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リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第11話

1 :名無し募集中。。。:2008/07/07(月) 21:11:51.19 0
<一体、何処に行くって言うんだ
   _, ,_
川*’ー’)<<胸の高鳴る方へ

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テンプレ>>2-17ぐらいまで

117 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 21:57:10.19 0
22時前ですので注意書き投下します
注意事項は下記の通り

・短い(前編その1
・こんなのれいなじゃないやい
・若干鬱展開

以上となりますしばしお付き合いください

118 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:00:07.49 0
ジュンジュンとリンリンが意識不明の重傷を負わされた事件から3日経った。
さゆみの治癒能力のおかげで、傷自体は塞がったものの。
ジュンジュンとリンリンの意識は戻らない。

手が空いた人間が交代して様子を見に行くから、2人はいつもの通りリゾナントを通常営業してて。
そう言った里沙の瞳の鋭さに、愛もれいなも何も言えなかった。
里沙が怒ったところを見たことがないわけではない。
だが、今の里沙の怒りようは今までにない感じであった。

愛とれいなはいつも通り、リゾナントの営業を続ける。
合間合間に他の皆が来ては様子を知らせてくれるのだが、未だに意識の戻らない2人を思うと
普通に仕事をしながらでも胸がキリキリと痛んだ。

―――それでも、時間は流れていく。


119 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:01:12.58 0
閉店間際のリゾナントに、里沙が現れた。
里沙の顔色が優れないところを見て、今日も2人の意識は戻らなかったのかとれいなは思う。
案の定、今日も意識が戻らなかったと言う里沙の瞳は翳っていた。

そんな里沙に、愛はそっとコーヒーの入ったカップを差し出す。
お客さんがいないリゾナントはとても静かで、何故か気分が暗くなってくる。
各テーブルを拭いて回りながら、れいなは愛と里沙の会話に聞き耳を立てた。


「肉体的なダメージはもう完全回復してる、だけど…
未だに意識が戻らないのは精神にも大きなダメージを負っている可能性が高いの。
自然に起きるまで待つっていうのも考えたけど、いつまた襲撃があるか分からない状態で
2人も戦闘系能力者が戦線離脱してるのはキツいから、今度私が意識に潜り込んで
呼び起こせないか試してくる」

「確かに今の状態で何かあったらかなりキツいわ。
だけど、そんなことが可能なの?」

「起こすことは出来ると思ってるけど。ただ、正直…精神のケアまでは
あたしの能力じゃ出来ない。起こした後は、皆で何とかするしかないかな」

「うん…頑張ろう、里沙ちゃん。
れいなも、ね」


120 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:01:22.13 0
川*’ー’)<リゾマンコブルー

121 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:02:23.97 0
テーブルを拭く手が止まっていたことに気付いていた愛は、れいなに話を振る。
頷きながら、愛には敵わないなとれいなは苦笑いした。
再度、テーブルを拭き始めるれいな。

また店内は静かになった。
だが、その沈黙はもうれいなの気分を落ち込ませるようなものではない。
戻らない2人の意識は、里沙が何とかして呼び戻してくれる。
それが分かった以上、落ち込む必要はもうないのだ。

二十歳になったというのに、バナナの1本で小春と喧嘩寸前になるジュンジュン。
だけど、ジュンジュンは優しい心の持ち主であることをれいなは知っている。
頼まれた物の買い出しに行って、荷物が多すぎて1人じゃ持って帰るのが辛かった時。

れいなのこれ、1人で持って帰るとかキツいとと言う心の声が聞こえたのか。
颯爽と現れたジュンジュンが、荷物を半分持ってくれたのだ。
ありがとうと言ったれいなに、リゾナントに行くついでだから気にしないでいいですよと
言って微笑んでくれたジュンジュン。

122 :名無し募集中。。。:2008/07/08(火) 22:03:22.66 0
お笑い芸人の真似をしたりして、皆をいつも笑わせてくれるリンリン。
似ていない物真似もあったりするけど、それでも何だか笑ってしまうのは。
リンリンの気遣いが胸を温かくしてくれるからだと、れいなは思っている。

以前、些細なことから場の空気が悪くなってしまったことがあった。
誰も何も言えない状況の中、リンリンは突如エアーロデオを披露する。
突然のことに皆固まったものの、その動きの愉快さに皆一斉に吹き出した。
動きの愉快さもだが、それ以上にリンリンの気遣いが暗い空気を払拭してくれた。

2人とも、とても優しい心の持ち主で。
その2人を激しく傷つけたダークネスに対して、今まで以上に怒りがこみ上げる。
もし、自分がダークネスの襲撃にあったら。

―――その時は、ただでは済まさない。

拳をキツく握りしめ、れいなは虚空を睨み付ける。

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