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リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第11話

1 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 21:11:51.19 0
<一体、何処に行くって言うんだ
   _, ,_
川*’ー’)<<胸の高鳴る方へ

前スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第10話
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1215179792/

まとめサイト
 PC:http://resonant.pockydiary.net/index.html
携帯:http://resonant.pockydiary.net/index.cgi

掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/

テンプレ>>2-17ぐらいまで

39 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 22:49:08.29 0
両方ストックがあるってことですか?すげえ

40 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 22:58:39.76 0
>>39
あ、はい・・・今は書きかけしかないんですがw

41 :まとめちゃんヽ( ゚∀。)ノ:2008/07/07(月) 23:06:30.01 O
強制的に飲み会に拉致られてる間にスレ落ちとかorz
突発的なことみたいだしなかなか対策も何もないよって感じですな

[XXXXXX](10)は昭和64年硬貨並みにレアになった感じですな…

遅ればせながら>>1さんスレ立て乙でした

42 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 23:09:18.70 O
64年硬貨認定嬉しいって言ったら殴られますか?www

43 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 23:32:55.00 0
なんの間違いかと思った
せっかくの10スレ目だったのに1000まで埋めたかったなあ

44 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 23:36:00.75 0
(ダークネス)<新垣よくやった
          スレを200台で止めた功績は小さくないぞ

   _, ,_
||c| ・e・)|< あーん、誰の胸が小さいって(怒



45 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 23:39:17.97 O
がきさんてもしかしたら一番ダークネスでエラいんじゃないか?w

46 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 23:40:24.64 0
もうなに言われても悪口にしか聞こえなくなってるw

47 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 23:50:12.42 0
ガキさん、粛清中にすいません。

作品の為に聞きたいんですが、えりりんが入院するときって
みなさんは何階に入院してるイメージを抱きますか?

48 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 23:53:35.22 0
えりりん入院というと刹那を思い出しちゃうなぁ

49 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 23:56:04.79 0
高層ではないと思う
[Rena-Eri](8)633 『風見鶏と夜猫』 でれいなが窓から木に飛び移るシーンが
大好きな者からすると2階なんだけど
大病院だとどうなんだろうな
作者さんごとが自由に設定していいと思う

50 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 00:00:07.67 0
持病の悪化なのか、戦闘中の負傷なのかでまた変わってくると思うけど
風を感じれたり、皆のいる街を眺めることが出来る、上の方の階を希望しそうな気もする
でも、2階のイメージも捨てがたい

51 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 00:00:56.98 0
>>48
4階だね

52 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 00:03:20.24 0
俺は3階をイメージしてる
市立病院で1〜2階が外来のそれぞれの科で3〜6階が入院病棟
個室ではなく大部屋
ちなみに3階にはICUもあるが亀はそこにはいない


・・・要は自分が入院してた病院をイメージしてるw

53 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 00:05:58.58 0
何階でもいいと思うけど個室なのは譲れないかな

54 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 00:21:19.14 0
   _, ,_
||c| ・e・)|< 誰の胸が、揺れないって(怒

55 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 00:30:14.37 0
明日の夜に1本投下します
前編その1的な感じです
投下予定時刻はまた明日にでも

56 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 00:33:40.95 O
>>54
ガキさんが怒ると落ちるから勘違いで怒るのはやめてくれw

>>55
楽しみにしてます

57 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 00:36:23.19 0
>>55
マッテルー

こうなったら褒め殺し作戦に変更
ガキさんは胸が大きい。
大きいったら大きいんだ。(当社比)

58 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 00:38:27.73 O
はい 作戦通り落とす事に成功しました・・・
しかし すぐさまスレが立ち上げられました 間違いありません
・・・ぁ ぃぇ 泣いてなどいません はい また連絡します・・・
<ごめんなさいみんな よかった・・・まだ 希望はあるね・・>


59 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 01:00:23.51 0
深夜のホゼナント

60 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 01:08:37.38 O
>>48
6期の『共鳴トライアングル』書いた者ですが自分は何故か3階って設定でした
で病院は小高い丘の上にあるの
だから窓から見える景色は街が一望できるんです
立地条件は某れなえり感動巨編小説の影響ですw

自己満足語り失礼しました

61 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 01:55:47.69 0
ホゼナントブルー

62 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:14:27.93 0
川*’ー’) 落とさせんよ

63 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:35:21.73 0
役割を果たしきれなかった…それでも保全作品を

*  *  *  *

愛ちゃんから来たメールに思わず頬が緩んだ

いけないいけない。頬が緩むなんて簡単に口にしちゃ。
ほっぺをふにふにマッサージする。

「あっれぇ。みちしげさんじゃないスかぁ」
何してるんですか? 心底嬉しそうにその人影は近付いてくる

たぶん、今一番逢いたくない人物

「道重さん、美味しいケーキのお店見つけたんですよ!
 一緒に行きましょう!!」

今まで喫茶店で働いてきた私に何を言うんだ、そう言い返そうとしてやめる

無駄だ。無駄無駄。
自分に出来るのはただ、この子に出会った不運を恨むことのみだ。
今日は楽しもう。
彼女―久住小春の世界に足を踏み入れたことを、そう、パラレル感覚で。



64 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:36:15.15 0

*  *  *  *

「じゃ、さゆ。いろいろ教えてやってな」

そう言ってリーダーに引き渡されたのは、どことなく冷たい目をした少女。
いろいろ教える…って言っても、その子はなんでもそつなくこなしちゃう
仮に少し気になることがあっても、注意が入ってるのか入ってないのかわからない

なんで私なんだろ…
 あの子の方が戦闘で役に立つのに
なんで聞いてくれないんだろ
 私がいろいろちゃんと出来ないから?

表面上は何も、問題の無い私達。
でも、きっと心の溝はみるみる広がっていった。
それと共に私の眉毛はストレスでどんどん無くなっていって…
まさか、促進の力を自分の眉に使うとは思ってなかった

重い気持ちは圧力となって、体外に呼気として吐き出された
さゆみは、みんなに相談した。
自分は教育係なんて不向きじゃないか、どうすればいいかって

それが、見えない圧力となって、小春ちゃんを苦しめていると、知らずに


65 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:36:59.81 0

ある夜の出撃。
忘れもしない。その日、自分には疲れからくる油断があった。
気付いた時には、もう敵が目の前にいて…
回復の仕事を任された自分がしなければならないのは、回避なのに。

自分の前に躍り出たのは、小春ちゃん。私にはなくても、小春ちゃんなら十分に余裕があった。
それなのに彼女は電撃を帯びたその手を、直前で止めた。
誰の目に見ても明らか、それはわざとだった。
敵の刃が、彼女の体をなぞる。持ち主から、零れ、離れていく、赤い液体。

よろめく彼女を抱きとめて、気付く。彼女がうっすらと微笑んでいたことに。


怪我は軽いものだった。
自分が受けていたら、どうなっていたかは、わからなかったけど。

「小春。話がある」
ガキさんへの目配せの後、彼女を呼び出そうとする愛ちゃん。

このまま、任せてしまいたい。そうも思った。
でも、あの微笑み。あれを見たのは、自分だけ。

「愛ちゃん、さゆみに任せて下さい」
その言葉に一番驚いたのは、さゆみ自身だったけど…



66 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:37:47.28 0

ソファに寝転がる小春ちゃんと、隙間に浅く腰掛けるさゆみ
地球上の酸素が重みを増したような、沈黙。その沈黙を破ったのは、小春ちゃんだった。

「すみません、道重さんの回復、一回体験してみたかったんです」
なんなの、それ。すごく身勝手。
それじゃまるで、さゆみの力への興味で…怪我したっていうの?
さゆみが、どんな気持ちで回復してるか。どんな気持ちでこの力を使ってるか。

「っ…!」
気付けば、小春ちゃんの上に乗って襟元を掴んで引き寄せていた。自分には到底似合わない行為。

やっぱりこの子のことなんか、全然わからない。わかりたくもない。
へらへらへら…それは許せる。でも、これだけは許せない。
命を軽がるしく扱う人間は許せない。それが自分の命でも、人のものでも。

「痛いです、道重さん。」
出来うる限り睨みつける。出来うる限り、力をこめる。

「ええと…小春、道重さんに回復してもらったら、もう少し近づけるかと思ってました」
やめとけば良かったですね。痛かったですし。ははは…
その言葉に、さゆみのなかの怒りが消えていくのがわかる。

「道重さん、私のこと嫌いなのかなって。」
あ、小春、誰かが自分をキライならキライで良かったんですよ、今まで。
でもあの時、道重さんがピンチなの見て、迷わず体が動いた。
そんな自分が嬉しかった。そしたらどうしても、試したくなった。


67 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:39:39.47 0

「道重さん、小春回復してくれるのかなって」
命、命は大事です。痛いのも負けるのもホントに嫌い。
けど、なんでだろう。どうしても、試したくなったんです。

「小春、思ってたより道重さんが好きみたいで。近付きたくて」
馬鹿なことしました。みんなに心配かけました。
道重さんにも…嫌われました。やーこんなの言い訳ですよね。ははは…

端正な顔立ちに張り付いた笑顔―どうしてそんな顔をする?
自分はこう結論付けてた、心の無い、自由人だから。けど、ホントは真逆。
心があるから、この笑顔で、心をを傷つけるものから、隠そうとした。
孤独を知らないんじゃない。痛みがわからないんじゃない。
わかるから、わかり過ぎるから、笑顔の仮面を貼り付けてた。

「アホやろ、小春ちゃん!そんな気の引き方しか、わからんの?」
「アホじゃないで…な、なんで、道重さんが泣くんですか?」

思い起こす、教育係をした数ヶ月間
ただ、自分に必死で、仮面の下の大切なものが何も見えていなかった
さゆみ、全部、小春ちゃんのせいにしてた。

「これは涙じゃない……」

頬をなぞるそれが、小春ちゃんの仮面を消せば良いと思った。
さゆみの彼女への偏見という名の棘を、そぎ落とせば良いと思った。
  
 もう一度始めさせて、小春ちゃん さゆみは、教育係失格なの



68 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:40:15.28 0

「道重さん、聞いてますかー?」
ここのパパンケーキおいしー!なんて叫ぶ彼女を上手いことあしらいながら、
さゆみはガラスに映る自分たちを見つめる

あの日から、自分は教育係をやめた。
さゆみ、そういうのやっぱ向いてないみたいだから

その代わり、ある役職を貰った
「道重さんは、小春の友達一号なんですからねー。自信もって下さいね」
結構暗い台詞なのに、彼女が言うとなんだか楽しい。
しかしなんでこんな偉そうなんだ。

「はいはい。さゆみ明日一限からだから、もう帰るね」
友達の事情は汲むべきなんだよ、小春ちゃん
教育係でなく、人生の先輩としてのアドバイス。

友達としてきっちり割り勘して店を出た。
私は先輩としておごる。小春ちゃんは社会人としておごる。
ふたつが打ち消しあったと考えても面白い。

小春もこの後撮影なんで帰ります。
何気なくそう言われて、気付かないフリをしてエールを送った

なぁんや、小春ちゃん。
撮影の合間に、さゆみがリゾナントから帰る頃を見計らって出てきたんやね



69 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:40:51.17 0

自由人のくせして、こういうところはかわいすぎる。
太ったとか、話つまんないとか、毛穴見せろだのいろいろ腹も立つんだけど、
小春ちゃんなりにさゆみに近付こうとしてくれてるんだよね

最初、近付き方を間違えて傷つけあった私達
でも、あの体験があったから、いまのさゆみたちの関係がある
教育係なんて言って、実はさゆみの方が成長した気がする

相変わらず小春ちゃんは何考えてるのかわからない。
最初より、もっと酷い部分もある。
でもそれでもいい。
繋がりたい、その気持ちがあるのはわかってて
その気持ちだけで、自分たちは繋がってるって確信できる。
何度だって、やり直せるんだ。


見えなくなった小春ちゃんの背中を
仲間のいる月に託して、
私はやっと帰路についた。


その距離がいくら離れても、私達は繋がっている。
何よりも強く。



70 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:42:15.46 0

以上>>63-69です。落ちたショックで急いで書きました←

まとめちゃんへ
分類はさゆこはでお願いします。
[Ai-Sayu](9)922 とリンクさせて頂ければ幸いです。
いつもありがとうございます

>>48これ自分です
みなさん回答ありがとうございました。参考になりました!
どんくらいなら高くして良いかなーと思いまして、
書く前にみなさんのイメージを聞いてみようと。
もう少し考えてみます。ありがとうございました。

71 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:44:29.20 0
あ、おそろしい間違いが…
>>47ですね すいませんすいません

72 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 02:50:07.99 0
( ;∀;)イイハナシダナー

73 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 03:38:35.83 0
ホゼナンターのホ

74 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 04:43:35.44 0


          / ,-、ヽ
      ⊂ニニニニニニニニニニ⊃
      ,|   ホゼナント  |、
      i |  (●)   (●) iノ
      ゙、_ ''''  r‐、 ''''  _ノ
       /ミi''ー-{ 0 j─''iヽ
       lミ{::::::_;;ニニ;;_::::}ミ|
       `(__):{___⊥__}(__ノ
         iー--r┬---i
        (___:ノ ヽ:___)




75 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 05:56:13.12 0
ロビーsageげんなw

76 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 06:30:48.09 0
>>70
さゆこは編読ませていただきました
さゆだけでなく小春の苦悩もちゃんと描かれていて
もう一回読んだときは小春のほうにも感情移入しちゃいました

リアルタイムの関係もうまく作品に反映させるって結構難しいと思うのですが
そこらへんはさすがですね

月に仲間がいるって表現可愛いです(*´Д`)


れいなにも促進の力を・・・あ、ガキさんにも効くかなw

77 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 08:09:28.93 O
>>70
すぐにこういう話を思い付いて書き上げることができるなんてびっくりです
リゾナンターにおける小春の人付き合いの下手さというか、そういうものが見れた気がします
またこの二人のコンビは見てみたいですね

78 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 09:21:08.86 0


79 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 10:36:57.06 0
ホゼナント

80 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 11:21:24.34 0
ちょっと能力の参考にしたいんですが、リーダーの戦闘描写ってどんなのがあったっけ
テンプレ見たけどフォトンマニュピレートの使い方がよくわからん

81 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 11:39:36.06 O
フォトンマニピュレートの能力に関しては[Ai-Gaki](3)750『光放つ、原罪』に登場します
瞬間移動使った戦闘の作品もいくつかありましたね
まあでも最後は作者さん次第じゃないでしょうか

82 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:04:56.45 0
ありがとうございます
なるほど光の矢か

瞬間移動はまぁ最大の特長なんでわかりやすいんですが、いかんせん能力者相手に
戦うには何か攻撃能力がないとやりづらい

83 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:26:20.70 0
>>70
人物の捉え方がうまいなぁ、と思いながらいつも読んでます
内面を深く掘り下げながら、リアルと自然にリンクしている所がすごいです
淡々としたさゆの一人称にもすごく引き込まれました

84 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:43:25.61 0
結局新たに能力でっち上げた感

ということでいつぞやの続きを投下します
これでもまだ終わらねぇ、、、orz

85 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:43:48.74 0

「アタシもアンタと同じだからさ。
教えてあげるよ、アタシの名前。」





86 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:44:36.72 0
やっと追い付いたあさ美によって意識を取り戻した時には既に後藤の姿はなく、
辺りはつい先刻までアサ=ヤン本部と呼ばれていた残骸だけが一面に拡がっていた。

拠点を失った組織はやがて崩壊するしかない。
安倍を連れて後藤が姿を消し、他のメンバーも連絡が取れず生死不明のまま。
後藤はさすがに非能力者の生命を奪うことまではしなかったようだが、とはいえ多くの者が
戦闘不能であり、ほとんどはそのまま戦意を喪失して組織を去っていった。
あさ美もこの哀しみをなくすための方法を探すと言って旅立った。

やがて愛が再び戦う事を決意し、敵の能力者によって猫に姿を変えられたM。の指令との再会、
れいな達との出逢いを経てリゾナンターとして復活を遂げ、そしてあさ美の裏切りを知るのは、
それからさら数年の時間を必要としたのである。


87 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:45:04.26 0
「さ、そろそろ帰らないとガキさん来るって言ってたし。」
「…待たせたらまたお説教2時間コースやね。」
気が付けば外はすっかり暗くなっていた。

れいなは今聞いた話に正直なところ軽くショックを受けてはいた。
が、それ以上にその決して楽しくない、もしかしたら思い出すのも辛いかもしれない事を
自分に話してくれたことが嬉しく、それだけに話させてしまった事を少し後悔もしている。
そんなれいなを愛は気遣ってか、そこからの会話はもっぱら今の仲間と店の話題であった。

喫茶店を出て駅に着いたところで、急に愛が立ち止まって言った。
「いかん、さっきの店に忘れ物した。」
「えー?」
「ごめんれいな先帰ってて。」「いいよ探しに行くんならあたしも一緒に。」
「や、ガキさん来ちゃうといかんからさ。先帰って鍵開けといて。」
「もぉー、しょうがないなー。」
ふくれっつらをして改札口に向かうれいなを見送り、愛はさっき出てきた店へと走り出す。

が、すぐの角を曲がったところで足を止め、脇の路地に入って立ち止まった。
ふと見上げると空には満月がまるであの時のように赤味を帯びて光っている。

そのまま誰に向くともなく話しかける。
「で、何の用ですか。」
「やっぱり分かっちゃったか。さすがだね。」

背後の闇の中から一人の女が姿を現した。
振り返った愛の前に月明かりが女の顔を照らす。

「―――ずいぶんお久しぶりですね。後藤さん。」



88 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:46:26.84 0
あの時のように月光を受けてそこに立っているのは、かつて愛が先輩として慕い、
そして敵として袂を分かった後藤真希。

「何しに来たんですか。」
語気を強めて問いかける。
「久しぶりだってのに冷たいねぇこの子は。」
「――白々しい。」
数年の溝も敵対した事実もまるでなかったかのように話す後藤に愛は怒りを覚える。
この人のせいで、あたしらは、みんなは、、。
あさ美の裏切りも里沙の苦悩もなかった筈。そう思うと感情を抑える事は出来なかった。
「貴様が――!!」
瞬時に歩を詰め、至近距離から殴り掛かる。
もとより当たるはずもなくかわされる拳。先ほどまで立っていた場所には最早後藤はおらず、
「そこ!」
気配を背中で感じた愛は振り返らずに後ろ回し蹴りを放つ。
「やるねぇ。あの頃よりは腕を上げたかな。」
涼しげな顔をして後藤が言う。もちろん蹴りは当たらいない。
「お世辞なんか!」
体術では所詮敵わないと理解して無数の光の矢を放つ。
これなら当たるか、そう期待した瞬間しかし後藤は衝撃波を放って地面を砕き、
巻き上がった土煙とアスファルトの破片で光は霧消する。

当然のようにここまでも愛は後藤の思考を読みながら戦っている。
しかし相変わらず思考は読めない。
否、これだけの動きを何も考えずに天性の勘だけでやるのが彼女の恐ろしさである。
後藤はさらに自分にもぶつかりかねない破片を避けるべく跳び、そして――――。



89 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:47:01.19 0
「危ないなぁ。こんな狭いところで。」
背中には仄青く光る蝙蝠の翼。
あの時は象っているだけだったオーラが今でははっきりと視覚化されていた。
その翼を広げ、宙に「――浮いてる?」
「何を驚くことがあるかな。念動力で自分の身体持ち上げればいいだけじゃん。」
事も無げに言う――、と愛は思った。
ジュンジュンほどの力があればいざ知らず、自分の力では一瞬でも浮ければいい方。
それすらおそらくかなりの体力と精神力を消耗する。
それを涼しい顔をしてやってのける後藤に改めて驚愕した。

一瞬の沈黙の後、やがて先に後藤が口を開いた。

「さっきの子、田中ちゃんって言ったっけ?」
「!?」
しまった。
と愛は思った。もしかすると一人で帰したのは失敗だったかもしれない。
自分達を分断して個別に倒す作戦だとしたら、、。

「あ、別に今どうこうしようってんじゃないから安心して。」
咄嗟に曇った表情を読んだかのごとく彼女は言う。
「アタシ以外に気配がないのはわかってるっしょ。
第一ウチの戦闘員程度じゃあっという間にやられて終わりだしね。」
仮にも味方に対する評価がそれなのかと思うくらい軽く言い放つ。



90 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:47:47.93 0
「やーほら、あの田中博士の娘だって言うじゃない。どんな子か興味があってね。」「!!」
それに、、、と言いかけてやめたのは既に愛の耳には入っていない。
「───どうしてそれを、、。」
「紺ちゃん、じゃないやDr.マルシェに聞いたよ。」「!!」
あさ美、─今の名前はDr.マルシェ─はその事は組織に報告していないはず。
いやむしろ報告していたらマルシェの研究自体が組織から反逆と取られ消去されかねない。
愛の表情が一瞬曇ったのに気付いたのか後藤はいつもの笑みを浮かべる。
「ははっ。変な関係だね。敵なのに心配してるって。」
「そんなんじゃ、、。」
「安心しなよ。別に組織の連中にはわざわざ言うつもりはないし。
それにあの子の研究自体、能力の消去とかはあたしにはどうでもいい。
他の能力者がどうなろうと知ったこっちゃないからさ。あぁ、でも、、」
ふと独り言のように呟く。

「そうなって強い奴がいなくなると、ちょっと困るな。」
「どういう事ですか。」
「敵に対して敬語?相変わらず真面目だね。」
「茶化さんで!」
「はっ。いやさ、せっかくこうやって強い相手と戦えるんだもの。
そう簡単にいなくなっちゃったら勿体ないじゃん。」
「そんな事!それじゃ、、。」
「そうだよ。そのためにあたしはこっちに来たんだ。」
「そのためって、、そんな事のためにあの時───!!」
怒りと共に放った光の矢を自身の念動波で打ち消し、静かな声で後藤は語る。

「戦う事、あたしはそのために生きてる。何故なら、、。」

『戦うために生きる』その言葉にふとおぼろげな記憶とともに背筋に嫌な感触が走り、
愛は距離を保ったまま攻撃を止める。

「アタシもアンタと同じだからさ。愛ちゃん、いや、i914、、。」「・・・」


91 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:48:15.35 0

「教えてあげるよ、アタシの名前。」「名前?」

今さら何を言い出すのか、訝る愛を見据え、後藤の口がゆっくりと動く。




「―――g923。それがアタシの本当の名前。」

「まさか!!」
「そう。アンタの2つ前のタイプの実験体23番目。それがアタシ。」





                                  (つづく)


92 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 12:49:19.05 0
>>85-91

[MM。](8)913の続きです


93 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 13:59:59.29 0


94 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 14:07:44.46 O
エエエエ続くの?(´Д `;)

95 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 14:09:16.27 0
>>92
気になるところで続く…w
続き楽しみにしております

96 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 14:17:11.26 0
川o・-・)<その新しい垣根は平坦ですね

97 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 14:29:31.41 0
>敵の能力者によって猫に姿を変えられたM。

これ知らなかった

98 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 14:31:51.86 O
>>97
世界は作者さんそれぞれだから

99 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 14:36:53.18 0
まとめる能力がないのと出来たところから上げてるせいで予想以上に長くなってるorz
そろそろ終わらないといい加減飽きられてきているのでは

>>97
「敵の能力者によって猫に姿を変えられたM。 の指令」です
まぁ猫ボスの過去は明確に語られてはいないけど姿を変えられた設定はあったと思う

「。」の弊害がw

100 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 14:42:01.81 0
>>98>>99
端折り過ぎたのがまずかったか
そこが面白いって意味ですw

101 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 15:41:10.63 0
ほぜーん

102 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 16:36:35.16 O
川*’ー’)ノ<リゾナンターが好きかぁぁ?!

103 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 17:22:40.44 0
愛ちゃんが好きだぁぁぁぁぁぁぁあぁ

104 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 18:07:06.83 0
>>55ですが22時くらいに1本投下します
ないやいの本編の[Koha-Mitsu](3)888 『守るべきモノ 前編−無垢な温もり−』以降を斜め読みしながら
お待ち下さい

105 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 19:11:12.36 0
1時間で500下がり

106 :まとめちゃんヽ( ゚∀。)ノ:2008/07/08(火) 19:13:55.21 0
今日はこまめに保守レスも入れた方がいいかもしらんね
いや今日だけじゃなくしばらくは

107 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 19:19:25.97 0
PC規制中で保守がままならない
お助けを

108 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 19:20:57.54 0
>>104
前編をじっくり読んで待ってます

109 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 19:48:02.85 0
0時回りが特に危険な予感

110 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 19:48:47.75 O
こえぇっ
ぷっすまの時間も注意しよw

111 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 20:06:56.29 O
川*’ー’)<リ
||c| ・e・)|<ゾ
ノノ*^ー^)<ナ
从*・ 。.・)<ン
从*´ ヮ`)<と?
リo´ゥ`リ<ブ
川=´┴`)<ル
川´・_o・)<ウゥゥゥ〜
川*^A^)<今日は落ちるの早いダ!


112 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 20:23:05.07 0
まさかそのネタが出張するとはw

113 :名無し募集中。。。 :2008/07/08(火) 21:00:48.68 0
     ノハヽo∈
     (・ 。.・*从 マターリ
    (^(^)__人)

114 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 21:23:30.16 0
ホゼナンターマターリ

115 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 21:49:40.86 O
もうすぐ22時

116 :名無し募集中。。。 :2008/07/08(火) 21:54:18.27 0
+   +
∋oノハヽ  +
 从*・ 。.・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +

117 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 21:57:10.19 0
22時前ですので注意書き投下します
注意事項は下記の通り

・短い(前編その1
・こんなのれいなじゃないやい
・若干鬱展開

以上となりますしばしお付き合いください

118 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:00:07.49 0
ジュンジュンとリンリンが意識不明の重傷を負わされた事件から3日経った。
さゆみの治癒能力のおかげで、傷自体は塞がったものの。
ジュンジュンとリンリンの意識は戻らない。

手が空いた人間が交代して様子を見に行くから、2人はいつもの通りリゾナントを通常営業してて。
そう言った里沙の瞳の鋭さに、愛もれいなも何も言えなかった。
里沙が怒ったところを見たことがないわけではない。
だが、今の里沙の怒りようは今までにない感じであった。

愛とれいなはいつも通り、リゾナントの営業を続ける。
合間合間に他の皆が来ては様子を知らせてくれるのだが、未だに意識の戻らない2人を思うと
普通に仕事をしながらでも胸がキリキリと痛んだ。

―――それでも、時間は流れていく。


119 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:01:12.58 0
閉店間際のリゾナントに、里沙が現れた。
里沙の顔色が優れないところを見て、今日も2人の意識は戻らなかったのかとれいなは思う。
案の定、今日も意識が戻らなかったと言う里沙の瞳は翳っていた。

そんな里沙に、愛はそっとコーヒーの入ったカップを差し出す。
お客さんがいないリゾナントはとても静かで、何故か気分が暗くなってくる。
各テーブルを拭いて回りながら、れいなは愛と里沙の会話に聞き耳を立てた。


「肉体的なダメージはもう完全回復してる、だけど…
未だに意識が戻らないのは精神にも大きなダメージを負っている可能性が高いの。
自然に起きるまで待つっていうのも考えたけど、いつまた襲撃があるか分からない状態で
2人も戦闘系能力者が戦線離脱してるのはキツいから、今度私が意識に潜り込んで
呼び起こせないか試してくる」

「確かに今の状態で何かあったらかなりキツいわ。
だけど、そんなことが可能なの?」

「起こすことは出来ると思ってるけど。ただ、正直…精神のケアまでは
あたしの能力じゃ出来ない。起こした後は、皆で何とかするしかないかな」

「うん…頑張ろう、里沙ちゃん。
れいなも、ね」


120 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:01:22.13 0
川*’ー’)<リゾマンコブルー

121 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:02:23.97 0
テーブルを拭く手が止まっていたことに気付いていた愛は、れいなに話を振る。
頷きながら、愛には敵わないなとれいなは苦笑いした。
再度、テーブルを拭き始めるれいな。

また店内は静かになった。
だが、その沈黙はもうれいなの気分を落ち込ませるようなものではない。
戻らない2人の意識は、里沙が何とかして呼び戻してくれる。
それが分かった以上、落ち込む必要はもうないのだ。

二十歳になったというのに、バナナの1本で小春と喧嘩寸前になるジュンジュン。
だけど、ジュンジュンは優しい心の持ち主であることをれいなは知っている。
頼まれた物の買い出しに行って、荷物が多すぎて1人じゃ持って帰るのが辛かった時。

れいなのこれ、1人で持って帰るとかキツいとと言う心の声が聞こえたのか。
颯爽と現れたジュンジュンが、荷物を半分持ってくれたのだ。
ありがとうと言ったれいなに、リゾナントに行くついでだから気にしないでいいですよと
言って微笑んでくれたジュンジュン。

122 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:03:22.66 0
お笑い芸人の真似をしたりして、皆をいつも笑わせてくれるリンリン。
似ていない物真似もあったりするけど、それでも何だか笑ってしまうのは。
リンリンの気遣いが胸を温かくしてくれるからだと、れいなは思っている。

以前、些細なことから場の空気が悪くなってしまったことがあった。
誰も何も言えない状況の中、リンリンは突如エアーロデオを披露する。
突然のことに皆固まったものの、その動きの愉快さに皆一斉に吹き出した。
動きの愉快さもだが、それ以上にリンリンの気遣いが暗い空気を払拭してくれた。

2人とも、とても優しい心の持ち主で。
その2人を激しく傷つけたダークネスに対して、今まで以上に怒りがこみ上げる。
もし、自分がダークネスの襲撃にあったら。

―――その時は、ただでは済まさない。

拳をキツく握りしめ、れいなは虚空を睨み付ける。

123 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:04:22.11 0
「あ、電話だ…。じゃ、愛ちゃん、そういうことで。
田中っち、あんま思い詰めると空回りしちゃうから気をつけてね」


そう言って、里沙はバッグを手に取って店を出て行く。
里沙の言葉に苦笑しながら、れいなは里沙のいたカウンター席へ歩み寄り後片付けを始めようとした。
―――れいなの視界に入ってきたのは、シンプルな鍵。
手にとって、れいなは愛に声をかける。

「愛ちゃん、これ、ガキさんが忘れていったと」

「何の鍵やろ。…家の鍵だったりすると里沙ちゃん大変やね。
れいな、悪いけど里沙ちゃん追いかけて渡してきてくれる?」


その言葉に頷いて、れいなは駆け足で店を飛び出していく。
里沙の家はリゾナントからかなり離れているので、里沙はリゾナントへの行き帰りはタクシーを利用しているのだ。
早く捕まえないと、里沙は鍵を忘れたことに気付かずにタクシーで帰ってしまう。

124 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:05:25.27 0
ダッシュでタクシーが捕まえられる大通りへと向かうれいな。
程なく里沙の後ろ姿が見えて、声をかけようと思ったが。
里沙は立ち止まって、誰かと携帯で話をしているようだ。

電話が終わってから声をかけようと、れいなは里沙から5メートルくらい離れたところに立つ。
すぐに会話が終わってくれるといいけど、と思いながられいなは手持ちぶさたに辺りを見回した。


「…それがあなたの仕事だとは分かっています、ですが、今回のはやり過ぎです。
あそこまでやらなくても、あなたの仕事は充分完遂できるでしょう?」


風に乗って聞こえてきた里沙の声に、れいなの思考が一瞬固まる。
何だ、里沙は何を言っているというのだ?
仕事の話にしては、里沙の怒りようは尋常ではない。


「次の調査をいつ行うつもりか知りませんが、次はやり過ぎないようにしてください。
お願いします。では、また」


携帯を切る仕草が見えて、れいなの思考は再び動き出す。
とりあえず、電話が終わったみたいだから声をかけないと。
そう思うのに、なかなか声をかけれないのは。

―――里沙から放たれる、怒りの雰囲気。

125 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:06:12.23 0
視線を感じたのか、里沙はれいなの方を振り返る。
れいなを見て、里沙の顔から鋭さが消えた。
いつもの里沙の顔に、れいなはようやく里沙に声をかける。


「ガキさん、これ忘れていったとー。
家の鍵とかだと、ガキさん困るっちゃろ?」

「ありがと、田中っち。
…電話終わるまで待っててくれたんだよね、ごめんね」

「気にしなくてよかと。それより、ガキさんこそ大丈夫?
何かすごい怒ってたけど」

「あぁ、ちょっと仕事のことでね。
それよか、田中っち、早く帰らないと愛ちゃん心配するよ」

126 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:07:13.16 0
里沙の言葉に、れいなは里沙に鍵を手渡す。
鍵を受け取った里沙は、じゃ、おやすみと言って大通りの方へと歩き出した。

その後ろ姿を見ながら、れいなは心が震えないように歯を食いしばる。
あの会話は絶対、仕事の会話なんかじゃない。
ものすごく嫌な予感がする。

里沙が立ち去った後も、れいなはその場に立ちつくす。
この嫌な予感が裏切られればいいのにと願うれいなの心の声は、誰にも届かない。


―――少しずつ皆で築き上げてきた絆は、確実に綻び始めていた。


127 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:08:01.18 0
>>118-126
更新は以上になります

128 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:27:46.26 0
更新乙
緊張の展開になってきましたなぁ…

129 :名無し募集中。。。 :2008/07/08(火) 22:29:22.45 0
うおおおおお
続きを読ませろおおおおおお

130 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:41:44.14 0
更新乙です
この続きを読む為にも、スレの保全は入念にしなければw

131 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 23:03:48.95 O
乙です

132 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 23:15:31.95 0
ふむ自分も頑張らねば

133 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 23:29:06.57 0
里沙ちゃんのおっぱいも頑張ってます!!
http://tv2ch.net/3/jlab-tv/s/80802.jpg

134 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 23:53:19.44 O
里沙ちゃんおっぱいネタの後は細かくホゼナント

135 :名無し募集中。。。:2008/07/09(水) 00:22:55.88 O
おっぱいにリゾナント

136 :名無し募集中。。。:2008/07/09(水) 00:41:56.38 0
ガキさんのニーソがよかったです
ニーソナント

137 :名無し募集中。。。:2008/07/09(水) 00:43:18.74 O
リゾナントライトグリーンをホゼナントゥ

138 :名無し募集中。。。:2008/07/09(水) 00:49:31.96 0
関西ではいままさにニーソナント

( ・e・)<時間差があるのだ

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