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リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第11話

1 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 21:11:51.19 0
<一体、何処に行くって言うんだ
   _, ,_
川*’ー’)<<胸の高鳴る方へ

前スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第10話
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1215179792/

まとめサイト
 PC:http://resonant.pockydiary.net/index.html
携帯:http://resonant.pockydiary.net/index.cgi

掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/

テンプレ>>2-17ぐらいまで

706 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 00:37:04.67 0
代理投稿した者ですが作者さんごめんなさい

まとめちゃんへ
申し訳ないですがまとめ作業の際にアク禁スレ>>66>>658>>659の間に入れてください

作者さんまとめちゃん本当ごめんなさいorz

707 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 01:06:40.66 O
>>705-706
作者ですが読み返さなかったから気付かなかったw
いろんな方に迷惑かけてしまいましたね…
どうもすみません
まとめさん お手数かかりますがよろしくお願いします

708 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 01:25:03.52 0
hozenant blue

709 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:07:12.23 0
>>686
イイ!いいねコレ
切ない

710 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:21:56.11 0

>>268-276の続きを投下させて頂きます。

【注意】お、お前だれ?ってオリジナルキャラが出ます。
    良いよ!って方は前半をお読み下さい。よろしくお願いします。



711 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:22:52.27 0

*  *  *  *

村のさらに奥地に広がる、大きな滝。
かつて、村に子どもが生まれなくなった時、神と交わした契約。
【60年ごとに13歳の少女を捧げる】

麗奈は村の長老の合図で、滝を望むキッサキに来ていた。

儀式、祈りの間、心を合わせず、今日のデキゴトを思い返す。
村から出たことのない自分の、人生の最期の日にやってきた美しい女性。
耳慣れない言語で、自分の為に涙を流してくれた、優しい人。
何かしら、不思議な力があるのだろう…触れ合った瞬間に感じた、電気のような感覚。

「生きたくないんか?」

初めて真正面から問われた言葉。本当は頷いて、その手をとってしまいたかった。
幼い時から、決まっていた、運命。
全て投げ出してしまいたくなるくらい、彼女の胸は温かかった。

祈りが明け、いよいよ自分の番になる。
滝に向かい、歩みを進めた。

ききー!!

急ブレーキの音に振り返ると、血相を変えた父がこちらに向かって走ってくる。
村の自警団に止められて、それでも向かってくる、父。
弾かれたように私の名を何度も泣き叫び始める、母。


712 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:23:29.63 0

行かなきゃ、あたし。
これ以上したら、父も母も生きられなくなる。
今まで、自分はこの為に生きているのだと思って生きてきた
この為に両親は自分を生かしているのだと…それは間違いだった。
両親と自分を繋いでいたのは、ホンモノの愛だったのだ…

それがわかっただけでも、自分の人生に少し意味を見出した気がした…
ありがとう、口の形でそう伝えて、私は滝つぼに身を投げた。


 落下する 二乗の速さで   それなのに ゆっくり


こんな時になって、あふれ出す想い
 死にたくない、じゃない。生きたい。生きたかった。
  死への否定、恐怖じゃない。
  生への肯定、渇望。
それは初めての感情。ううん、初めて素直に認めた感情。


 ねえ、愛さん。もし生まれ変わったら、
 私と友達になってくれますか?


水面に叩きつけられる衝撃まで、もう、秒という単位では大きすぎた…
 



713 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:24:19.73 0


「…いやや」

聞こえるはずのない声が聞こえて、体が浮きあがった。
意識が一度消えて、気がつくとそこに地面があった。

抱かれている。抱きかかえられている。この村の守り神の仮面を纏った、眩い光に。
呆然と私達を見つめる、村のみんなの瞳。

【契約は破棄された。お前たちはこの鎖から解き放たれた。】

その言葉に村のみんなが、弾かれたように地に頭をつけて礼をする。
皆、泣いているんだ。本当は開放されたかった。私だけじゃなく、みんな。

【今後一切、このようなことをしてはいけない 誓うのだ、人間】


光は、私を地に降ろすと耳元でそっと囁いた
「生まれ変わらんで。あーしは…麗奈ちゃんと、友達になりたい。」


仮面を残して、守り神は消えた

私の生命が再び始まった




714 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:24:55.08 0

*  *  *  *

「愛ちゃん、なんか手紙」
半ば叩きつけられる様に手紙を渡される。何やの?
なかなか出て行かないれいなを横目に見ながら、それを開封した。

中学生とは思えない、整った文字列。それは、黒田麗奈ちゃんからの手紙。
あんな力を見せたことで、怖がられるかと思ったけど、そんなことは無かった。
思えば、初めてかもしれない。所謂「人間」の友達って…

「キレイな字やねー」
いつの間にか背後に回ったれいながそれを覗き込んできたので、一応叱るふりをする。
その拍子に散らばる同封された麗奈ちゃんの切り取られた日常―写真

その背景は、何度か訪れたあの村とはかけ離れた都会。
彼女は引っ越したのだ。両親と共に。

それは逃げなのか、彼女に何度も問われた。 あーしは答えた、それは違うと。

彼女自身が辛い、それもあった。
でも本当に何が辛かったのか、それは皆が自分を見て儀式を思い起こすこと。

掟や風習ごと全部壊してやれたら良かったと思う。
でも、人間の弱い心を守る仕組み全部を変えるのは本当に難しい。
成功するかもわからないのに、長い年月なんてかけていられなかった。
あの日、あの時ことを成さないと麗奈ちゃんを助けることは出来なかった


そして…何よりも心の弱さで、村人たちを人殺しにしたくなかった。



715 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:25:33.58 0

目を閉じれば蘇る、村を棄てた日―
村人の狂気が牙を剥いた…でもそれは、自分たちを守る為―
孤独になりたくない、その弱い心で、あーしを殺そうとした―

その結果、おばあちゃんの命が犠牲になった

もう誰も死んでほしくない。
そして同時にもう誰にも人を殺してほしくない、そう思う。
孤独の犠牲になる人は、もう見たくない

お前のそれは綺麗ごとだと言われるのかもしれない…
そう呼びたいならそう呼べば良い そもそも人の心で完全に綺麗なものなんかないんだから

一見合理的に、また不合理に区別することでは、孤独は消えない
生きて、生きることにしがみついて得られるものの中から、救いを見出すしかないのだ


死は、その機会を奪う。

誰かの死で孤独は消えない。

孤独が連鎖するだけだ。

孤独を共鳴させる、装置でしかないんだ



716 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:26:53.74 0


写真の中の麗奈ちゃんの笑顔が、あの日の質問を思い起こさせる…

「愛さん、外の世界は、楽しいですか?」

拾う手を止め、そのせりふを反芻させる。
いくらあーしでも、なんと答えれば良いか、わかっていた。
『希望』『喜び』『愛』『友情』―彼女に約束された、色とりどりの日々

「楽しいだけじゃ、ないよ。」
でもそれは、正解であって、真実ではないと、思った。

『絶望』『悲しみ』『裏切り』『孤独』―それが、生きなければならない、世界。
心かき乱されて、眠れぬ夜もある。涙止まらぬ日がある。

「それでも、あーしは外に出て、今を本当に感謝してる」
 共鳴できる、仲間に出会えたから。自分を取り戻せたから…


なんて答えやろ…今思えば、ちっとも空気読んでえんわ…繋がってないし
むしろあんな答えに頷いてくれて…麗奈ちゃんに空気読ませてしまった

不安にさせてしまったやろな…



717 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:27:31.50 0

「愛ちゃん、怒っとー?」
あーしが動かんかったからか、れいなが散らばった写真を全て集めて心配そうに覗き込む。
怒ってえんよ、そう言いながら、軽く頭を撫でる。
ほんの少し、彼女に投影させながら。


「愛ちゃん、なんか可愛い子やね」

照れ隠しにれいなに手渡された写真に、思わず目を見開く

彼女と…その隣に二人の女の子
慌てて写真を裏返すと、他の写真には無い、メモがしてあった


 私の初めての友達です
 この間、初めて喧嘩しました 初めて仲直りしました
 苦しかった。怖かった。もう嫌にもなりました
 でも、この子達と出会えて良かったって喧嘩する前より思えるようになった
 愛さん、命をありがとう 外は苦しくって、楽しい世界です


伝わってた…ううん、伝わって無くても、良い。

あーしとこの子は今、同じ感情を共有してる。



718 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:28:24.15 0


人は、世界は、共鳴する。
生きるから共鳴して、共鳴することによって、生きる。
欠けてほしくない、どんな小さなピースでも

それがどんなに大きなことと言われても、タワゴトだ、理想だと罵られても、
自分くらい青臭くても良いと思った。




麗奈ちゃん、良かったね。今度、紹介してな。

あーしにもおるんやで、
生きる意味と生きる価値を教えてくれた、仲間が。


返事を書こう。精一杯の言葉で。
溢れる想いは、言の葉に託そう。


手紙の最後に付け加える言葉、
『近くにお越しの際は、どうぞ喫茶リゾナントへ。』




719 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:30:14.63 0

以上>>711-718です。
前半の時点での感想ありがとうございました

オチが気に食わず書き直しを重ねたら遅くなりました、スミマセン
やー、でも今スレ中に間に合ってよかったです。

まとめちゃん、前半とのリゾナントをどうぞよろしくお願いします。
いつもありがとうございます


720 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:31:35.35 0
>>656
の人です。
投稿した時は問題は無かったのですが
反映したのが中途半端になってしまったのでしょうか(汗)
お目汚し申し訳なかったです。

>>660
作品を投稿中に申し訳ありませんでした(平伏)


721 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 02:36:52.02 0
>>719
待ってた
すごく温かい話をありがとう

722 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 03:42:32.82 0
うえぇおうえぇ

723 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 03:50:19.46 0
>>720
複数の作品がクロス投稿されてた初期の頃を思えば、この程度
どうってことないでしょ、無問題

蒼き正義とは、哀しみの底まで落ちてしまった者が、それでも
心から捨て去る事の出来ない感情、ってことなのかw

724 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 03:57:35.34 0
从*・ 。.・)<希望なの

725 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 04:15:58.18 0
さゆにものを教えてもらうとはなあw

726 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 04:40:00.53 0
>>719
オリジナルキャラのことも含めて、前半部を読ませてもらった際は、
こんな良い作品になるとは思ってなかった
愛ちゃんの青臭い信念に心を打たれた
麗奈からの手紙を気にするれいなの様子に頬がほころんだ

727 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 06:02:22.05 0
朝のホゼナント

728 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 07:18:49.76 O
初めに光があったのか
初めに闇があったのか
両者は同じものなのか
その答えを知る者ありやなしや

729 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 07:26:23.57 0
>>719
短い中できちんとまとめられている素敵な話ですね
出だしはシリアル読み終えたら温かい
こういう素敵な話を書けるのは作者さんの人柄にもよるのかもしれませんね

また何か書いてくださいね楽しみにしています

730 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 07:30:42.71 0
>>720
ええ話や
泣けた

731 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 08:40:17.94 0


732 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 09:36:03.80 O
>>719
すごいですね…
胸に直接来る感じです
自分の中のリゾナント世界思い浮かべる上で重要な作品になりそうです
どこがどうとは言いませんけれど
素晴らしい作品をありがとうございました!

733 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 11:03:49.13 O
>>719
そんなに長い文章ではないのに愛ちゃんや麗奈の思いが胸に響きました
自分は無駄のない文章を書くのが苦手なので見習いたいです

734 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 12:22:28.19 0
白昼のホゼナント

735 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 12:28:31.13 O
          _         _
         /::::::;ゝ-──- 、._/::::::ヽ
        ヾ-"´         \::::::|     第3回全板人気トーナメント
        /              ヾノ      本日 強敵ニュース速報戦
         /   _ノ     ヽ_   ヽ
         |   /:::::ヽ    /::::::ヽ   |
       l  (:o゚⌒:ノ  ▼ヽ⌒゚o:) l      <投票して下されー
       ` :o   r-(_人_)   :o /
       :o `ー、/::::::|` ⌒´   /:o
      :o    .|::::. ゙ー─‐┬''´  o
            〉    .i:::::|        携帯からも投票できます
           ./ _   |_ノ|_       投票方法など詳しくは全板トーナメントスレまで
           .| ´:::::ヽ._  ´:::::::ヽ      http://changi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1216142189/
            ヽ、::::::_/´`ヽ:



736 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 13:15:23.57 O
今から出勤ホゼナント

737 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 14:39:50.74 O
MLB長かったよホゼナント

738 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 14:45:50.57 0
>>719
閉鎖された村… 人々の狂気…
どうも気になるなと思ったら、やはりお慕い申し上げてる貴方様の作品でしたか!w
書き直しを重ねたという最後のオチ、最高すぎます

739 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 15:13:36.00 0
いずれれいなみたいな麗奈がさゆみたいなルルカと絵里みたいな絵里香を連れて喫茶リゾナントに(ry

740 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 15:15:13.96 O
保全がわりにリゾナンLIVEグッズを勝手に想像
リゾナンターDVDパンフ ダークネスDVDパンフ リゾナンカーチョロQ「ガチャガチャ」
リゾナンター生写真セット戦闘 リゾナンソーセージ写真付き全9種

741 :名無し募集中:2008/07/16(水) 15:27:27.40 0
>>679-685

昨日初投稿した者です
久しぶりに書き込んだので裸ですいません
後で気づいて本当に恥ずかしかったです、まとている方には
お手数おかけして申し訳ないです

意外にも好意的な感想が多くってちょっとホッとしました
6期もそんなに書いたことがないので違和感があるかなと思ったのですが、
大丈夫そうでよかったです

>>688の方から質問があったので答えますと、最初の方は読んでいたのですが
中盤辺りから忙しくて殆ど読んでないです
一応浮かないように最近の作品には目を通しましたが、
今度休みがあれば一気に読みたいなと思っています

あと続編というか本当は三人で遊んだ後の帰り道の途中で
れいながミティに会うという展開を考えていたのですが
長くなりそうなのでやめました

いつになるかは分かりませんが次回はこの続きか
又は5期4人の話を何か書きたいなと思っています


三行以上長々と書きましたが最後に読んでくれた皆さん、
本当にありがとうございました


742 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 15:29:58.19 O
>>719サマ
今までに書かれた作品数は今回のを一つと数えると15作…で合っていますか?
いや…少なくとも15作…かな?

743 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 16:03:56.01 O
>>740
お守り携帯ストラップも加えてほすぃ

>>742
6期好きにはたまりませんでした
4人ともらしくてハマってて切なかった…
5期好きとしては次回作も楽しみにしてます!

744 :743:2008/07/16(水) 16:05:23.22 O
アンカミススマソ…orz

745 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 16:53:37.97 0
>>719です
まったくもって身に余る感想をありがとうございました 
あわあわ、おろおろしましたw
オリキャラを使ったのでドキドキしましたが、受け入れて頂きほっとしています
またあとがきしたいと思います。
ただ世界の繋がりの関係上、今話せないこともあっていつになるかわかりませんが…
本当にありがとうございました

>>739
裏テーマはそれですw

>>742
そうですね、今回のを1カウントにすれば、15作品です
な、なんでわかったんですか…と思いましたが、題名スレですよ…ね?

746 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 17:45:18.16 O
>>745サマ
やはり15作品でしたか!
ならば漏れなく網羅できているようですニヤリ
題名スレをヒントにしたのは確かですが それ以上にあなたのファンだからです
大好きです

747 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 18:54:31.20 0
夜のリゾナント

748 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 19:44:46.50 0
500番台まで落ちてましたー

749 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 20:21:38.83 0
近日中に1本上げたいホゼナント

750 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 21:00:23.72 0
期待してますホゼナン

751 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 21:15:14.21 0
>>735 こんなんで行ってきました

[[コード]]


 ――全ての者に告ぐ。
      
         蒼き正義に共鳴せよ。


Morning Musume - Resonant Blue Another Vers. PV
http://jp.youtube.com/watch?v=iFAwgXhGU2k


<<狼>>◆モーニング戦隊リゾナンダー連

752 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 21:29:47.37 0
>>751
選対スレの住人です、本当に有難うございます!
自分もコード、それで投票することにしますw

選対にかまけて作品書けてない作者ですが一段落したらまた再開させて頂きます
その時はどうぞよろしくお願いします

753 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 21:40:07.96 0
したらばのほうでもお話の作者別分類案がでていますね
まとめさんの仕事になっちゃいますが・・・

754 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 21:53:20.88 0
作者分類はしてほしいけど・・・どうなのかなあ作者さん的には

755 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 22:01:47.56 0
分類の目的にもよるんじゃないか?

756 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 22:07:19.33 0
課長の休日出勤ぽいな

757 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 22:08:03.24 0
ごめん、誤爆した

758 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 22:21:07.68 0
作者が嫌がる分類の目的ってどんなのですかね?

759 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 22:25:33.41 0
匿名性が薄れるとか?
誰が書いたか分からないってのが書く上でいいって人もいるんじゃないのかな

760 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 22:45:25.75 0
>>752
戦隊もとい選対乙です
最後の追いこみがんばってください
作品も期待してます

761 :まとめの人:2008/07/16(水) 22:45:35.85 0
「まとめの人」がまとめてる立場としてどう思うかをあっちに書いておきました
個人的には作者分類は「難しい」というか「無茶」だと思っています

762 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 23:00:54.45 0
なんかまとめさんの普通の名前でのレスに
ドキッとしましたw

763 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 23:01:05.75 0
[[コード]]

    /⌒.)       ┌┐    ━━┓┃┃     ━━┓
    ()() (  ∋oノハヽo∈|        ┃ ━┓━┓  ┃ ┃
    ヽ   \  (`D´ )(||     ━━┛  ┃  ┃   ┃
     o\o__ (へO   ) (| |./|//  
      ////__ヽ (_)⌒ |─/   23:00:59GETれす!!!
   γ ⌒//|||||≡呈ロ) ̄ノ言ヽ 
   l| (◎).||((||((゚ )⌒)||三・)| |  (´⌒(´     
__ ゝ__ノ  ヾ ̄ ̄ ̄ゝ__ノ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(´⌒(´⌒;; ̄

狼◆チキン連  <<狼>>

764 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 23:02:00.25 0
・・・最後の最後で誤爆ったorz

765 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 23:04:03.50 0
これはこれは壮大な・・・w

766 :名無し募集中。。。:2008/07/16(水) 23:34:51.81 O


767 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 00:05:20.44 0


768 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 00:37:40.24 0
なんと

769 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 00:44:53.19 0
>>749だけど明日(今日)の夜22時くらいに1本投下します
保全代わりの駄文ですがよろしくお願いします

770 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 00:57:48.88 0
おやすみリゾナンター
>>769
楽しみにしてます!

771 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 01:49:52.79 0
>>769
楽しみに待ってるから

772 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 02:35:15.98 O
深夜のホゼナンター

773 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 03:48:57.57 0
>>769
OK!待ってます

774 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 04:39:22.25 0
へるみー

775 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 05:36:28.47 0
うえぇおおうぇ

776 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 05:58:30.49 0
平和で幸せだと思っていた。
それを鳴らしている間は、とても心を落ち着かせる一人の赤ん坊。
それは、私だ。

母親に教わった曲が頭の中で鳴る。
譜面は見ずとも、まるで魂に刻まれたかのように覚えている一つの歌。
初めは片手で、次第にもう片方の手を添える。

白と黒の鍵盤の上を指先が滑ると、音になって跳ね返ってくる。
それが連なり、メロディと成っていく。
何度同じ曲を弾いても思い出した。

遠くの今と近くの今を、時間なんて関係なく。
この部屋はまるで別の空間のよう。
どこにでも繋がっている気がして、懐かしい。

初めて入った場所なのに、おかしいと分かっているのに。

 「…『娘』……」


777 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 05:59:41.47 0
―――ふと、背後からの視線に振り返った。

 「ミチシゲ…」
 「道重『さん』ね。
 リンリンが「ジュンジュンが居ない」って寂しがってたの。
 で、探しに来たらピアノの音がして」

「こんな部屋があったんだね」
さゆみは部屋に入ると、意気揚々と鼻歌を歌って周りを見渡してみる。
ふと、ジュンジュンはその鼻歌に気付いた。

 「それ…」
 「あ、ごめんね。盗み聞きってワケじゃなかったんだけど……何ていう曲なの?」
 「…おカアさんからオシえてもらたキョクだから、ナマエはありませン」

ふとさゆみは、ジュンジュンから家族の話を聞いたことが無かったのを思い出す。
さゆみ自身も家族の事を口にした事は無いが、それでもたった一人で中国から
留学生として日本にやってきたジュンジュンの事は尊敬している。


778 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 06:00:58.91 0
それを考えると、少しだけそんな彼女の家族の事も気になってしまうものだ。
本当に軽い気持ち。
ちょっとした好奇心。
空いていた椅子のスペースにさゆみは腰掛け、並ぶように座る。

 「ジュンジュンのお母さんって、どんな人だったの?」
 「…おカアさんはあんまりオボえてないデす。アカンボウの時にソボにアズけられたカラ」
 「あ…ごめん…」
 「ダイジョブですよー、もうナレましたカラ」

ジュンジュンは何事も無いように笑っていた。
だがさゆみには、その笑顔がどこか「諦めた」ような物のように感じていた。
リンリンにジュンジュンの能力は少しだけ聞いている。

  ―――代々一族に伝わるという特殊能力。

だがその力を制御する為に両親から引き離されての生活。
怪物だと自分を戒めた日々。
その中で、ジュンジュンはたった一人で戦いながら力を得た。


779 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 06:02:09.05 0
考えれば考えるほど、さゆみは自分の弱さに落ち込む。
たった一人で戦ってきたジュンジュンとは違い、自分はすぐに追い込まれて。
果ては死のうとまでしたのだ。
諦めずに生きる選択をせずに、死ぬ選択をした。

あの時、絵里が居なかったらと思うと…。

 「ミチシゲさんのおカアさんは、どんな人ですカ?」
 「へ?あ、ええとぉ……」

突然のジュンジュンの問いかけにさゆみは戸惑った。
あまり思い出したくないものばかりだったが、一つだけ、たった一つだけ覚えているものがある。
それは、子供用の小さなピアノの玩具。
今目の前にある立派なものではないけれど、3歳の誕生日に父親が
買ってきてくれた、何の変哲も無い楽器。

一人では何の意味もなく叩いていたものの、母親がさゆみの手をソッと持ち
優しい声で呟きながら鍵盤を叩くことを教えてくれた。
そんな小さな想い出がまだあったという事は多分、無意識に忘れまいと思っていたのかもしれない。

もしかしたらその記憶があったから、即座にピアノの音に反応したのだろうか。
さゆみは自分の単純さに呆れそうになった。


780 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 06:03:06.52 0
 「…優しい人だった、かな」
 「ミチシゲさんにニテますか?」
 「どうだろう、ね」

今では、自分がどっちに似ていたのかさえも確認することは難しい。
目さえも合わせてくれず、どう接していけば分からない「本当の家族」に
どうすればそれが叶うのだろう。

 「…ねぇ、さっきの曲、教えてくれる?」
 「エ?イいですけド…」

ジュンジュンは、微かな記憶と残像をメロディに宿して奏で始める。
時々思い出せなくなりそうになる母親の面影を乗せながら。

ふと、両親と子供の事件が多発しているのを思い出した。
最悪の場合、どちらが殺したり殺されたりという結末で終わることさえもある。
それを聞くと、皮肉にも自分達だけじゃないのだと思えた。

誰しもその気になれば同じ境遇になる。
自分達は少し特殊で、まだ「人間」なのだと思えた。


781 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 06:03:33.27 0
仕方がない。
仕様が無い。
そう思ってしまえばそれまでだと知っていても。
考えることをやめればそこで終わると分かっていても。

同じ場所で生きて、同じ場所で暮らして、同じように呼吸して。
判っているはずなのに、何かの弾みで忘れてしまう。

思い出すのは、いつもそれを失ってから。

 「…ミチシゲさん?」


782 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 06:04:08.38 0
さゆみは、瞼を閉じている。
溢れ出すものが直視できないから。
どこまでも弱い自分が、凄く空しくなるから。

徐々にその暗闇が、怖くなってくる。
いつもはそんな事を思わないはずの、寧ろ好きだったはずの暗闇が。
何も見えなくなって怖くなった。
手を伸ばそうにも自分の手が何処にあるのか判らない。
足を動かそうにも、自分の足が何処にあるのか判らない。

自分の存在が判らない。
あの日々のように、さゆみはどこに居れば良いのか分からない。

 ―――その時、音が鳴った。

それは遠いあの日にも、それはすぐ近くでも。
知ってる音。優しくて、暖かくて、懐かしいそれは―――。


783 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 06:04:50.11 0
瞼を開けると、ジュンジュンがさゆみの手を握っていた。
ピアノの鍵盤から指を離し、そしてゆっくりと振り下ろす。

 ぽーん。

音符の余韻はやがて消える。
カタン、というペダルから足を離す音も聞こえる。
そして、ジュンジュンは笑った。

 「ミチシゲさんもヒいてください」
 「え、で、でもさゆみピアノは……」
 「ダイジョブです、ジュンジュンもヒきますから」

そう言い、ジュンジュンは弾き始める。
たどたどしいさゆみの奏でるものを後押しするように。
初めて弾くメロディは、それでも何かに共鳴するように響き合う。

 ♪〜♪♪


784 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 06:05:16.26 0
 「絵里?何やっとるの?」
 「シー」

喫茶「リゾナント」の2階。
愛は何故か「魅惑の水さんルーム」の扉から何かを見ている絵里を発見した。
だが問い掛けても口元に人差し指を置いて注意を呼びかけるだけ。
ソッと、隙間から覗くとそこには見覚えのある二つの背中。

と、絵里が窓の隙間から風を滑り込ませると、奏でられる音の流れの道筋を形成し始めた。
いつの間にそんな器用が出来たのかと愛は思ったが
その流れに沿って、奏でる音がまるで風のように外へと吐き出される。

ふと、誰かが何処かで同じメロディを紡いだ。

踊るように弾むメロディは導き合って惹かれあう。
それは誰かの声と、誰かの物語を乗せて。


785 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 06:10:51.67 0
>>776-784
意外と長くなった上に予告なしの投下失礼致しました(汗)
何となく初握手会のピアノ演奏を見ていて考えました。

新参者なので、これで失礼します。
駄文で申し訳ないです(平伏)

786 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 06:23:13.39 0
いいよー
これいいよー
ジュンジュンの心の中がちょっと覗けた感じがする

787 :名無し募集中。。。 :2008/07/17(木) 06:35:03.39 0
冒頭の視点の切り替わりが分かりにくいかな
あとチェックミスしたと思われる文章も残念
ジュンジュンのやさしさがじんわり伝わる感じは好きかも

788 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 07:21:42.93 0
>>785
平日の早朝に投稿する猛者は多分785さんが初めてのような?w
ほのぼのっていうか何かじんわりと温かい気持ちになれる文章ですね
また何か思いついたら書いてくださいね

789 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 09:12:25.56 0
>>785
終わり方が好きです
未来を感じさせてくれて

790 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 10:43:44.06 O
ひとまず保全ヤヨ

791 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 10:55:02.58 0
>>785
随所にある詩的な文章が素敵ですね
>>787さんも仰ってますが、それだけに校正ミスがもったいない
さゆとジュンジュンのやわらかい雰囲気がすごく好きです
勝手に次作を期待w

792 :サボリンちゃんヽ( ゚∀。)ノ:2008/07/17(木) 11:29:43.67 O
サボリン復活保全やよ〜

サボリン復活って嫌な響きだな…

793 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 12:27:38.82 0
>>785
繊細な文体で描かれる2人の過去と現在が素敵ですねえ
自分は導入部の視点切り替えは気になりませんでした
・・・というかむしろ好みです

さゆみの過去編を書いた者なのですが初めてストーリー的にリゾナントいただけて感動しています
誰ももう覚えていないだろうと思っていたのでw

794 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 13:51:03.76 O
昼ホゼナント

795 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 13:51:28.22 O
昼ホゼナント

796 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 14:21:16.87 0
覚えていますとも
まだ数で言うと4つしか書いていないうえストーリーにはまったく反映出来ていないので言い辛いですが
私のリゾナント世界でのさゆえりはあの過去編の上に成り立ってます

他の方からも頂いてる人物像がたくさんあるのですが・・・
その辺りはいずれまとめて世界観として伝えたいなーと思っていたり



797 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 14:21:46.11 0
過去の作品の感想ってしたらばの雑談に
書いたりしていいのでしょうか?
>>792
サボリンなんて思ってないけどやっぱ
顔があるほうが素敵♪

798 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 14:54:51.88 O
感想はしたらばの感想スレに書けばいいかと
どんな昔のでもアリでしょう
作者さんは嬉しいんじゃないかな

799 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 15:53:12.99 O
今日は暑いぜホゼナント

800 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 16:02:00.31 0
なんで仕事中の方が筆が進むかなw
ということで例の続き行きます

また終わらなかったorz

801 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 16:03:00.80 0
彼女が本来ダークネスの人間だというのはあの時に分かっていたつもりだった。
しかし改めて本人から、しかも自分と同じだと聞かされると衝撃は隠せなかった。

「それじゃ、やっぱり始めから─。」
「別にスパイってんじゃないけどさ。」「じゃあどうして!」
「んー、アンタがいたから、かな。」
「───あたしが?」
「この際だ教えてあげるよ。アタシがどうしてあそこにいて、今ここにいるか。」

かつて後藤真希と呼ばれた女、g923はゆっくり語り始めた。


802 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 16:03:28.09 0
それまでの無数の実験体の中でg923は抜群の成績を上げていた。
強力なサイコキネシスと、微弱ではあるがアンプリファイアの能力を持ち、精神干渉にも
強い防御力を持つ。加えて生身の身体能力も高く、下級戦闘員程度なら能力を使わずとも
充分倒せる。
これならば至高王─high-king─、すべての能力者を統べる存在にもなり得ると期待された。

しかし、彼女を持って研究が終了すると言うことはなかった。
「ムラがあり過ぎるんだってさ。」

確かに『M。』においてもそれが後藤のもっぱらの評価だった。
実戦はまだしも訓練においてはモチベーションが目に見えて下がる。
多くの場合それがあからさまに成績に直結するので、「訓練では40点だが実戦は98点」と
よく訓練所の教官に言われていたのを愛は思い出した。

「あの頃は実戦でも気分次第だったからね。随分組織も手を焼いたってさ。
んで、そのうちにi914、アンタが出来て。聞いちゃったんだよね。」

能力者を育てる施設にしては不用心としか言いようがない。
それとももしかして意図的に聞かせるつもりだったのか、ともあれ研究員のその会話は
結果として筒抜けだった。

『i914。傑作じゃないか。』『これほどの能力なら至高王にも、、。』
『特性は違うがg923よりは使いやすい。』

『実験は終了だ。次の段階に移ろう。』

「分かるよね。つまりアタシはもう用済みってこと。」

用済みの実験体がどうなるか、覚えてはいないが容易に想像は付く。
「だからね、逃げたんだ。さすがに一人じゃしんどかったから他の子と協力して。」


803 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 16:03:50.55 0
母の手で逃がされた愛とは違って彼女は自分の力でそこから逃れた。
その分逃亡中の追っ手との戦いは壮絶を極めた事であろう。
もちろん正面から1対1で彼女に敵う者はほとんどいないが、それほど甘い組織ではない。
なんとか追っ手を振り切り、さらに何日もさまよって、ようやく街に辿り着いたg923と
もう一人の実験体、g927は、たまたま立ち寄った養護施設にそのまま身を寄せた。

「真希って名前はそこで付けて貰ったんだ。」
もう一人、弟ということにした彼は裕樹と名付けられた。
「でも、あんまりいい思い出はないな。院長先生は優しかったけど他の大人はロクなもんじゃ
なかったし、年上の連中からはよく生意気だって虐められた。まぁ。喧嘩になれば負けや
しなかったけどね。能力なんか使わなくても。」

いい思い出はない、と語りながらふと懐かしむような遠い目を見せた事に愛は気付いた。
今なら不意を付いて倒せるかもしれないと思いつつ、それは出来なかった。
あんなに尊敬していた先輩が敵として存在している理由を知りたい、それだけではなく
何かが引っかかると感じていた。

「ただ、下の子達にはなんでか懐かれてたから、それはまぁ悪い思い出じゃあないか。」

しばらくして2人はある夫婦に引き取られ、初めて名字が与えられた。
実の子のように可愛がって育てられた2人だが、やがて悲劇が訪れる。

「父さんがね。死んだの。」
趣味の山登りに行っての事故死という事だった。──表向きには。

「でも遺体を見てアタシにはわかった。あれは、組織の仕業。間違いない。」


804 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 16:04:30.62 0
その後成長した真希は密かに欠員補充のための能力者を探していた『M。』の指令に見出され、
M。の追加メンバーとしてアサ=ヤンに加入する。
程なくして弟の裕樹も別部署のメンバーとして加入した。

「居場所を見つけたような気がしたんだよね。父さんの敵も討てると思ったし。
それに、どうせいつかは粛清される筈。それならこっちから先にやってやるって思った。」

そこまで語って不意に愛を見据えて言う。

「来るのはアンタだと思ってたけど。」

当然の推測である。
最強クラスの戦闘能力を持つg923を倒すには、それと同等かそれ以上の能力を持つi914を
ぶつけるのがどう考えても正しい。
脱走の時にはまだi914は実戦に投入できる段階まで成長してなかった事が幸運であった。

「だからアンタがまさか後輩になってると知った時にはちょっと驚いたんだよ、これでも。」
「───いつ、分かったんですか。」
「最後の作戦の前。手合わせしたでしょ。あん時。」

忘れもしないアサ=ヤン壊滅に至った、作戦コードDIN。
確かにその実行1週間ほど前、実戦形式の訓練ということで、愛は後藤と仕合っていた。
そういえば後藤と訓練とはいえ実際に戦ったのは、あの時が最初で最後だった。

「それまでの話で組織から抜け出して来たんだってのは大体分かってたけど。」
場にそぐわぬ自嘲気味に見える微笑を浮かべながら続ける。
「まさかよりによってあのi914が来たとはね。」
「なんであたしだと──」「はっ。」聞き慣れた鼻で笑う声。
「最初は訓練のつもりだったけど段々実戦やってる気になって来てたさ。
アタシを本気にさせる程の力を持った奴なんてそうそういる訳がないじゃん。」

805 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 16:05:14.63 0
「だから裏切ったって言うんですか。」
怒りとも寂しさともつかない感情のこみ上がりを抑えて問い質す愛。
「あたしが、同じところに来たから──。」
「裏切ったのは違うな。帰ったんだよ。元居たところに。」
先程までとは違う、冷たい声で応える。
「ま、結構ダメージ与えて逃げ出した奴がすんなり戻れる程甘い組織じゃないからね。
本部壊滅くらいの手土産は必要だったってこと。」
「なんで!何で一緒に戦うんじゃだめだったんですか!」
「言ったろ?アタシは戦うために生まれたんだって。」
「だから!」
「アタシはね、強い奴と戦いたい。そのためなら光でも闇でも関係ない。それに───」
既に後藤真希だった時のまなざしはなく、冷たい眼でしっかりと見据え、そして告げる。
「アタシが一番戦いたいのは、やっぱりアンタだよ。i914。」
「そんな───」

言い終わるやいなや一気に距離を詰め、両手に鉤爪を持つ姿に変えての攻撃。
肉体同士の戦いでは愛はどうしても防戦一方になる。思考は相変わらず読めないが、
そもそもこのスピードでは例え読めたとしても既に攻撃を喰らった後だろう。
ひとまず距離を取り優位に立つため愛は相手の背後に瞬間移動する。
瞬間、虚空に放った後ろ回し蹴りがそこに現れた愛の鳩尾に命中した。

「ぐあっ!」

崩れ落ちる愛。
なんとか立ち上がろうとするが、まったくガード出来ない状態で受けた衝撃は、殊の外
大きかった。

「アタシの勘を舐めちゃいけないな。さて、話は終わり。立てないんなら死んで貰うよ。」

そう言って彼女はその巨大な鉤爪を振りかざした。

806 :名無し募集中。。。:2008/07/17(木) 16:11:34.77 0

───ヒュン!

通りの入口方向から飛んできた物体はすかさずガードした腕に当たって砕け散った。
虚をつかれて一瞬怯んだ後藤に、さらに襲いかかる脚。

「でぇぇぇいやぁぁぁあああ!!」

渾身の力を込めたであろう跳び蹴りの衝撃に、敵は数10m先まで吹き飛ばされた。
跳び蹴りの主はそのまま着地して、まだ立ち上がれないでいる愛に駆け寄った。

「愛ちゃん!!」
「れいな!なんでここに!?」
「れいな帰ろうとして電車乗ったけん、なんか嫌な予感がして次の駅で引き返したと!
そしたら愛ちゃんの呼ぶ声が聞こえたけん、やけんれいなここに来よったと。」

どうだ、とばかりに誇らしげなれいなに愛は安堵の色を浮かべた。
が、それも束の間。敵の立ち上がる気配に2人は戦闘態勢で向き直る。

「もう大丈夫。れいなが来たけん、2人で戦えばそうそう負けんっちゃ。」
「あんがと。でも気ぃつけて。あの人を甘く見ちゃだめ。」
「分かっとう。愛ちゃんが苦戦するくらいやもん。でも、、、───え?」
「──れいな?」


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