少しでも変だなと思うところを見せたら、彼女はきっと里沙が本当のことを言うまでじっと待つだろう。
絶対に諦めないよ、絶対に聞き出してみせる。
そんな目で見つめられたら、今の自分はきっと、言うまいと思っていることまで話しかねなかった。

再び訪れる沈黙。
さっきまでの横顔とは違い、愛の目にはどこか昔を懐かしむような切なげな光が宿っている。
心が共鳴しているわけでもないのに、愛は里沙がさっきまで昔を思い返していたように、
自分も昔を思い返しているのだろうか。

出会った時には背中くらいまであった髪は、頬くらいまでの長さに変わり。
染められていなかった黒髪は柔らかな栗色に染められ、顔立ちはどこか凛々しくなった。
何より、頼りなげだった瞳には、皆を守るという強い意志が常に浮かぶ。

405 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:12:22.00 0
人というのは、こんなにも変われるものなのだとしみじみと想う。
愛ももちろん、他の皆も昔とは比べものにならないくらい成長し、立派な能力者となった。
吉澤の確認の任務のうちに、何故か愛は含まれていないことを考えると。

そう遠くないうちに、本当にこの日々が終わるのだ。
どちらにも真に所属することが出来ないなら、せめてこの日々が長く続けばいいと祈ったけれど。
神様は自分に辛いことばかりを押しつけて、何がしたいのだろうか。

もう自分がいなくても彼女達はちゃんとやっていける、そう心の底から想うのに。
それでも何故か、寂しいと想う気持ちに苦笑したくなる。


「しかし、本当色んなことがあったよね」

「何、急に」

「いや、何か振り返ってみて色々あったなぁって思うから。
愛ちゃんだってそう思うでしょ?」

「まぁ、確かにね」


何を考えていたか分かるのに、こうして愛に話を振る自分の気持ちが分からない。
そんなことを話したところで、自分の中にある寂しさが深まるだけなのに。

もうすぐ、終わりを迎えるのなら。
せめて、少しくらいは自分の中の何か得体の知れない気持ちに正直になってもいいのかもしれない。
そう思ったら、止まらなかった。
溢れ出る気持ちをそのまま言葉に乗せる。

406 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:14:28.55 0
言葉が切れたのと、愛の両腕が里沙に伸びたのはほぼ同じタイミング。
背丈の割には大きい手のひらで優しく髪を撫でられ、そして背中に細い細い両腕が回されたのを感じながら。
愛の声が鼓膜を震わせながら、心まで震わせるように伝わってくるのは気のせいだろうか。

両腕に込められた力、心の扉を叩き続ける愛の強い想い。
まだ完全に彼女達に流されるわけにはいかないのだと分かっていても、
その想いは応えたくなるだけの強さを持って里沙の心の扉を叩き続ける。

おそるおそる手を伸ばして、その華奢な背中を抱きしめようとしたその時。


「新垣さん、回診の時間ですよー。」


その声に反射的に愛から離れながら、里沙は助かったと心の底から思った。
やはり、体が弱っている分、精神的にも隙が出来ている。

スパイ任務を終えるその日まで。
いや、スパイ任務を終えて彼女達と二度と会うことがない状態になるまでは。

―――この心のガードは、けして解いてはならないのだ。


407 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:17:53.63 0
>>399-406
更新は以上になります

408 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:21:57.89 0
>>407
ないやいさん、乙でした
愛視点のカタストロフを既に知っているだけに、
ドキドキしながら読んでいましたが、一歩手前で
終わっちゃいました
ホッとしたような、お預けを喰らったようなw

409 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:22:39.65 0
乙です

最後の台詞を
( ・e・)<けして解いてはならないのだ

ってするとなんだか一気にコミカルになることを発見しましたので報告します
・・・すみませんだって悲しいんだもの

410 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:33:58.48 0
ないやいさん、お疲れでした
408の人も言ってるけど、これから何が起こるか判ってるだけに、
読み進むんでいくにつれ、心が痛むというか
まさに真綿で締め付けられるような感覚ですね
いっそガキさんの鋼線でひとおもいにやられた方が、楽かもw

411 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:39:58.86 0
>>407
乙でした
先に感想を述べているみなさんに同感ですねw
愛ちゃん視点もガキさん視点も思うところは同じです
看護師さんKY!!っていう・・・
次回は物語が進むのでしょうか 楽しみにしています


412 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:44:51.03 0
>>407
乙でした
哀しい話だなあ、でも続きが読みたいです
ちなみに、「ガキさんじゃないやい」でググると、
ないやいの人のことが2件目に出てきます

413 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:47:45.36 0
川*’ー’) この地震もダークネスの仕業か?

414 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 00:59:51.03 0
ないやいです皆さん温かいレスをありがとうございました
長文書いても規制にひっかかるしそれなら大人しくある程度書けたところで放出していく
スタイルにした方が保全代わりになっていいかなぁということで今回は小出しでw

この話の続きですが物語の進み具合としては愛編より若干進む?くらいかなと
そして後編へと…すいませんまだまだじわじわが続きますorz

そして412さんの言ってたことが本当か確かめてみたら…引っかかりましたね本当に
でも412さんのレスを見た時にないやいの隠れ家でもヒットしたのかと思って
1人焦ったのは内緒です
地震ひどかったですが皆さん大丈夫だったでしょうか…

415 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 01:03:38.77 0
震度6強は強いな

吉澤でバトルものを書いてみたことがあるけど
彼女の能力をアースクエイク(起震)という設定にしたら
中国の大地震があって、流石に自粛することにした

被害にあわれた方、お見舞い申し上げます

416 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 01:12:03.84 0
>>415
どす〜ん?

417 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 01:19:33.96 0
>>416
ああまあそうなんだけど、やっぱ不謹慎だから

418 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 01:54:48.20 0
「回診の時間ですよー。」ホゼナント

419 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 01:59:35.48 0
ないやいさんの設定だと愛ちゃんは「M」にいなかったんだっけ?
愛ちゃんの昔の設定まだでてきてないよね
パラレルすぎて混乱してきたw

420 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 02:17:44.43 0
パラレルで混乱するのあるよねw
リゾナンターになった順番も違ってたりするし

421 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 03:05:25.07 0
>>420
それで作者ごとの分類って話が出てたけど同じ作者でも話によって違ったりするし

422 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 03:33:16.12 0
混乱してしまったので自分の中でまとめてみた

1.はじめからダークネスとリゾナンターしかない(リアルと脱退や加入順、リーダー歴が同じ、もしくは酷似している)
2.「M」が裏切りを経てダークネスとリゾナンターに分裂(安倍さん含むOGがダークネスに、「M」に愛ちゃんがいた?)
3.「M」がダークネスになった(安倍さんはそれに反発して幽閉、「M」に愛ちゃんはいなかった?)
4.「アサ=ヤン」に安倍さんガキさん愛ちゃんがいて一度ダークネスに敗れた後、愛ちゃんがリゾナンターを結成
5.「M」という組織のなかに「アサ=ヤン」という実行部隊があった

本当に大まかだけどこんな感じかな?2と3は自分が読み違えてるだけかも
全部を混ぜてるようなのもあるし同じ作者さんでも作品ごとに設定を変えていたりで複雑
もちろんどれにも当てはまらないのもあるだろうし細部の違いをあわせたらもっと増える
ないやいさんの設定は過去作を読み返すと大体3になるのかな

423 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 04:54:34.87 0
異能力者は全てにおいて制約を交わしている。
周囲の人間からの虐待の防衛本能としての潜在能力。
そして内側から自身への破壊衝動による原初の呪い。

全ては何かの抑止力の元で生まれ、目覚めた。
それは"チカラ"の気まぐれなのか。
それとも本能なのか。


424 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 04:58:08.61 0
精神干渉(マインドコントロール)。

それは情報を、思考法則を偽造する事で肉体を決められた結論へと導く力。
だがそのためには対象の理性・本能といった数々の自己世界を突破しなくてはならず
深く侵入するには制御する為の訓練が必要になる。

他者の情報中枢への侵入は他者の常識への浸透と同意であり
自我の発達によってその能力は増すどころか薄れていく傾向にある。

だが、里沙はダークネスでの訓練によって
一時的な精神機能や思考能力の低下状態を引き起こさせ
その際にある特定の行動規範や思想を、文字通り「叩き込む」方法を教えられてきた。

情報を引き出すという事は他者の知識、道徳、法則さえも読み取るという事。
だがその能力を過剰に発動させると、最悪の場合、他者の心体は破壊する。

愛の精神感応とは似て非なる能力。
自分と他人の精神を同調させ、相手の心を読んだり、心を伝えるその能力と。


425 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 04:59:19.52 0
光と影のようなその二つの能力。
最初は破壊の力と、再生の力だと思っていたその"チカラ"。

スパイとして潜入作戦に志願したのは単なる好奇心だったのかもしれない。
同じ影として生まれた高橋愛と、彼女が結成し、スカウトしてきたリゾナンター達。
その中で感じた、さまざまな情報と思考は、時には離れることもあるが、まるで
何かに引き寄せられるかのように修復される。

それが、彼女達の『共鳴』の力。

だがそれが完全に修復されていると言えば嘘になる。
人の【心の穴】はそんな簡単なものではない。
共鳴とは言わば相手の心という知識・感情・意思の総体への繋がりを持つことをさす。
そしてそれは、【心の穴】が闇へ沈むときに圧倒的な力として目覚める。


426 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 05:00:25.39 0
【穴】とは【負】だ。
闇の中で渦巻く、得体の知れないおぞましい無数の傷。
怒り、恐れ、焦り、後悔、不安、自信喪失、嫌悪、そして孤独。
世界に霧散として存在し、その感情が力へと増幅させる。

つまり『共鳴』と闇は同じもの。
闇が無ければ『共鳴』は無い。
まるで、悪が無ければ正義が無いのと道理。

精神干渉(マインドコントロール)と精神感応(リーディング)。

それは魂のハッキングと何ら変わりは無い。
悪魔の所業。
『闇』から生まれた二つの力は、互いを引き合わせた。

 ―――あたし達が出会ったのは、決して偶然なんかじゃない。

以前、愛がそんな事を言っていた。


427 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 05:01:02.41 0
高橋愛。
製造番号:i914。

巨大組織ダークネスの研究機関によって
遺伝子の段階から化学合成された『人造』の能力者。
生まれた瞬間から脳に電極を接続され、その刺激は疑似体験となって
子供の脳内ニューロンを成長させ、異能力の情報構造を形成する。

千人にも及ぶ赤子の実験体。
成功例はたった一人。

遺伝子構造を決定する乱数処理の気まぐれで成長出来なかった者の
末路は品種改良されたダークネスでの人造構成員。
それにも属せ無かった者は……想像もしたくない。

  ―――人は、何で何かを犠牲にせんと生きられんのかな?


428 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 05:02:27.18 0
ダークネスから送り込まれた戦闘員の屍。
夥しい返り血を浴びた後姿。
その小さな背中に背負うものは、あまりにも重い尊き命の灯火達。
いつかその炎に身を焼かれることを恐れながら、それでも進むことしか出来ない。

世界に縛られ、『破壊者』である彼女。
その役割として、"贄"として選ばれた存在。

もしかしたら、あの粛清者Rよりも残酷で、非道で、残虐な人なのかもしれない。
精神的能力者に洗脳系のチカラは簡単に無効化される。
だから一度も愛の【心の穴】を見た事は無かった。

だがそう思ったのは、愛が精神感応という"チカラ"を持っているから。
里沙は個々の存在しか見られないが、愛は生まれた瞬間から自分の
否応を問われずともこの世全ての出来事が理解できた。


429 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 05:03:35.74 0
自分と他人の精神を同調させ、相手の心を読んだり、心を伝えたりするその能力は
精神干渉と違って自我の発達によって能力は強くなり続ける。
それがまだ自身の自我さえも曖昧な上に、まともな訓練を受けていない
子供が使えばどうなるだろう。

まるで音と音が重なり、響き合うように。
他人の想いやその叫び声を直に聞く事になる。

知りたくないものや理解したくないものを。
相克し相反する二つの真実を愛は同時に思い知らされるのだ。

好きなのに嫌われている。
愛しいのに拒絶されている。
矛盾として処理されない気持ちや感情は徐々に【穴】となって愛を引きずり込む。

まさに【心の穴】そのものの愛を、その存在がなくなるまで
『闇』は形を変えて追いかけ続ける。
まるで鬼ごっこ。
無期限無制限の、永遠に続けられるその遊び。


430 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 05:05:16.23 0

里沙はスパイになって初めて分かった。
これまで見てきた世界がまるでちっぽけにさえ思える程に。

あのままダークネスの元に居続け、本当の『破壊者』となっていれば
今よりも楽だったのかもしれない。
だがそれは異能力者が持つ法則であり、道徳であり知識だ。

人間は人外を恐れる。
それが自身で作ったものだとしても、自分を否定する事も出来ずに
ただただ異能力者を恐れ続ける。

結果的に考えて、逃げたのだ。
愛を祖母に預けた母親は、計画の責任者であるれいなの両親は。
その手で愛を元に戻すことだって出来たはずなのに。

 相克し相反する二つの真実。

何故、愛の母親は能力の『抹消』ではなく『忘却』を選択したのか。
例え記憶の改竄をした所で、遺伝子に直接書き込まれた能力は消えない。

何度もそう問いかけてみるものの、その理由を聞く術は、既に無い。


431 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 05:06:55.00 0

愛は苦しんでいる。
"生きる"選択を選んだことで、"死ぬ"選択を地獄の中で問い続けている。
能力が備わった時と同じように否応無く。

里沙のように闇に染まるのか。
それとも、いつ届くのかも分からない光を追い求め続けるのか。

同時に、その"決断の日"まで【心の穴】は耐えられるだろうか。
リゾナンターのメンバーにも相克し相反する二つの真実を持っている。
人間としての知識、道徳、法則。
異能力者としての知識、道徳、法則。
何が良くて、何が悪いのか。

i914。
ダークネスの元で生まれた殺人兵器。
存在自体がこの世界を『消滅』させることが出来る"チカラ"の持ち主。
その事実を、メンバーはまだ知らない。

  ―――『共鳴』とは、『光』にも『闇』にも成りえる奇蹟。
  そして同時に、それこそが世界の"抑止力"。


432 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 05:08:14.58 0
耐え切れなくなった時は、似て非なる"役割"を持った人間が抑止力となるしかない。
そして今、世界の『監視者』として里沙は居る。

  ―――今はまだ、"その時"ではない。

全ては何かの抑止力の元で生まれ、目覚めた。
それは"チカラ"の気まぐれなのか。
それとも本能なのか。

精神干渉(マインドコントロール)。
それは情報を、思考法則を偽造する事で肉体を決められた結論へと導く力。

 ―――でもそのおかげで、私達が出会えたのも事実だよ。

硬く結ばれた拳にソッと触れ、静かに繋がる。

 ―――帰ろう?皆のところに。

頷く彼女はゆっくりと歩み始める。
導かれる道へと、ただただ何かを求め続けながら。


433 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 05:14:28.68 0
また投下ラッシュがあるといいなぁと思いつつ、ちょっとした保全用です。
若干どのストーリーにも当てはまっていない気が
するので、続きは無いかもしれません。
また変な時間に投下して申し訳ないです(汗)


434 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 05:17:22.88 0
>>423-433
貼り忘れてましたorz

435 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 07:18:12.65 O
キテルー!
後で読ませていただきます
会社に着いてからゆっくりw

436 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 07:19:06.77 0
おはよーございますのホゼナント

>>419-422
ないやいの設定はほぼ3です愛さんの設定云々に関しては…後5、6話くらい書いたら出てくるかもです

>>434
続き読んでみたいけどこれはこれで綺麗にまとまってるなぁと思います
帰宅したらじっくり読ませてもらおうw

437 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 08:23:19.05 0
>>422
自分は5ですが、というか明確に5なのは今んとこ設定した自分だけですが、
正確には逆でアサ=ヤンの中にM。なので、4のバリエーションの範囲かと
ちなみにアサ=ヤンには他にAmi-GOとかSaLPとかdosとかの部隊がいた筈

あと自分が前に書いたのは1かも

整理すると
1最初からリゾナンターとダークネスのみ
2Mが分裂してリゾナンターとダークネス
3Mがダークネスになり、対抗としてリゾナンター結成
4Mがダークネスに破れてリゾナンターとして再起
の4つですかね


438 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 08:38:47.09 0
ごめんなさい関係ないんだけど
>>437SaLPの懐かしさにに興奮した当時小学生の自分w

このスレの影響で生まれて初めて小説に挑戦し始めました
手始めにCPモノから書いてるけどいつかはこのスレに!
だからずっと続いて欲しい・・・朝だから許してホゼナント

439 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 09:39:06.44 0
自分の中で勝手に思い描いている加入順

高橋・田中により結成 → 新垣加入(潜入) → 亀井・道重加入 → 久住加入 → ジュンジュン加入 → リンリン加入 → 光井加入

440 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 10:53:04.02 0
ほぜなんと

441 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 11:31:41.60 0
>>439
加入順を見てるだけで脳内でストーリーが膨らんでくるw

ちなみに俺のパラレル設定
5期までが「M」→「M」が瓦解 →「M」のメンバーが次々とダークネスサイドに堕ちる → 安倍を追って新垣もダークネスへ →
高橋が独りで抵抗 → 新垣加入(潜入)→ 田中加入 → 亀井・道重加入 → 久住加入 → 光井加入 → ジュンリン加入

442 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 11:38:46.22 0
>>441
大体同じだけど新垣潜入はなんとなく久住加入の後な感じ

あと藤本が吉澤殺して寝返った設定借りたいんだけどここにどう納めたものか思案中

443 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 12:01:05.86 0
>>434
高橋愛と新垣里沙
各々の“チカラ”を「光と影」の擬えて交互に語られる2人の思い
【心の穴】そして『闇』
相克し相反する二つの真実
『共鳴』とは『光』であり『闇』でもある・・・

ある意味での世界観の根源を見せてもらったような気がしています

>>439書いたのですが 自分はリゾナンターの前身は特になかった脳内設定です
「前リーダー」や「かつてのメンバー」というものも存在しません
ダークネスにいる人も同様で「元リゾナンター」ではなく元々ダークネスです
里沙の潜入はリゾナンターに対してというより当初は「高橋愛」の監視という意味合いであったと考えています

444 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 12:44:00.48 0
>>442
>>441です。自分の場合かなり特殊で無理があるかもしれないけど参考までに

「M」が瓦解したあとも吉澤と「M」の別働隊だった藤本は反ダークネスとしてそれぞれ独自に活動
さらに吉澤はまだ未熟なリゾナンターの後見的な役割を担う
しかしダークネスサイドに堕ちた藤本の策略により吉澤死亡
で、[Darkness](08)323 『the revenger 前編』に繋がっていったりします
(吉澤がダークネスによって蘇生され再び戦闘ができる状態になるまでかなりのタイムラグがありますが)

>>443
いわゆる1のパターンですね
以前ダークネスのオリメンの話を書かれた方でしょうか…?

445 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 13:03:39.93 0
設定もそれぞれで面白いですね

446 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 13:06:24.76 0
>>444
>>442ですがやっぱりそんなとこですかねぇ
自分の場合は蘇生したよっさんはリゾナンターサイドの別働隊になったようなんですが

447 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 13:43:08.43 0
>>446
そういうストーリーもぜひ読んでみたいです
吉澤は当初OGの中で唯一リゾナンターの味方として描かれていたことですし
自分の設定はこのスレに無数にあるパラレルのひとつに過ぎませんから

448 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 14:03:14.55 0
>>447
正にそれw

449 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 15:25:33.34 O


450 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 16:03:52.35 0
早めに帰ってきたらスレが設定の話で盛り上がってて嬉しい限り
人それぞれ想い描くものは違ってその分だけ色んな話が生まれるってのは
このスレならではの醍醐味ですなぁ
自分の想い描く話を書き終わった時にはまた新たな世界を想像していくのもありかもw

451 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 16:41:00.49 0
自分は単発モノばかりだからそういう設定についてはちゃんと考えたことなかったな
皆さんの設定をいろいろ拝借して番外編みたいな感じで書く方が自分は書きやすいw


452 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 16:50:40.51 0
>>451
そういうのもアリなのがこのスレのいいところw
人の設定や世界観をアレンジして使ったりするのも楽しいからねぇ

453 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 17:02:42.85 O
逆に最近そういう単発モノが減っているのは少し寂しいね
同じ作者さんによる続きモノが読めるのはすごく嬉しいんだけど
「リゾナントした」他の作品が生まれにくいのが難点なんだよねえ

454 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 17:16:37.31 0
前は単発モノが多かったから続きモノを書いたんだけど
逆転しちゃったかな

455 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 17:47:41.00 O
また忘れられた頃に書きます

456 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 18:43:27.09 0
単発モノ1つ構想だけあるけど全然形になってない

457 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 19:27:24.94 0
リゾナントしました


458 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 19:32:53.11 0
設定話の流れに乗り遅れたのであとがきで語ってきたよ

459 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 19:39:04.65 0
>>453
>>451だけどテスト終わったら書くつもりですw
自分も最近は同じ気持ちで続きモノを読まさせてもらってますから
間に単発モノも入れないと続きモノ書きさんも
焦っちゃうんじゃないかなと思ったりもするので

460 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 20:36:16.52 O
ほぜな

461 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 21:15:31.22 O
んと

462 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 21:25:08.25 0
>>458
あとがきおもしろかったです
〔Michishige〕(10)065 『邂逅〜長雨の合間に〜』 好きなんですが
敬語タメ口には気付きませんでしたねえ
気付かなかったのに言うのはアレですがそういう間接的な表現すごく好きです

463 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 21:41:02.35 0
>>458
自分も気付かなかったけどそういう隠し要素的なの大好きです
あとがきを読んでから読み返すとあー!ってなるのも楽しいですよね

464 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 21:44:40.06 0
後書き書くよりも先に話を書きたいとずっと後書きを放置しているような作者もいるよw
…後書き書いちゃうと作者のバカっぷりに幻滅されそうだから書かないんだけどねorz

465 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 22:24:50.31 0
ほぜなん

466 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 22:25:00.81 0
あとがきってどこまで書けばいいかわかんなくなるよね

467 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 22:30:47.88 0
どこまで書けばいいというか何というか
あくまでも話の最終完成系は読み手さんの頭の中を想定して書いてるからなぁ
こう受け取って欲しいとかこういうことを考えて書いたんだよとか言わない方がいいのかなとも思う

というわけで午前0時か午前1時にないやいは続き物の続きを投下します

468 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 22:32:21.43 0
>>467を修正
最終完成系は読み手さんの頭の中にある、そう言いたかったorz
あくまでも自分は淡々とイメージした風景を文章にしてるだけなので

469 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 22:53:42.91 0

ttp://ohaoha.ath.cx/img/ohaoha12408.jpg

470 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 23:33:05.90 0
>>469
小春がどうしてもみうなに見える…

471 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 23:33:37.92 0
>>467ことないやいですが0時から1本投下します
注意書きは下記の通り

・短い(内容6レス分
・こんなのガキさんじゃないやい
・それぞれのあの夜がようやく終わります

以上です
ではまた後ほど

472 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 23:46:04.20 0
楽しみに待ってます

473 :名無し募集中。。。:2008/07/24(木) 23:49:22.27 0
ワクテカ

474 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:00:55.54 0
気まずそうにテレビのチャンネルをザッピングする愛の背中を見つめながら。
長いこと一緒に過ごしてきたけれど、そういえば愛はどんなテレビ番組を見るのだろうと想う里沙。
そういう話をしたことはなかったなと、小さく苦笑いする。

話す必要がなければ話さない自分の性格も問題だし、
第一、組織にあてがわれたマンションに居る時は音楽を流しながらひたすら、パソコンに報告書を打ち込んでいる。
報告するようなことがなければ精神干渉を応用した戦闘術の訓練をしているし、
訓練が終わればシャワーを浴びて眠りに着くだけ。

普通の人間のように、テレビを見たり趣味に打ち込んだりすることはない。
と、言うより。

今更普通の人間のような時間の過ごし方なんて出来ないくらい、能力者、そしてスパイとしての生き方が染みついている。
それはすごく寂しいことのように思えなくもなかったが、全ては今更で考えることすらむなしい気がした。

愛が振り向く気配がしたので、里沙はスッと表情をいつもの自分へと戻す。


「里沙ちゃん、何か食べたいものある?
よかったら買ってくるがし」

「うーん、甘いもの食べたいかも。
シュークリームとか、プリンとか」

「分かった、一杯買ってくる!」

「一杯って、あたし今そんな持ち合わせないんだけど」

「あーもう、病人は黙って寝てろ!
あーしの奢りやし、いちいちそんな細かいこと言うな。
そんなんじゃ、ただの過労でも入院が長引くわ」

475 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:02:18.13 0
財布を持って飛び出していく愛の後ろ姿に、里沙はようやく胸を撫で下ろす。
ずっと側にいられたら、自分の置かれている立場を忘れて縋り付きたくなりそうだったから。

忘れてはいけないのに。
年に一度帰ってくる里沙を心待ちにしながら、1人孤独に居住室で過ごしているなつみのことを。
なつみと出会わなければ、とっくに終わっていた命。

なつみの命を守る為、そして皆を守る為にも、スパイとしての任務を完全に果たさなければならない。
だが、それは自分を楽にする言い訳に過ぎないと心のどこかでは分かっていた。

ダークネス幹部が約束を守ってなつみの命を奪わないとは限らないし、里沙がリゾナンター側に属しようとしまいと、
最終的にダークネスはリゾナンター達を葬り去るべく動くに違いない。
それが分かっていても、従うしかないのだ。

現時点で里沙が出来ることはスパイとしての任務を完全にこなすことだけで、
例えそれが100%確実ではなくても、自分の大切な者を守るために出来る最良のことなのだから。

色々考えすぎて疲れたせいか、体が睡眠を欲している。
愛が帰ってきたらきっと、自分の弱っている部分がさっきのように表に出ようとするに違いない。
それを避ける為に、里沙は素直にその欲求に従い目を閉じた。


夢を見ていた。
なつみが笑っていて、そして皆も笑っていて。
夢と分かっていても、素直に嬉しいと想う。
本当にこの夢が叶ったらいいのにと思いながら、里沙はその夢を俯瞰する。

優しくて、温かくて。
この夢が覚めなければいいのに。
どちらも失いたくないと想う里沙の夢は、突然場面転換する。

476 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:03:29.33 0
吉澤が居た。
吉澤の右側には目を伏せて座り込むなつみの姿、そして左側には血を流し地面に膝をつく8人のリゾナンター。
その鋭い瞳は、言葉よりも雄弁に里沙に問いかけている。
お前はどちらを選ぶのか、と。
何も言えないままの里沙を一瞥すると、吉澤は禍々しい闇のオーラを解き放つ。


「…やめて!」


ベッドの上に身を起こした里沙は、自分の背中を滑り落ちていく嫌な汗に顔をしかめた。
どんな夢か思い出せないが、少なくともけしていい夢でないことだけは分かる。
頬を伝う涙の感触が気持ち悪くて、里沙は反射的に服の袖で汗を拭おうとして、動きを止めた。

里沙の利き手を包み込むように握り、眠っている愛の姿。
その寝顔は穏やか過ぎて、その手を振り解いてまで涙を拭くのは躊躇われた。
1つ深呼吸して、利き腕でない方の服の袖で涙を拭き、里沙は時計の方を見る。
夜の11時ちょっと前、随分長いこと眠っていたようだ。

部屋の電気は消されていて、寝る前には付いていたテレビももちろん消されている。
柔らかな月の光だけが差し込む部屋は、眠っている愛の吐息が聞こえてくるくらい静かで。
この時間を刻み込むように、里沙は静かに目を伏せる。

こんなにも静かで穏やかな時は、おそらくもう二度と味わうことはない。
ダークネスの元に帰れば、1人で眠り1人で朝を迎える。
どこを探しても皆の姿はなく、少し悲しそうに笑うなつみの顔を見つめながら。
皆を思い出しながら皆を忘れていくような、そんな日々が始まるのだ。

いつの間にか気がつけば、誰にも聞こえないように心の扉を閉ざしながら。
心の中でいつも叫んでいた、皆と共に生きていきたいと。

477 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:04:39.29 0
だが、それこそは叶わぬ願い。
リゾナンターが光ならば、紛うことなく自分はダークネスのスパイ、すなわち闇。

―――光と闇は共には生きていけぬのだ。


里沙の思考を遮るように、愛が飛び起きる。


「…里沙ちゃん!」

「ちょ、何なのよいきなり!」

「あれ、あ、夢か…てか、暗い」

「暗いに決まってるでしょーが、もう消灯時間とっくに過ぎてるし。
まったく、愛ちゃんは…」


怖い夢でも見ていたのだろうか、でも、自分の頬に伝う涙には気付いていなさそうな愛を見て。
苦笑いしてしまうのを止められないまま、里沙は愛の頭に手を伸ばしその柔らかい髪を撫でた。
ごめんと謝ってくる愛が幼く見えて、ついつい甘やかしたくなる。


「疲れてたんだからしょうがないでしょ、一々謝らないの。
ここのところ、ドタバタしたもんね」

「そうやね、でももう2人も落ち着いたし。
後は里沙ちゃんが元気になればリゾナンター全員集合やよ」

478 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:05:47.15 0
「そうだねぇ、本当皆には迷惑かけちゃったな」

「そう思うなら、ちゃんと人に頼りなさい里沙ちゃんは。
1人で毎晩寝ずの付き添い続けるからこうなったんだから」


甘やかすつもりが、逆にお説教されて。
その視線がくすぐったくて、里沙は話を逸らす。
短い髪の毛を梳くように撫でながら、自然と胸を浸していく温かい感情に蓋をして。

祈るように目を伏せる愛の表情はとても綺麗なのに、何故かその表情は里沙の心を優しく傷つける。
何か不安に思うことでもあるのか、愛の心は僅かに乱れていた。
どう声をかけようかと思った、その時。

―――里沙の心を切り裂く悲しい叫び声が届く。


何がきっかけだとか、そういうことは全く分からない。
ただ、3人は里沙がスパイであることに気がついてしまった。
リンリンの意識に触れた時には、まだ大丈夫だろうと思っていたのに。

静かに穏やかに過ぎるはずだった時間は、一晩さえ持たずに消え去った。
何と声をかけていいのか分からないといった表情で自分を見つめてくる愛の視線が辛くて、里沙は声をあげる。


「行ってきな、愛ちゃん」

「里沙ちゃん、でも…」

「でもじゃないでしょーが、あんたはリゾナンターのリーダーなんだよ!
あんたが行かないでどうすんのよ!」

479 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:07:41.68 0
「でも…」

「でもじゃない、行け!!!」


弾かれたように飛び出していく愛の背中。
その背中が消えて、部屋に再び静寂が訪れる。
自由になった両腕で、里沙は自分自身を抱きしめて呟く。


「何で…何でよ…」


ずっと一緒にいられるわけじゃなかった。
最初から、別れることは決まっていた。
いつまでもこうしていられるわけじゃないと、誰よりも分かっていた。

せめて、この時間が少しでも長く続けばいいと。
そう思う里沙の気持ちを打ち砕いた、3人の心の声。

3人が悪いわけじゃない、遅かれ早かれいつかはこうなる可能性はあったのだから。
ただ、バレてしまう前に任務終了となるか、バレて任務終了となるかだけの違い。
だがその違いは、とても大きな違いだった。
こんな風に傷つけたかったわけじゃないのに、何故こうなってしまったのか。

480 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:08:45.37 0
何故、ほんのささやかな願いすら打ち砕かれなければならない。
綺麗に皆の前から去ることすら、奪われて。
傷つけたくなかった皆の心を、鋭すぎる刃で斬りつけることになるなんて。

神様がいるのなら、問い質したかった。
何故、あなたはこんな仕打ちをするのかと。

むなしい問いかけが心の中を渦巻く。
何故あなたが裏切るのかと、3人の声が絶えず里沙の心を切り裂いていく。


―――考えることを放棄することすら出来ない痛みに、里沙はただただ涙をこぼした。


481 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:09:44.05 0
>>474-480
更新は以上になります
改行エラーで弾かれて最後の1レスを分割することになったのはご愛敬ということで

482 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:23:54.92 0
>>469
404なんですが(´・ω・`)

483 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 00:41:18.96 0
>>481
乙です
愛ちゃんの対になるように書かれているので
二人の思いが読んでいてとても悲しくて辛かったです
ついに次回から物語が進みそうですね


484 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 01:02:00.74 0
ホゼナント

485 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 01:49:01.35 0


486 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 01:50:22.79 0
>>433
です。
何だか設定のお話が出ているそうで。
自分はほぼ単発的なものしか書けないので
加入などの細かな事は省く事が多いです(汗)

>>422
ただ単発は設定的に1が書き易いかと。
長編としては3と4を混同して書いても良いですよね。

…そういえば、あとがきを書いた事がない(汗)

487 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 02:31:48.57 0
>>451だけど自分もあえて言うなら1になります
やっぱりそこは切り離しちゃった方が書きやすいですからね


488 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 03:33:20.22 O
寝る前のホゼナント

489 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 04:24:54.92 0
>>481
乙でした
最悪の事態のように見えるけれども、真実から
目を背けてきた二人にとっては、これが本当の
はじまりなのかもしれません
続きを待ってます

490 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 05:12:41.00 0
>>481
ないやさん、乙でした
ガキさんが心から笑える日が来る事を信じています

491 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 06:17:21.26 0
第5章、投下します
前回アンカー直してくれた人ありがとう
ケータイからだと半角ハイフンに見えたんですけどね…

1.>>242-244
2.>>250-253
3.>>317-320
4.>>372-375


 ―――愛がすべてを忘れていれば、こんなことにはならなかった。


裏での出来事が語られます

492 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 06:17:56.86 0
5.

「…なんで愛ちゃんは、わかっちゃうのかなぁ」

里沙は愛の目の前に立つ寸前、愛の記憶を書き換えていた。
里沙の声の記憶、顔や身体の特徴を、別の人間のそれへと。
顔や身体はこのローブで隠すことができる。
その上で声を書き換えてしまえば、とうてい気づかれないだろうと思っていた。

それなのに。

愛は、相手が里沙だとは気づかないまでも、何かを感じ取っていた。
虚ろな瞳に、必死に自分の姿を映して、探して。

全てのメンバーを術中に陥れることに成功した。
里沙に関する記憶を全て消し、私物やメールまで、あらゆる痕跡を消した。
案の定、翌日のメンバーの会話には里沙の話題はなかった。
だから、上手くいったと思っていた。

だけど、愛は行方不明になった。

まさか、と思った。
リゾナントの他のメンバーに顔は知られていない―――忘れられている―――のだから、
直接見に行って、確認するくらいはできないことはなかった。
だが、今さらあの中に戻って無関係を装えるほど、里沙は強くなかった。

里沙も、逃げていた。
断ち切った糸になるべく触れないように。
もう一度手にしてしまえば、絶対に戻れなくなるから。
やっとの思いでここまで離れたのに…それを無に返したくなかった。

たとえそれが、本心とは真逆の道を歩んでいるのだとわかっていても。

493 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 06:18:31.20 0
愛の記憶を操作することに躊躇いがなかったわけではない。
だが、実行しなければ自分だけではなく、愛をも傷つけることになる。
それは、避けたかった。
確実に愛の中にある里沙の記憶を抹消した―――はずだった。

それなのに、愛は確かに「ガキさん」と名前を呼んだ。
里沙が扱う能力のことさえ、狂いなく覚えていた。
それが記憶が消されず、いまだに愛の中で里沙が生き続けている、動かぬ証拠。

 …覚えてて、くれたんだね。

それを嬉しいと思ってしまう自分は、情けない人間だと里沙は思った。

もしかしたら、愛が里沙を想う心が、干渉を拒んだのかもしれない。
自覚は、あった。
いつだって近くには愛がいて、里沙がいた。
お互いを補い合い支え合って、何年も戦ってきたから。
里沙にとって、どうしても他のメンバーよりも大切な存在だった。
愛もまた自分に対しては同じような感情を持っていると、断言できた。

今まで数多くの敵を苦しめた自分の技をかいくぐってくれるほど、
愛が里沙を想ってくれているのだとすれば、それはこれ以上ない喜びであり…、
逆に、愛のような実力者に対しては自分の能力が発揮しきれないという、
まだ能力者としては未熟者であることを里沙は思い知らされ、落胆したのも事実。


愛がいなくなった原因が、里沙に見当がつかないわけではない。
里沙のことを覚えていないメンバー。里沙のことを覚えている愛。
その摩擦に加え、愛が頼りにしてきた自分が突然消えたとすれば―――

里沙は、力及ばぬ自分を責め続けた。
愛がすべてを忘れていれば、こんなことにはならなかった。

494 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 06:19:24.84 0
「…愛ちゃん、ごめんね」

小さなつぶやきは雨音にかき消される。
里沙は、胸につけられた小さなバッジに手を当てる。
それは、ダークネスの組織員である証。

ダークネスへ強制送還され、軟禁生活の日々が続いた。
得られる情報は少なかったが、幸運にもかつての仲間、あさ美に出会えた。
その知識と実績で、すでにダークネス内でも特別な科学者として一目置かれている。
そんなあさ美の元には、内外から様々な情報が集められる。
組織内部の指令、組織外部での事件、その他、特にリゾナンターに関する情報―――

―――その中に、愛の情報があった。

 [―――i914、拘束指令―――]

あさ美は、その指令書のコピーを里沙に見せた。
里沙はそれを読むとさっと顔色を変え、指令書を握りつぶした。

愛の居場所は、わかった。
しかし、ダークネスの指令に抗えるような立場にはないこともわかっていた。
自分は軟禁されている身。この施設を自由に抜け出すことなどできるはずもない。

それ以上に、リゾナンターのメンバーや愛に対してしたことを考えれば、
彼女の前にどんな顔をして出て行けばいいのかわからなかった。
愛とメンバーを引きはがすきっかけを作っておいて、
正義を気取って愛を助けに行くなんて、あまりにも都合が良すぎた。

…だからといって、このまま愛が捕らえられるさまを黙って眺めなければいけないのか。

途方に暮れている里沙に、あさ美はある物を無言で差し出した。
里沙はそれを受け取ると、部屋の外へと飛び出した。

495 :名無し募集中。。。:2008/07/25(金) 06:19:58.74 0
あさ美が差し出した物の一つは、ワープ装置の鍵。
功績を認められて特例が下り、この研究施設内に設置された物だった。
これを使えば、他の組織員の目に留まることなく移動が可能になる。

指令書を目にして慌ててしまい、そのままあさ美の差し出す物を受け取ってはしまったが、
里沙は、あさ美に感謝しながらも疑問に思っていた。
なぜ、愛の情報を真っ先に自分に漏らしたのか。
なぜ、ダークネスの監視下にある自分を、簡単に施設外に逃したのか…

手渡された黒いローブと銀色の腕輪、そしていくつかの錠剤。
いずれも、里沙が研究室で目にしたことのあるものだった。

皮肉にもそれは、あさ美のリゾナンターに対する研究から生み出されたもので、
腕輪にはれいなの能力を模した力を、錠剤はさゆみの能力を結晶化させたものだった。

あさ美は、何も言わなかった。
だが手渡されたものを見て、すべきことが何なのかは自ずと理解できた。

黒のローブは、己の存在を隠す。
あの科学者はそうやってダークネス幹部としての任務を遂行していった。
あらゆるデータを集め、分析し、ダークネスの繁栄のためにと…


里沙がローブを纏った時、視界は開けた。
日の昇らぬ永遠の闇、荒廃の地。里沙は思わぬ光景に息をのむ。
だが、やがて耳に届いた男たちの怒号に、里沙は雑念を捨てて意識を集中させた。

増幅した力は男の神経へと攻撃を加え、その機能を停止させた。
数秒も経たぬうちに一切の行動はできなくなるだろう。

そして、瀕死の愛の意識下に潜り込み、里沙に関する記憶を書き換えた。
―――やはり、消えずに残っていた里沙の記憶に驚きながら。

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